上弦の月を撮影。
いつも使っているカメラをPCに繋いで、PCの大画面で精密に焦点を合わせて撮影したあとに、画像処理ソフトの機械学習されたアルゴリズムを使って画像の見かけを4倍に緻密化してから拡大して切り抜いてみた。テクノロジーさまさま。どうだろう。
□ X-Pro2 + XF27mm F2.8 R WR
あまり使うことがなくなったズームレンズをメルカリにアップしてみたら、あっという間に10万円で買っていただけたので(凄いなメルカリ!)、新たに新発売の超コンパクトなレンズを購入。
この新たなレンズ(XF27mm F2.8 R WR)をこれまたあまり出番が無くなったカメラ(X-Pro2)に装着してコンパクトなお散歩カメラに仕立ててみた。さっそく試し撮り散歩。
□ 欅の根
□ 東京芸術劇場の非常階段
□ 東京芸術劇場 エスカレーター
□ 最短34cmmまでは近寄れる (我が家のたらスパ)
□ ハクセキレイ
予約してあった富士フイルムのカメラ(X-T4)が連休中に配達され、さっそく近くの公園の隅っこに蹲み込んでハクセキレイを追尾撮影。またこのカメラはスローモーションの動画が美しく撮れるようになっているので、しばらく動画に夢中。
□ ザ・ペニンシュラ東京
今使っているカメラのメーカーである富士フイルムでは、カメラやレンズを貸し出してくれるサービスを行っていて、買う前に街中に持ちだして試撮が可能だ。ありがたい。丸の内の「FUJIFILM Imaginz Plaza」にでかけて、16mm F1.4の広角レンズを借りてみた。
近距離から高いビルを仰ぎみるのはお得意として、試してみたかったのはどこまで被写体に近寄れるのか。花や食べ物にもググっと寄れる。ボケもやわらくてキレイ。カメラとのバランスも違和感なく、これは安心して買えるね。
□ ル・プチメック日比谷
□ ル・プチメック日比谷 イートイン
□ 三菱一号館
□ 鬼子母神境内の大銀杏
FUJIFILMのコンパクトカメラ「X70」を入手。
撮影距離10cmまで近づけることと、広角(換算28mm)なので、GR同様、食べ物を撮るのに使い勝手がとてもいい。暗い所にもめっぽう強いので、普段かばんの中に忍ばせて持ち歩くのはほぼこれにしようと思う。
□ 鬼子母神境内の駄菓子屋
□ FUJIFILM X-Pro2 + XF23mmF1.4 R
FUJIFILMのX-Pro2というカメラを入手。
店頭でついうっかり手にしてしまったことで、恋に火がついてしまった。
淡白なデザインに、緻密に練りこまれた機能、心を惑わすシャッター音。
フィルムからデジタルに変わったからこそ、カメラらしさとは何か...を追求し続けるFUJIFILMのことがますます好きになる。
GWはこのカメラといっしょに散歩行こう。
□ トリミング済み
富士フイルムから新発売された「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」というズームレンズで、真夜中の空に輝く月を手持ちでファーストショット。等倍で切り出してみた。ブレはもう少し抑えられそう。
「SIGMA DP2 Merrill」という新しいカメラがやってきた。
撮影後、カメラの液晶で見ているときはこんなものかと思ったものの、PCに取り込んでみてかなり驚いた。このサイトのサイズで見ていると、そのよさがなかなかわからないからもどかしい。つまり、今までのカメラで十分ということになりかねないので、ちょっと遊んでみることとした。
「つづきもどうぞ....」に等倍の切り出しを置き、また大きなサイズで見ていただくためのサイトも作ってみたので、こちらはぜひ画面いっぱい(横長)にして見てほしい。
□ この写真がどれぐらい精細に写っているかというと.......
