June 30, 2009

大塚 なべ家

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□ 郡上八幡の天然鮎

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□ 玲瓏(こおり)豆腐


会社のOBの方に南大塚の「なべ家」で鮎をご馳走になった。郡上八幡の小ぶりの天然鮎は、本当においしかったぁ。「なべ家」のご主人は江戸料理の研究家でもあり、味噌汁の上澄みに茄子のすり流したものや、デザートに供された玲瓏(こおり)豆腐などは、まったくもって初めての体験。この玲瓏(こおり)豆腐は1782年に刊行された豆腐料理の調理法を載せた「豆腐百珍」58番目のメニューなのだそうだ。どうよ、この涼やかな豆腐の姿。もう完全にアートだ。


[なべ家]
豊島区南大塚1-51-14 MAP
TEL:03-3941-2868


ところで、この「なべ家」のある辺り、なんだかいい感じで街の雰囲気がちょっと妖しい。OBの方に聞くところによると、「この辺りはいわゆる三業地(さんぎょうち)というやつでね」と説明されたが、なんだ三業地? Wikipediaによると芸妓置屋、待合、料亭の営業が許可される区域を指す行政用語となっていて、花街とほぼ同義とされる。じゃあ、置屋って何、待合って何、見番ってなに?と調べていくうちに、ようやく花街のシクミがおぼろげにわかってきた。


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□ こち

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□ 焚き合わせ

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□ 鮎雑炊 幸せな味

赤坂 栄林

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□ 五目冷やし中華 ごまだれ

ランチで「栄林(えいりん)」へ。入り口に「五目冷やし中華 ごまだれ 醤油だれ」の貼紙があって、すっかり頭の中がごまだれでいっぱいに。迷わず注文。蒸し鶏、きゅうり、椎茸、ハム、錦糸卵、焼牛、クラゲ、海老、トマトで飾られて、とってもキレイ。この盛り方は揚子江菜館オリジナルの富士山盛りか。

[栄林 (えいりん)]
港区赤坂3-16-2 MAP
TEL:03-3583-0171

June 29, 2009

森下 みの家

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□ ヒレとロースの相盛り 桜肉の下は白滝、千住ねぎ、お麩

昨年5月にどじょうを食べたメンバーで、暮れの鯰(なまず)を経て、今年は森下「みの家」の桜肉で再会となった。こんな言い方するとほんとうにジジくさくなって好きじゃないんだけれど、若い人の食いっぷりは凄いねー。馬一頭は食べたね。見ているだけで太ってしまった。「みの家」は創業明治30年、現在の建物は昭和29年に建てられたもの。天井の高い木造建築の中に、鍋卓は機能的に配され、入り口から奥まで一続きのステンレス製という斬新さ。桜鍋の方は八丁味噌と甘味噌を合わせた味噌だれと醤油ベースの割り下でサッと煮て、玉子につけていただくすき焼き風。たまにはこういう濃い味もウマい。

[桜なべ みの家 本店]
江東区森下2-19-9 MAP
TEL:03-3631-8298(バニクヤ)

 
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June 27, 2009

練馬 田吾作寿司

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□ アンキモと奈良漬のレタス巻き

久々に土曜の夜に家族がそろったので、ちょっと遠出して練馬の「田吾作寿司」で夕食。ときどき創作的な品が登場して、飽きさせない。帰りには太巻きのお土産までいただき、結局次の日の朝ごはん、昼ごはんまで田吾作三昧となった。

[田吾作寿司 (たごさくすし)]
練馬区豊玉中2-22 MAP
TEL:03-3994-9650

June 25, 2009

神泉 萬安

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□ 鮪の甲焼き

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□ トイレ キョロキョロしていてはいけない

なんとなく4人で季節ごとに日本酒を飲む定例会のようになりつつある。店選びも当番制に。今回は仕事も身体も巨匠の推薦で、円山町の「萬安 (まんやす)」。暖簾をくぐった瞬間からなんとも鄙びた世界が広がる、三代続く居酒屋だ。鮪の甲焼きや魚卵のホイル焼きなどつつきながら田酒を飲んでいるうちにかなり酔ってしまった。どうもこの4人の中では自分が一番酒に弱いようだ。次回の当番は順番からいって私。

