May 02, 2017

4本の飛航跡

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上空に前日雷雨をもたらした寒気が流れ込んでいるせいか、高高度を飛ぶ飛行機がきれいに飛行機雲を描く。ジェットエンジンから吐き出された500℃の水蒸気はマイナス50℃の冷気に冷やされて氷となって雲になる。入間基地からの帰り道に4本の飛行機雲を吐き出しながら飛ぶ機影にカメラを向けて撮影してみた。スマホのアプリ「flightradar24」を使うと、飛んでいる飛行機にスマホカメラを向けるだけで、その飛行機の情報が表示される。これは上空1万1130mを飛ぶ成田発上海行きの日本カーゴエアラインKZ615便(Boeing 747-8KZ)だ。この写真に4月30日の夕方に撮影した三日月と二重露光加工してみた。

USAF

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入間基地の滑走路上に動きがなさそうなので駅に向かって戻り始めたところ、大型の輸送機C-130が頭上を横切っていった。15分置きぐらいに次々に飛んでいく。カメラの背面モニターで写真を拡大してみると、翼にはUSAFとある。U.S. Air Force、アメリカ空軍だ。地図を見ると米軍横田基地を北に向かった飛び立ち右に旋回するとすぐに入間基地。わずか10kmぐらいしか離れていない。自衛隊の基地に来たはずなのに、撮影できたのが米軍の輸送機ばかりという結末。

 
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狭山散歩

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□ アオサギ

昨年ベランダから入間基地上空を飛ぶブルーインパルスが見えたことがあって、そんなに遠くないことに気づき、いつか入間基地のあたりを散歩してみたいなと思っていた。池袋から副都心線に乗って相互乗り入れしている西武池袋線に入り、武蔵藤沢という駅で降りる。わずか40分。

駅から基地に向かって歩き始めてまもなく茶畑が現れる。そうか住所は狭山、狭山茶だ。小川にアオサギがいたり、アメリカのトラベルトレイラーがあったりと、基地にたどりつくまでにフォトジェニックなものが次々に登場する。

一方、入間基地はというと、ゴールデンウィーク中のせいかもしれないけれど広大な敷地に伸びる滑走路には自衛隊員がジョギングしているぐらいで、何も飛来することなくとても静かだ。報道ではとても緊迫した極東情勢なのだけれど、ここは穏やか。

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□ AIRSTREAM トラベルトレイラー



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□ ムクドリ

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□ あちこちに茶畑