↓
□ サイドを捨てて、縦位置だけ等倍切り出し
□ ブリーチバイパス
ようやく新しいカメラ(PENTAX K-5)を持ち出して使い始めているが、前のPENTAX K-10Dからは3世代目とあって、その進化ぶりに相当驚いている。いろんなこと試してみていろんな写真撮ってみたけれど、結局使い手の方がまったく進化していなかったという結論にいたる。いつも通りに撮っていればいいんだけれど、ついつい何かしてみたくなってしまうカメラで、そこんところが楽しいんだな。
「RICOH GXR」が発表になって、多くのブログでその感想がアップされているけれど、みな同じような反応だ。その革新性を賞賛しつつも、市場性についてはやや疑問視。今はどうかというと、少し時間が経って、みな一生懸命にこのカメラの意味や意義をポジティブに理解しようとし始めている。
自分もまったく買うことはないだろうと思っていたのに、同僚が「いいもの差し上げますよ」とGXRのパンフレットを置いていった。実物を触ってきたらしいのだが、「実物触ると、必ず欲しくなりますよ」と不吉なことをいう。余計なことをいうもんだ。
それ以来、消えかかっていた火がまためらめらと燃え上がり、銀座に出かけた際に「RING CUBE」でついに実物を手にとってみた。まず、思っていた以上に小さい。そして質感が高く、レンズユニットを着脱できるにもかかわらず、グラつくことなくしっかりとしている。マクロのオートフォーカスにはより高い精度が求められるのか、GRDIIIのような機動性はなく、ちょっとゆったりするものの、全体としてはすばらしいできだ。
うーん、困った。
この半年間、噂が絶えなかった「RICOH GXR」がついにベールを脱いだ。大きく期待していたKマウントのレンズ交換式ではなく、レンズと画像センサーがひとつのモジュールになった、レンズ&センサー交換式という他に類を見ない方式。
用意されたレンズモジュールは二種類。ひとつはGX200と同様の24-72mmのズームレンズ。もうひとつは50mmのマクロレンズで、このモジュールにはAPS-CサイズのCMOSセンサーが取り付けられているらしい。これはおもしろい。だけど、このモジュールをつけた状態は、RICOHがこだわっていたコンパクトとはほど遠い。
このうわさによれば価格は(ポンド表示)
・カメラボディ 420ポンド
・24-72mmレンズモジュール 300ポンド
・50mmレンズモジュール 600ポンド
とあるので、フルセットだと20万円近くなるということなのだろうか?
日本での正式発表は今日あたりか。
【追記】
本日正式発表。
非常に革新性溢れる、また質感も高いカメラを創りあげたRICOHは本当に素晴らしいと思う。ただ、個人的にはやっぱりAPS-Cサイズのセンサーをコンパクトカメラといえるパッケージに納めた「SIGMA DP2」のようなコンセプトの方が魅力的に見えてしまう。 (「SIGMA DP2」がもっと機敏に駆動してくれるということなしなのだが)
早く実物を見てみたい。
実売価格予想は
・カメラボディ 約5万円
・24-72mmレンズモジュール 約4万円
・50mmレンズモジュール 約7.5万円
だそうだ。
すごい噂。
"リコーはペンタックスKマウントベースのコンパクトカメラに取り組んでいる。Kマウントそのものなのか、マイクロフォーサーズアプローチで、Kマウントと同じ直径を維持したままフランジバックを短くし、アダプターを介して今までのKマウントレンズを使えるようにすると同時に「マイクロKマウント」という新たなシリーズを導入するというやり方なのかは不明。上市時期は年末年始あたり。"(この噂のソース)
やはり。
リコーがレンズ交換式コンパクトカメラを開発してるという噂は、「GR DITIGAL III」のガセ情報ではなく、新シリーズ導入の話だったようだ。しかも、ペンタックスKマウントときた。ペンタックスレンズを揃える身としては、かなりグラッとくる。もう、しばらく新しいカメラに関しては物欲が忍び込む隙間はないだろう、とタカくくっていたところに、ズドンと直球を投げ込まれた感じだ。(「何言ってんだか...」)
そもそもPENTAXは超薄型のレンズを揃えているのだから、このレンズの小ささを生かすことができるレンズ交換式コンパクトカメラを開発すべきだと期待していた。その期待にリコーが応えてくれるとは思わなかったなあ。とても楽しみだ。あとはどこまで「コンパクト」になるか、純粋にKマウントであってくれるのかが気になるところ。リコーパーソナルマルチメディアカンパニーの湯浅一弘プレジデントは、GR DIGITAL IIIの発表会で、レンズ交換式デジタルカメラについて触れており、「リコーの考えるコンパクトカメラの範疇であるGRやGXシリーズ程度の大きさにまとまり、かつ画質や操作性も成立するなら将来の方向性としては否定しない」とし、気軽に持ち運べるGRのような姿になるならば、より大きなイメージセンサーの搭載の可能性もあるとした。つまりここからわかることは、リコーが「GRなみの小ささであること」を何より大切に考えているということだ。すばらしい。