[萬安 (まんやす)]
渋谷区円山町6-11
TEL:03-3461-2611

June 20, 2009

ミニチュア動画(4)

あと一件だけ、ミニチュア動画もどきの習作第四弾。これも戸田橋の上からの撮影。すごく気持ちよさそうだけど、沈(チン)してしこたま荒川の水をダイレクトに飲み込むことを考えるとちょっとコワイ。


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ミニチュア動画(3)

ミニチュア動画もどきの習作第三弾は戸田橋の上から撮影した野球場。このぐらいの俯瞰が一番ミニチュア感が高そう。また彩度を上げると芝生やユニフォームがウソっぽい色になってくれる。


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新高島平 あぺたいと

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□ 焼きそば(小) + 玉子

歩いたー! 戸田橋を渡って埼玉県に入り、写真撮りながら戸田漕艇場を端から端まで歩き、笹目橋を渡って再び東京都に戻って新高島平までたどり着いた。炎天下を4時間。新高島平まで歩き続けたのは、そこに着けば焼きそば専門店「あぺたいと」があるから。到着するなり冷たい水を3杯立て続けに飲み、おしぼりで顔を入念におやじ拭き。

「あぺたいと」の焼きそばのルーツは大分の日田の焼きそばらしい。自家製麺を茹で上げ、そのまま鉄板の上にドサッと置き、じっくり焼く。カリッと焼けたところで、ひっくり返してまたじっくりと焼く。そこからサラッとした自家製ソースをかけて麺をほぐし、別に炒めた中切り豚肉、雪国もやし、葱をあわせて盛られる。まさに「焼き」そばだ。たまごの黄身を絡めて食べるとまた、実にうまい。おなかペコペコだったので、もうワンサイズ上でもいけたかも。

[あぺたいと]
板橋区高島平7-12-8 MAP

June 19, 2009

赤坂 黒猫夜

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□ 牛バラ肉の土鍋炊きごはん

赤坂「黒猫夜(クロネコヨル)」でランチ。週代わりのメニュー一種類のみで、今週は牛バラ肉の土鍋炊きごはん。香り米の上にキャベツともやしが敷かれ、甘辛く煮込まれた牛バラ肉や牛蒡、春菊、豆腐などがドサッと載せられ炊き込まれている。土鍋がアツアツなので、最後まで熱い。数に限りがあるようで、12:45ごろには終了していた。


[黒猫夜 (クロネコヨル)]
港区赤坂3-9-8 篠原ビル3F MAP
TEL:03-3582-3536

ミニチュア動画

ティルトレンズを使ったアニメーション第二弾。都電を撮影した千登勢橋の横で、はしご車が地元の方々を空高く持ち上げるイベントを行っていた。 滑らかなムービーよりも、カタカタ動く方がかえってミニチュア感が増すね。


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June 18, 2009

茅場町 鳥徳

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□ B弁当

茅場町の「鳥徳」でお昼ご飯。この明治創業のお店のお弁当がAとかBとか名乗っているところがいい。いまどきのお店ならば、もっと着飾った名前をつけるところだ。そのB弁当、ごはんとおかずの二段重ねで、おかずの段は玉子焼き、焼鳥三本(正肉、つくね、砂肝+レバ)、鳥カツ。カツがとてもおいしく、焼鳥もしっかりと煙い味。そしてなによりごはんがいい! 軽く上から押さえてあるらしく、まっ平らでピカピカに輝いている。少し押さえていることで、おにぎりのような「詰まり方」に感じる。ちなみにA弁当はつくねときじ焼きのお重。


