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すごい噂。
"リコーはペンタックスKマウントベースのコンパクトカメラに取り組んでいる。Kマウントそのものなのか、マイクロフォーサーズアプローチで、Kマウントと同じ直径を維持したままフランジバックを短くし、アダプターを介して今までのKマウントレンズを使えるようにすると同時に「マイクロKマウント」という新たなシリーズを導入するというやり方なのかは不明。上市時期は年末年始あたり。"(この噂のソース)
やはり。
リコーがレンズ交換式コンパクトカメラを開発してるという噂は、「GR DITIGAL III」のガセ情報ではなく、新シリーズ導入の話だったようだ。しかも、ペンタックスKマウントときた。ペンタックスレンズを揃える身としては、かなりグラッとくる。もう、しばらく新しいカメラに関しては物欲が忍び込む隙間はないだろう、とタカくくっていたところに、ズドンと直球を投げ込まれた感じだ。(「何言ってんだか...」)
そもそもPENTAXは超薄型のレンズを揃えているのだから、このレンズの小ささを生かすことができるレンズ交換式コンパクトカメラを開発すべきだと期待していた。その期待にリコーが応えてくれるとは思わなかったなあ。とても楽しみだ。あとはどこまで「コンパクト」になるか、純粋にKマウントであってくれるのかが気になるところ。リコーパーソナルマルチメディアカンパニーの湯浅一弘プレジデントは、GR DIGITAL IIIの発表会で、レンズ交換式デジタルカメラについて触れており、「リコーの考えるコンパクトカメラの範疇であるGRやGXシリーズ程度の大きさにまとまり、かつ画質や操作性も成立するなら将来の方向性としては否定しない」とし、気軽に持ち運べるGRのような姿になるならば、より大きなイメージセンサーの搭載の可能性もあるとした。つまりここからわかることは、リコーが「GRなみの小ささであること」を何より大切に考えているということだ。すばらしい。
しかし、Kマウントのフランジバック(レンズマウント面から撮像素子までの距離)は45.46mm。つまり、純粋なKマウントではカメラボディの厚みは45.46mmより厚くなることとなる。あるいはレンズをつけたまま、撮影時にせり出す方式にする必要がある。なくはないけど、無理がある。するとやっぱりマイクロフォーサーズのようなアプローチなのかな。
□ Pentax-DA 2.8 40mm Limitedをキャップ付きでGRDIIIにのせてみた
さて、ここからはまったくの憶測。
PENTAXを買収したHOYAの鈴木CEOが先月ロイターの記者に語ったところによれば、「PENTAXのデジタルカメラ事業が単独で進めていくのに十分な規模を有しているいるとは思えない。長期的には他社とのなんらかの提携が必要になる(ニュースソース)」とずいぶんと率直なコメントを出していた。
二年前にPENTAXとHOYAの合併報道が出たときには、カメラ事業がサムソンに身売りされるのではないかと思ったりしたのだけれど、それに加え、リコーとのなんらかの提携もありうるのだろうか。たとえば、PENTAXのコンパクトカメラ事業。自社で開発を続けるのに十分な販売規模だろうか。レンズ等各種モジュールをRICOHに供給して、カメラは自社開発・生産せずリコーからOEM供給を受けるということはないだろうか。あるいは、今回噂となっているレンズ交換式コンパクトカメラも、RICOHからPENTAXにOEM提供し、PENTAXブランドのものも登場することだって十分ありえるのだけど、そういう関係にあるのだろうか。
まあ、新しいカメラも楽しみだけれど、事業の動向もたいへん気になるところ。
【追記】 結局、Kマウントというのはガセでしたね。
□ ペンタックスの薄型レンズ