しかし、Kマウントのフランジバック(レンズマウント面から撮像素子までの距離)は45.46mm。つまり、純粋なKマウントではカメラボディの厚みは45.46mmより厚くなることとなる。あるいはレンズをつけたまま、撮影時にせり出す方式にする必要がある。なくはないけど、無理がある。するとやっぱりマイクロフォーサーズのようなアプローチなのかな。
□ Pentax-DA 2.8 40mm Limitedをキャップ付きでGRDIIIにのせてみた
さて、ここからはまったくの憶測。
PENTAXを買収したHOYAの鈴木CEOが先月ロイターの記者に語ったところによれば、「PENTAXのデジタルカメラ事業が単独で進めていくのに十分な規模を有しているいるとは思えない。長期的には他社とのなんらかの提携が必要になる(ニュースソース)」とずいぶんと率直なコメントを出していた。
二年前にPENTAXとHOYAの合併報道が出たときには、カメラ事業がサムソンに身売りされるのではないかと思ったりしたのだけれど、それに加え、リコーとのなんらかの提携もありうるのだろうか。たとえば、PENTAXのコンパクトカメラ事業。自社で開発を続けるのに十分な販売規模だろうか。レンズ等各種モジュールをRICOHに供給して、カメラは自社開発・生産せずリコーからOEM供給を受けるということはないだろうか。あるいは、今回噂となっているレンズ交換式コンパクトカメラも、RICOHからPENTAXにOEM提供し、PENTAXブランドのものも登場することだって十分ありえるのだけど、そういう関係にあるのだろうか。
まあ、新しいカメラも楽しみだけれど、事業の動向もたいへん気になるところ。
【追記】 結局、Kマウントというのはガセでしたね。
□ ペンタックスの薄型レンズ
このサイトにとっては、2005年10月のRICOHのカメラ「GR DIGITAL」の登場は画期的な出来事だったと思う。最近でこそ「SIGMAのDP2」に浮気気味だが、暗いお店の中で、料理の写真を手振れせずにさっと撮影できるカメラとしては今でもこれ以上のものがないと思う。入手してから4年近く、毎日鞄に入れて持ち歩いているにもかかわらず、一度も故障することもなく、今でも気持ちよく撮ることができる。2007年にマイナーチェンジしてさらに完成度を上げた「GR DIGITAL II」が発売されたが、心ぐらつくことなく、初代を使い続けることができた。
それが、ここへ来て「GR DIGITAL III」の噂があちこちでみられるようになり、発表日も7月27日だとまことしやかに語られている。スペックについてはいろんな予想がされていて、これがなかなか楽しい。整理すると次の3パターンか。
① 基本コンセプトをかえることなく、スペックアップする
(液晶の大型・高画素化、CMOSセンサー化)
② ①に加え、手ぶれ補正機能をつける
③ 基本コンセプト・設計を大幅に見直す (レンズ交換式やセンサーの大型化)
①や②だと引き続き心穏やかに初代を使い続けられるだろう。③のような方向だと大変だ。しかし、③はもはや「GR DIGITAL III」なんて名前じゃすまないし、もっと大騒ぎしてもおかしくないだろう。また、「OLYMPUS EP-1」が発売されてしまった以上、よほどコンパクトでなければそれほどチャーミングには見えないかも....なんて考えているうちが一番楽しい。
そんな中、今日、いっせいにネット上でGRDIIIのリーク情報が伝播された。ガセかもしれない。このリーク情報では基本コンセプトは一切変更せず、液晶が大型化され、レンズがワンランク明るく(F2.4→F1.9)なっている。どうだろう、心揺さぶられるだろうか。
あと一件だけ、ミニチュア動画もどきの習作第四弾。これも戸田橋の上からの撮影。すごく気持ちよさそうだけど、沈(チン)してしこたま荒川の水をダイレクトに飲み込むことを考えるとちょっとコワイ。
ティルトレンズを使ったアニメーション第二弾。都電を撮影した千登勢橋の横で、はしご車が地元の方々を空高く持ち上げるイベントを行っていた。 滑らかなムービーよりも、カタカタ動く方がかえってミニチュア感が増すね。
東京電力のCMでティルトレンズを使った動画が流れている。まるでおもちゃの街のよう。今使っている一眼レフカメラでは動画が撮影できないのだけれど、UNIQLO CALENDARのようなパラパラ漫画形式ならなんとか面白く撮影できるかもと思って試撮。(読み込みに少し時間がかかるかも)
□ SIGMA DP2
新しいおもちゃがやってきた! もう子供たちも遊んでくれないから、ゴールデンウィークはせいぜいこいつと戯れるとする。
家族A 「何? SIGMAって」
家族B 「いままでのと何か違うの? 結局元のカメラに戻るんでしょ」
家族C 「いいんじゃない、ずいぶんと楽しみにしてたみたいだから、それはそれで」
まあ、どんな嘲笑も甘んじて受けよう。