[鳥徳(とりとく)]
中央区日本橋茅場町2-5-6 MAP
TEL:03-3661-0962

June 14, 2009

ティルトレンズで動画

東京電力のCMでティルトレンズを使った動画が流れている。まるでおもちゃの街のよう。今使っている一眼レフカメラでは動画が撮影できないのだけれど、UNIQLO CALENDARのようなパラパラ漫画形式ならなんとか面白く撮影できるかもと思って試撮。(読み込みに少し時間がかかるかも)

 
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June 11, 2009

赤坂 大澤

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□ ガーリックライス オムレツ掛け

「大澤」で前回隣席のオーダーに目が釘付けになったガーリックライスオムレツ掛けを注文。ご主人が鉄板の上で油をひくことなく、牛の細切れ肉を焼き始め、ごはんを炒め、ガーリックチップをのせて半球状のクロシュを被せて蒸し焼きにした。それを盛皿にとり、次にオムレツを作り始めたのだけれど、こちらも油をひかない。このメニューは最初の牛肉から出るわずかな脂以外、まったく油をつかわないようだ。分厚い鉄板と鋭利なヘラのなせる技だ。ガーリックライスは細かく刻んだ柴漬けがアクセントになっている。オムレツは半熟のとろとろ。ケチャップをかけるところも好みだ。

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[ステーキ&ワイン 大澤]
港区赤坂7-8-1 MAP
TEL:03-3586-0310

June 10, 2009

青森の「肉」2009

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□ フォアグラとトリュフを載せた十和田市産ダチョウと七戸町産短角牛

現代青森料理とワインの店「ボワヴェール」で青森県産品の試食会。希少な食材をその特徴を生かしながら創作的に美味しい料理に仕上げていくこのイベントは、ほんとうに素晴らしい。今回のテーマは「肉」。ブルーチーズと合わせても負けない宮内庁御用達の「銀の鴨」のキッシュや赤身の旨みが深い短角牛など、実にウマイ。

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□ 五戸町産馬肉の「け」のタルタルと岩木山ねまがりたけ

「けの汁(かゆの汁)」とは野菜や山菜を米にみたてて細かく切って味噌やしょうゆで味つけした料理。このスタイルを取り入れて、馬肉の赤身、タテガミ、弘前野菜を細かく刻んでタルタルにし、アボカドのディップの上に盛り付けられ、なんとも贅沢な一品になっている。根曲がり筍も、収穫してから加熱されるまでの時間が大事。筍、トウモロコシ同様、時々刻々と劣化するとのことで、この日のために最短で運ばれてきた貴重品。

 
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□ 今別町産猪のリエットと小川原湖産鯉のリエット

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□ 奥入瀬町銀の鴨とブルーチーズキッシュ 野辺地の小株サラダ

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□ 大鰐町産あすなろ卵のロイヤルスタイル

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□ 大鰐町産青森シャモロックのエヴァンタイユ

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□ 田子町産にんにくのペペロンチーノ 奥入瀬ガーリックポークのスペアリブ

このペペロンチーノは絶品! 黒石町の汁焼きそばをイメージして、ペペロンチーノに特製出汁を加え、東北長産長芋のとろろをかけてあるのだそうだ。このにんにくの風味ととろろ芋の食感が実に相性がいい。この組み合わせはいろいろ応用できそうだ。

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□ ガトーショコラクラシック 黒にんにくのアイスクリーム添え

お腹いっぱいで会話も無くなり静かになっていたのに、デザートが出るとまた元気が出てくるから不思議だ。ガトーショコラの中に干し柿が、アイスクリームの中には黒にんにくが入っている。

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□ 格闘家のように筋肉質な川口シェフ 実は関西出身

ごちそうさまでした!

