春節のあとであるにもかかわらず浅草は中国からの方々であふれかえっていた。浅草寺にいたるメインストリートは人が多くて近づきにくいので、わき道を通って裏側にまわり、「米久」で遅めのランチ。ここまで来ると空いている。
[米久本店 (よねきゅうほんてん)]
台東区浅草2-17-10
TEL:03-3841-6416
□ メンチカツ 超ジューシー
広尾ガーデンヒルズ前というロケーション、シックな内装でゆったりと広い店内でありながら、メンチカツやマカロニサラダからアンコウ鍋まで食べられるという「味のなかむら」で会食。ものすごく使い勝手がいい。
□ 鴨南蛮そば
[味のなかむら]
港区西麻布4-7-10 麻布笄町Aハウス
TEL:03-6434-1007
□ 山菜のしゃぶしゃぶ
某店で牡丹しゃぶ(いのししのしゃぶしゃぶ)。
「猪はちょっと苦手です」という人も、このメスの赤毛猪を食べると猪好きになるに違いない。上品でココリっとした脂身がとてもおいしくて食べ飽きることがない。猪もさることながら、たらの芽、ユキノシタ、うるいなんかも春を待つ味がしていいネ。
□ メスの赤毛猪 出汁にくぐらせわさびを添えて
□ 牡丹海老と果物、山菜の胡麻和え
□ 和三盆&さつま芋のアイスクリーム
□ ソーキそば 豚バラの軟骨がコリコリ
沖縄そばの麺は手間がかかっていて、小麦粉と木灰汁(モクアク)で捏ねた麺を数日ねかせ、麺状にカットしたものをさらに干してつくる。アルカリ剤の木灰汁があの独特の食感、風味、コシを生むのだそうだ。大山の「海人のいえ」のそばも伝統的に技法にのっとって、きちんと作られているらしい。やわらかい出汁に、いい噛みごたえを残した麺。やわらかい昆布をかじり、ソーキの軟骨をコリコリ噛むと、もうそれだけで健康なことしている感じに包まれる。
[めーばる製麺 海人のいえ 大山店]
板橋区大山東町39-2
□ 味玉龍神つけめん(並)
川越街道沿い大山にあった「龍神」がわが家の近くに移転してきた。大山にあったころは、ぶっとくて玉子のような香りがする独特な麺に濃厚な練りゴマつけ汁で、ドグマティックなつけ麺が異彩を放っていたように記憶していてたんだけれど、新店ではやや穏やかに変化していた。食べやすくなっちゃった。
□ 玉ねぎが浮かぶ練ゴマのつけ汁
[龍神 (りゅうじん)]
板橋区南常盤台1-27-4
TEL:03-3530-0740
◻︎ ブラック担々麺ランチ:飲茶3種
ニューオータニホテルで開催されていたフェアでお得なお買い物をして上機嫌なカミさんといっしょに、16階の「大観苑」で中華ランチ。ホテルで食べる担々麺は、見た目はかなり地味だったんだけれど、カルビ焼きや平貝がどっさりのった豪華なものだった。帰路はポカポカ陽気の中、上智大学横の外堀土手を散歩。
◻︎ ブラック担々麺ランチ:特製ブラック担々麺
◻︎ ブラック担々麺ランチ:ごま団子 タピオカミルク 杏仁豆腐
◻︎ 飲茶バラエティーランチ:中華風サンライズサラダ
◻︎ ブラック担々麺ランチ:点心7種盛り合わせ
◻︎ ブラック担々麺ランチ:五目焼きそば
◻︎ ブラック担々麺ランチ:杏仁プリン ミルクジェラート
◻︎ 来月には桜が満開になるであろう外堀土手
◻︎ 甘鯛 皮はパリパリ 身はしっとり 和牛の炭焼きも添えて
息子夫妻と荒木町の「ちゃわんぶ」でもろもろお祝い会。4月のカミさんの誕生会も兼ねようと試みたが、それは却下された。魚も肉もどちらも楽しめる大将の料理に、女将さんチョイスの旨い酒が次々にやってきて、ビフカツで駄目押し。
◻︎ 秋田 新政 亜麻猫特別純米
◻︎ からすみの飯蒸し
◻︎ のどぐろのみぞれ椀
◻︎ 埼玉 花陽浴 (はなあび) 美山錦48純米大吟醸無濾過生原酒
◻︎ ふきのとうをコンフィみたいにしたもの 春香る苦味
◻︎ 海老芋饅頭
◻︎ ビフカツ ウスターソースで
◻︎ ここの京揚げの味噌汁はほんとうにおいしい
◻︎ わらび粉のわらびもち
[車力門 ちゃわんぶ] 【閉店】
新宿区荒木町3-22
TEL:03-3356-1680
一晩雪やら雨やらが降り続いた朝に、通勤路の街路樹に朝日があたり、もくもくと湯気を立てている。20年以上この道を歩いていて、湯気もくもくの木に気付いたのは初めてだ。コートのポケットに手を突っ込んで歩いていたけれど、一気に体がほぐれ、気分も華やいだよ。