コンパクトカメラでありながら一眼レフと同じサイズのイメージセンサー、大口径24.2mm F2.8レンズ(35mm判カメラ換算で41mm相当の画角)を搭載しているので、近距離のものを撮影したときの背景のボケ方が一眼レフのような味わいになるというのが最大のウリ。
まだ室内で短い時間しか使えていないけれど、難点はあちこちあるね。①AFのピントが合いにくい ②撮影後の拡大表示倍率が設定できない ③AFの動作音が大きい ④レンズ保護がキャップ方式で面倒 ⑤撮影後のメモリー記録時間がやや長い ⑥デザインのツメが甘い、ってなところか。 まあ、こんな難点も甘んじて受け入れよう。ゴールデンウィークが楽しみだ。
□ ISO200 AWB F2.8 1/5S -0.3EV | no retouch
□ retouched
□ 舟蕎山にて (K10D / PENTAX DA35mm F2.8 Macro Limited)
待望の新レンズが今朝到着。まるまる一年、ずいぶんと待たせるなぁ。
□ 表参道 (K10D / PENTAX A 50mm F1.2)
新しいカメラPENTAXのK10Dを持って、原宿から六本木まで散歩。今度は手振れ補正がついているので、いつもより安心して絞ることができるのが一番の違いかな。この大きさと重さに慣れるにはもう少し時間がかかりそう。それにしてもあいかわらずすごい人通り。
□ ルイ・ヴィトン (K10D / PENTAX DA 14mmF2.8 ED:クリック拡大)
□ プラダ (K10D / PENTAX DA 14mmF2.8 ED)
□ レインボーブリッジループ(*istDS/ARAX 2.8/35mm S&T:クリック拡大)
先日ゆりかもめに乗っていて、絶好のティルトレンズ向きスポットを発見。色鮮やかな人工物を俯瞰できる場所が理想なのだけれど、レインボーブリッジの上から眺める景色はまさにそれ。レインボーブリッジは橋桁の裾から一気にエレベーターで上がることができることができたものの、金網に囲われていることと激しい揺れでうまく撮影できないのが難点。あらためてつり橋であることを思い知る。
M&Aは実にデリケートな手続きなんだなあ...
PENTAXは取締役会で統合の中止を決定したとの報道。統合を推進してきたPENTAX社長も辞任の噂。PENTAXの大株主となっているファンドが合併比率に不満を唱えていたり、HOYAのCEOがPENTAXとの合併後にカメラ事業の売却をほのめかすなど、ちょっと前のNHKドラマ「ハゲタカ」の大空電器そっくりになってきた。
合併の報道が流れたときに、カメラ事業を売却するんじゃないか?という懸念を書いたけれど、それからほぼ1ヵ月後にカメラ事業売却発言が本当に飛び出すとまでは想像しなかった。そもそも、そんな重要なことも合意されないまま、なぜ統合発表なんかしたの?と不思議に思う。
さて、問題はこれからのPENTAXの行方。PENTAXユーザーとしてはこれからもいいレンズ、いいカメラを作り続けていただけることだけを願っているわけだけれど、今回のドタバタで不安は大きく拡大することとなった。
PENTAXの取締役決定とは関係なく、仮にHOYAがTOBを強行して成功させたとすると、今まである程度気を遣っていたカメラ事業の売却は(将来採算性が悪化した場合)かなり露骨に行えるようになるのだろうね。また、HOYAが統合を断念した場合は、いずれ新しい相手(samsungなど)が現れることになるのだろう。昨年末に発売されたデジタル一眼レフK10Dが好調に売れ、イメージング事業の営業利益が昨年12億円の赤字が今期27億円の黒字に転換し、統合不要論の声が大きくなってきたのだろうか。でも、デジタル一眼需要が一巡したあとにはまた同じ問題が、そしてもっと深刻な状態で(買い手不在)起こることだろう。どのパターンがPENTAXカメラ事業にとって最善の道なのか? 今の勢いでなんとかK1Dの発売まではたどりついてもらいたいものだ。
PENTAXのレンズ開発ロードマップを眺めながら、しばらく心騒ぐようなレンズは出ないと安心?していたのに、ラスベガスで開催される「PMA2007」に参考出品されるレンズ群に関するプレスリリースを見てグラッときてしまった。ロードマップ上でDA35mmと記されていたものがあって、DA40mmがあるのにずいぶんぼんやりしたものを出すんだなあと思っていたところ、なんとLimitedシリーズのMacroレンズだった。
□ smc PENTAX-DA35mm F2.8 Macro Limited
LimitedシリーズのMacroを待望していたので、ズドンと投げ込まれた感じ。「それがいったいどうしたっていうのよ!」という罵声が聞こえてくるけど、奥さん、今のうちから言っておきますが、たぶん発売されたら買ってしまうよ。しかし、もう一度ロードマップを見直してみると、DA55mmとあるのはいったいなんだろう。これもきっと普通の55mmではないはずで、ポートレート用にLimitedシリーズのF1.2ぐらいの明るいレンズだったりするのだろうか。