青森シリーズ ① 七子八珍
青森シリーズ ② 青森の肉
青森シリーズ ③ 青森シャモロック


[現代風青森料理とワインのお店 ボワヴェール]
港区西新橋1-13-4 B1 MAP  HP
TEL:03-5157-5800

赤坂 うずまき

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□ 豚肉と青梗菜のつゆそば

赤坂「中華 うずまき」でランチ。梅雨そばということで。

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□ 杏仁豆腐 枝豆ゼリーのせ

[中華 うずまき]
港区赤坂5-5-11 B1 MAP
TEL:03-3584-2116

June 09, 2009

アンティークモール銀座

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銀座にこんなワンダーワールドがあったとは。「アジア最大級の骨董ショッピングモール」と唄う「アンティークモール銀座」。古伊万里から刀の鍔、セルロイドの石鹸入れ、古いライカ・・・・・。ブラブラと見て歩くだけでもかなり楽しめる。

銀座 煉瓦亭

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□ ハヤシライス

3年半ぶりの銀座「煉瓦亭(れんがてい)」。114年も続いているお店なので、3年経とうが何も変わらない。やっぱりここのメンチカツはいい。木の葉の形にパリッと揚がった、噛むとサクッと音のする衣、ジュワッと流れ出す肉汁。ほぼ完璧なメンチカツだ。

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□ メンチカツ


[煉瓦亭]
中央区銀座3-5-16 MAP
TEL:03-3561-3882

 
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□ かにクリームコロッケ

June 04, 2009

赤坂 オゥ レギューム

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□ 新玉ねぎのムース 玉ねぎのマリネ 生ハム フライドオニオン

赤坂「オゥ レギューム」で会食。ほとんど野菜素材だけで組み立てられたコース。すばらしい。新玉ねぎのムース? ウーンなるほど玉ねぎだ。野菜だけでこれほどおいしく、楽しく、おなかいっぱいになれるなんて、かなり驚き。野菜素材の味が際立つように調理されながらも、誰もがおいしく感じるような味わいに仕上がっている。見た目にも絵画のように美しい。デザートもすごい。焼き茄子のジェラートだよ、ヤキナス。キワモノかと思いきや、これがまたよくできている。焼き茄子そのものの味なのに、ハーゲンダッツのシリーズにあってもおかしくない完成度の高い味わい。もう、肉や魚がなくても楽しく生きていける気がする。


[レストラン オゥ レギューム]
港区赤坂2-15-15 2F MAP
TEL:03-3582-0831

 
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□ 白いんげん豆の冷たいスープ

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□ アスパラ ホワイト グリーン ソバージュ

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□ ズッキーニのソテー

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□ メイン もう、いろいろ

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□ 焼き茄子のジェラート  茄子のコンポート 茄子チップス

赤坂 同源楼

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□ 茄子とトマトの炒めのせ和え麺

同僚がハマッているメニューに便乗。赤坂「同源楼(どうげんろう)」の「茄子とトマトの炒めのせ和え麺」。いやー、やられた。うまい。茹でた麺自体の小麦粉の香りと、麺に絡まる旨みのきいた油がなんともいえない。その上にトマトと茄子と玉子が彩りよく炒められ、どっさり載せられている。この夏のお勧めメニューだ。

[同源楼(どうげんろう)]
港区赤坂3-18-8  2F (陳麻家の上階) MAP
TEL:03-3589-0533

June 01, 2009

赤坂 大澤

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□ 煮込みハンバーグ

赤坂ランチも行くお店が固定してきてしまったので、「どこか新しいところへ行こうよ」と、同僚に案内してもらったのが、凹の鉄板を囲んだステーキ屋さん「大澤」。さんざん迷って和牛煮込みハンバーグを注文。大きくふっくらと柔らかいハンバーグで、少し酸味のきいたデミグラスソースで煮込まれている。おいしい!ご飯茶碗持って、箸でホクホクと食べる感じもいい。同僚の頼んだ和牛カレーも、ごはんに載っけてもらう。うーん、これもウマイ。隣の席ではガーリックライスのオムレツかけが鉄板の上で鮮やかな手際で作られていく。くるくると半熟状の玉子が巻き上げられて、先に炒め終わったガーリックライスの上にスッと載せられた。すばらしい!次回はあれだな。

[ステーキ&ワイン 大澤]
港区赤坂7-8-1 MAP
TEL:03-3586-0310