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□ まぐろのメンチカツ
六本木の割烹料理屋さんに、閉店間際に無理やり入れてもらった。「もう料理の用意が無くなってしまい、賄い料理みたいなものしか出せないんだけど」と言って出してくれたのがまぐろのメンチカツ。ウスターソースをつけたメンチカツをウィスキーの水割りを飲みながら食べた。軽くておいしいメンチで、見るといろんな野菜が細かく刻みこまれている。なるべく無駄を出さずにおいしさにも妥協しない賄い料理の真骨頂だ。
賄い料理といえば...
小学生のころ、従兄のヒロユキが「すごいメニューを編み出した!」というので作ってもらったところ、普通に玉子かけご飯をつくってから、それを熱したフライパンで焼き始めてオムライスのようなものに仕上げた。誇らしげな顔をしていた。
それから月日が流れること何十年、銀座の煉瓦亭で元祖オムライスをメニューに載せることにしたという記事を目にした。これは明治の時代に煉瓦亭の賄い料理だったライスオムレツというもので、ごはんに具と玉子を混ぜて焼いたものだという。それが昔ヒロユキが作ってくれたものとほとんど同じだったと知って、可笑しかったという思い出。