PENTAXがHOYAと合併するらしい。PENTAXユーザーとしては、カメラ事業をいつまで続けてくれるのか不安だったけれど、優良企業HOYAとの合併で財務面の不安は当面遠のいた。ただ、時価総額で20倍ぐらいの開きがある企業同士の合併になるだろうから、経営の主導権を握るであろうHOYA側がどのくらいカメラ事業を大事にしてくれるかについては、まだまだ安心できない。
少なくともフルラインナップではなく、独自性の高い付加価値のある商品にシフトしていくであろうし、カメラの部品メーカーとしてBtoB領域を拡大するかもしれない。
PENTAXはサムソンにデジタルカメラをOEM供給していたりするから、独自性を打ち出せなくなると、カメラ事業をサムソンに売却するようなこともあるかもしれない。心配しすぎか。
□ 東京タワー (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T)
今日はポカポカ陽気。電車の中はノースリーブのOLがいるかと思えば、ダッフルコートのビジネスマンもいたり。
□ 桜田通り (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T)
【ティルトレンズギャラリー】
ケルンで開催されている「フォトキナ2006」でRICOHがまたなんだか人の心を弄ぶようなことをスタートさせている。思えば、今や毎日持ち歩いている「GR DIGITAL」の導入も2004年のフォトキナでの謎めいた予告から始まった。
□ フォトキナ2006
その2004年のニュースから一年間、なかなか出てこない情報にヤキモキさせられ、発売前にすでに購入意欲満々になってしまった。そんな経緯のせいか、人がなんと批判していようと、GR DIGITALはとても愛おしいカメラに感じるようになってしまった。
こんな情報サイクルが短くなった世の中で、またまたRICOHが2004年の時と同じ手法で、やきもきさせるように何かを宣言している。頼むから一年も引っ張るのはやめてくれぇ。
写真のシルエットからしてコンパクトデジカメ、しかもGRシリーズなんだろうけれど、これだけ構えて出てくるのだから、もちろんマイナーチェンジじゃないはずだ。アナログカメラ時代の流れに倣うなら、次は超広角21mmレンズ搭載か。はたまた、「GR BRAND」のマス展開でズームレンズ化か。前者なら現ユーザーの20%ぐらいの人が買います商品になるだろうし、後者なら現ユーザーの落胆と引き換えに顧客層が少し広がるだろう。
しかし、この程度の話なら、自分にとっては、今のカメラへの愛着は揺るがない。ただし、もしCCDの高品質化だとすると心穏やかには過ごせないだろう。CCD自体の大型化はカメラ自体の大型化につながるだろうけれど、それが許容範囲の大きさならどうだろう。シグマが搭載したようなFOVEONのようなセンサーを搭載して画質の向上とコンパクトさを両立させるのだろうか。RICOHはGR DIGITAL発売時にセンサーの交換サービスも検討している、と発表していたが、センサーの交換は処理エンジンも変更しなければならないだろうから、単純には済まないだろう。
なあんて考えているうちに、またまたRICOHの手口にまんまと載せられている自分が少し怖い。
□ 新宿駅南口 (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T)
新宿駅南口のミニチュア撮影の最終回。精巧にできたジオラマだ。
このレンズを高い位置から使うと、嬉しいかな、悲しいかな、特別な技を駆使することなくジオラマ風に写ってしまう。特に新しい建造物や鮮やかな色のものがあると、さらにミニチュアな感じが強調される。なぜこんな風に感じるかというメカニズムも理解したが、そんなメカニズムよりも、そもそも人間の作る人工物は、天の目から見るとミニチュアの持つオモチャな感じを持っているのかもしれない。
□ エレベーターホールより (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T)
□ トイレより (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T :クリック拡大)
古い本を買いに新宿の紀伊国屋へ。
カミさんがミニチュア撮影の絶好のポイントを思い出したということで、連れていかれたところが南口のサザンタワー20Fのトイレ。ガラスがかなり汚れていたが、すごい眺望。
□ 六区 (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T :クリック拡大)
レンズをティルト(傾け)させたままスナップに使ってみると、なんだかとてもノスタルジックに写ってしまう。浅草の町の雰囲気のせいもあるのだろうけれど、古い記憶のようなフィルター効果があるようだ。
□ 浅草観音温泉前 (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T :クリック拡大)
□ 花やしき通り (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T :クリック拡大)
□ 仲見世裏通り (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T :クリック拡大)
【ティルトレンズもの】
□ 浅草 松屋屋上より (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T)
ティルトレンズの試撮に久々に浅草に行ってみた。ミニチュア風に撮るためには、高いところから俯瞰する必要があるのだけれど、いまどきなかなか高いところって気軽に行けない世の中になっており、思うような場所が見つけられない。唯一、松屋の屋上からは、なんとかアサヒビール本社ビルを捉えることができた。しかし高さが足りない。
□ テスト撮影 (*istDS / ARAX 2.8/35mm S&T :クリック拡大)
春ごろ、仕事の関係で本城直季氏の写真を目にして以来、どうしてもティルトレンズというやつを使ってみたくなった。PENTAXに装着できるティルトレンズが日本では販売されておらず、ウクライナのレンズメーカーの通販で購入せざるをえない状況で、3ヶ月ほど迷った挙句ついにポチッとクリックしてしまった。そのレンズがついに昨晩届いた。届くかどうかすら不安だったが、発注後11日目に到着。思った以上にレスポンスがよくて驚いた。しばらくこのレンズと格闘してみる。
【ティルトレンズもの】
□GR DIGITAL (V601SH)
オフィスで「GR DIGITAL」が異常繁殖。自分を入れて5台も揃ってしまった。RICOHさんの社内でもきっとこんなに過密な状態はないだろう。名前書いとかなきゃいけない。
昼食後、雨上がりの六義園(りくぎえん)を散策。
曇り空のうえに、全体にモヤっていたが、「GR DIGITAL」は風景においてもそこそこきれい(掲載写真はレタッチ済)。広角なのに絞り開放でも隅々まで収差なくきっちり写る。スポットAFにすると合焦しにくくなるのは難点か。
(RICOH GR DIGITAL)
(RICOH GR DIGITAL)
(RICOH GR DIGITAL)
(RICOH GR DIGITAL)
「GR DIGITAL」は1.5cmまで寄れる28mmの明るい広角レンズを持つので、今までとはまた違った画角で食べ物のドアップ写真が載せられそうだ。1枚の写真で料理とお店の雰囲気を一緒に写し込むことができるだろうか。
□ ファインダーはフォクトレンダー15mmを試装 (クリック拡大)
□ モードダイヤルのロックボタンは実用的
今日は夕方からGR digitalの発表会があるが、スウェーデンとおぼしきサイトに9月13日00:00の日時で情報が公開されている。あるいは発表の時間のコントロールが不十分だったのかもしれない。時差を考えると14日00:00であるべきだった。言葉がわからないので、予想なのか事実なのかわからないが、皮肉なことにこの情報がGR BLOGのトラックバックで広がっているのだ。
スペックに関しては、Caplio GX8の短焦点版の域を出ていないのではないだろうか?短焦点のレンズにどれだけ付加価値をつけた語りを入れるのかが注目される。大きさはGX8より一回り小さくしており、幅で6.6mm、厚みで4mm小さくしているようだ。これは買っていいのだろうか、それとももっとハイスペックなものがこのあと発売されるのだろうか?迷うところだ。
◇焦点距離 5.9cm (35mm換算で28mm) F2.4
◇CCD 1/1.8 (4:3) 810万画素
◇ISO 64-1600
◇マクロ最短 1.5cm
◇シャッタースピード 180-1/2000
◇光学ファインダー 着脱式
◇SDカード
◇マグネシウム合金のボディ
またデジカメ買ってしまうかもしれない。まだその仕様がまったく明かされていないにもかかわらず、気になって気になってしょうがないカメラが登場しそうだからだ。
RICOH(リコー)は2003年からフィルムカメラ事業から撤退しているが、1996年にGR1という伝説的名機を開発している。2000年にはさらに超広角レンズを搭載したGR21というカメラを投入し、これらのカメラは今でもオークションで高値で取引されている。伝説的名機というのは開発陣の思いのたけを込めたものになるので、えてして利益に繋がらず、なかなか作らせてもらえない類のものだ。妥協のない精巧なこのGRシリーズはやがて「ブランド」となり、企業ブランドの価値を超えるものにまでなってしまった。今はもうフィルムカメラから撤退したので、生産されておらず、伝説の名機として名を残すのみとなっていた。
そんな中、昨年のフォトキナというカメライベントで「GR1のデジタル版を2005年度中に市場導入する」という発表があり、話題となった。そしてようやく最近になって8月30日告知、9月13日発表会という噂が流れ出していたが、なんとももったいつけるかのように「GR BLOG」がスタートした。あーもどかしい!
(PENTAX *istDs / PENTAX-A MACRO50mm F2.8 + 2X-S:クリック拡大)
近所の薔薇屋敷の赤い薔薇の蕾をマクロ撮影。昨年5月3日に携帯で撮影したものを見ると、かなり満開だが、今年はやや遅れているようだ。咲いている薔薇の花を撮影しようとしたが、アブラムシだらけで、アップに耐えない。
(PENTAX *istDs / PENTAX-A MACRO50mm F2.8 + 2X-S:クリック拡大)
動くもののマクロ撮影はかなり困難。花の蜜を集めるホバリング中の蜂をたくさん撮ったがほとんどピンボケ。ぐっと近づくと蜂の羽音にビビってしまう。
デジタルカメラに傾倒する一方で、全く使わなくなったフィルムカメラ。特に子供が生まれた頃に妻用に買ったEOS 1000という超軽量のカメラと、その後某会社からいただいたEOS 10QDは10年以上使っていない。しまっておくにも場所をとるし、捨てるのも忍びないので、池袋のカメラ買取のお店に持ち込んだ。1000円ぐらいになればいいだろうと思ったが、お店の人は申し訳なさそうに6000円にしかならないから、まだ使ったほうがいいという。即決で売却。
最近はフィルムカメラの中古が売れなくなっている一方で、デジタル一眼につけられる単焦点のマニュアルレンズは品不足らしい。また自分が持ち込んだキヤノンのレンズはねじ止めではなく、接着剤で組み立ててある部分があるので、中に入っている埃も掃除ができないそうだ。カメラのメカニズムの話や、中古の相場の話をいろいろ丁寧にしていただき、結構楽しかった。
(PENTAX *istDs / PENTAX-A MACRO50mm F2.8 + 2X-S:クリック拡大)
店先で一番派手な色をしていたガゼニア(ガズー)を購入し、2倍に伸ばしたマクロで撮影。大きさの変化もさることながら、ファインダーいっぱに広がる濃厚で繊細な色に圧倒される。
[余談]
昨日ニンジャ撮影中に、つぼみの先に3mmほどの小虫を発見。ついでに撮影・拡大してみると、鳥肌がたって身震いした。しかも長ーいストローでつぼみをチュウチュウやっているようだ。花には虫がつきものなのね。
(虫嫌いな人は見ない方がいいです)
(PENTAX *istDs / PENTAX-A MACRO50mm F2.8 + 2X-S:クリック拡大)
コロッケやつつじでも試し始めているが、先週入手した50mmのマクロレンズで試撮してみた。普通の50mmレンズだと45cmまで近づいて撮ることができるが、このマクロレンズだと24cmまで近づける。さらに焦点距離が2倍になるリアコンバーターをつけると、100mmの焦点距離で24cmまで近づけるので、超どアップ写真が撮れる。
写真はOsteo spermum(オステオスペルマム) ニンジャという花。花弁1枚1枚が巻き込まれている不思議な花だ。
(PENTAX *istDs / PENTAX-DA 40mm F2.8Limited :クリック拡大)
普段よく使う40mmのレンズではここまで近寄れる。
(PENTAX *istDs / PENTAX-A MACRO50mm F2.8:クリック拡大)
50mmのマクロレンズだとここまで近寄れる。
(PENTAX *istDs / PENTAX-A MACRO50mm F2.8 + 2X-S:クリック拡大)
さらにリアコンバーターを使うと、実物の2倍の大きさで写すことができる。
[追記 05.05.02]
後日散歩の途中で各家の軒先に咲くオステオスペルマムを発見。ひとつは「ニンジャ」になっていない状態のもの。そしてもうひとつは「ニンジャ」になりかかっているものの、花弁の色が白くなっているもの。わが家のものも、花弁が白くなったりするものもある。色や形を変えるから「ニンジャ」なのか?
(PENTAX *istDs / PENTAX-A☆ 200mmED F2.8 + 2X-S)
昨晩寝ようとしたとき、ずいぶん空が明るいので見上げてみると月がちょうど南中。しかも空気も澄んでいるのかクリアな視界。先日手に入れた200mmのレンズに、焦点距離が2倍になるリアコンバーターを組み合わせて400mmで撮影してみた。35mmの銀鉛カメラに換算すると600mm相当となる。
昨年12月に210mmのズームレンズで撮影したときより格段に解像度が高いと思うが、まだまだきりりとした画像にはほど遠い。時速1000km以上のスピードで回転している地上から、38万キロ彼方の被写体にピントを合わせているのだから、ずいぶんと壮大な撮影だ。左側の縁あたりに並ぶクレーターの内側の影が、月のでこぼこぶりを示してくれている。
photobackというサービスでオリジナルの写真集を製作してみた。今朝クロネコヤマトで届けられたばかりだが、かなり感動!デジカメで撮った写真をネットでアップするだけで、あとはよくできた編集ソフトが全てをナビゲートしてくれる。最初は戸惑ったが仕組みがわかれば実に簡単。しかも一冊(36ページ)1890円。自分のつたない写真も、本の形になってみると立派に見えるから不思議だ。今回は昨年の旅行の時の写真を材料に試してみたが、画面やプリントとはまた違った味わいがある。
(PENTAX *istDs / PENTAX-A☆ 200mmED F2.8 :画像クリックで拡大)
家の近くの公園で、新しく入手したレンズによる試撮。今まで使っていたズームレンズと違い、拡大してみても色のにじみもなく、きわめてシャープ。しかしこの重さは致命傷。
池の真ん中で川鵜(かわう)が日向ぼっこ。魚を咥えたところを待ち構えたが、この姿勢のまま5分ぐらいじっとしたまま。まるでカメラに向かってポーズとっているんじゃないかと思えてしまう。
先週「PENTAX-A☆ 200mmED F2.8」というレンズを入手。大口径の明るい望遠レンズ。特殊低分散レンズを2枚使い、望遠レンズの問題点となる色の収差(にじみ)を抑えたクリアな描写があるといわれる。
ヤフーオークションでとてもきれいな状態のものを格安で手に入れることができた。しかしカメラ本体よりはるかに重く、とても旅行には持ち歩けなさそう。
(PENTAX *istDs / DA 40mmF2.8 Limited :写真クリック拡大)
池袋西口にずいぶんとモダンな建物がある。よく通るところだが、それがなんであるかは確かめたことがなかった。東京都豊島合同庁舎、お役所だ。
このレンズの40mmという焦点距離(実質60mm)は、標準スナップ用としてはちょっと使いづらいかも。デジタルカメラ用だと24-30mmぐらいのものがちょうどいいことになるんだろうなあ。
全長わずか15mmという極薄のレンズ「smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited」を手に入れた。あまりにも薄っぺらいので、その形からパンケーキレンズと呼ばれているものだ。レンズフードもフジツボ型のものがついた、ユニークな形をしている。素材はアルミの削り出しで、精巧な造りになっている。世界最小最軽量のデジタル一眼にこのレンズをつけると、コンパクトカメラのちょっと大きいやつ程度に近づいてきた。
(PENTAX *istDs / DA 40mmF2.8 Limited / ISO200 / F2.8 1/4S:画像クリックで拡大)
試写は白熱灯の下、開放で行ってみた。開放でこれだけシャープに撮れていればかなり期待できる。ボケ方もなめらか。
(PENTAX *istDs / DA 40mmF2.8 Limited / ISO200 / F2.8 1/4S:画像クリックで拡大)
上の写真を、実像(縮小せずに)の解像度で表示。
家に帰ると、先日オーバーホールに出したアナログカメラが宅配便で元気になって戻ってきた。デジタル一眼を買って以来、すっかり使うことのなくなったアナログ一眼ではあるが、部品が一部外れて紛失していたので、サービスセンターに部品在庫を確認してみた。その部品は1500円で、その場で直せるというので、正月の休暇中に散歩かたがたサービスセンターを尋ねてみた。
ところがだ!担当の方はものすごいすばやい動作でカメラの確認を始めたかと思うや、不具合部分を次々に指摘。決定的だったのは、ピントがずれているということ。ファインダーでピントを合わせても、フィルムにはピンボケで写ってしまうという。「オーバーホールをお勧めしますがどうされますか?」
ほとんど使うことがないカメラではあるが、ピントがずれているカメラは持っている意味もない。「じゃあお願いします」となったが、オーバーホール代は26000円だった。痛い。しかし見違えるように快適な動作に生まれ変わって帰ってきた。またフィルム入れてみるか。
夜空があまりにも明るいので、ふと見上げると月がまん丸。乾燥注意報も出ているので、ものすごくクリアに見えている。「あっ写真撮れるかも!」 そう思って200mmのズームレンズをつけてチャレンジしてみた。月は思ったよりも明るく、結構シャッタースピードも速く切れる。これだけ速いシャッターならば自転の影響もまったく受けない。クレーターもちゃんと写るように露出もアンダーに調整した。まあまあ写るもんだ。月の輪郭が滑らかではないのは、山のでこぼこがそのまま見えるから。クレーターから伸びた筋もきれいに見える。
ようやく重い腰を上げて、年賀状第一弾を作り終えた。印刷の時間を利用してちょっとお遊び。
携帯カメラとデジカメの撮り比べをしていたyocchiさんのサイトに刺激されて、どのくらいの違いがあるのか同じような実験をしてみた。携帯(V601SH)とコンパクトデジカメ(IXY D400)、デジタル一眼(*istDs)で撮り比べ。単純な比較はできないだろうが、いずれもオートにして撮影し、トリミングだけして、レタッチは加えなかった。
なんてこった。オートの撮影だとこんなものなのか。
(PENTAX *istDs / PENTAX-A 20mm F2.8 / ISO400 :画像クリックで拡大)
すごい建物だ。南青山にあるPRADAブティック青山のビル。以前タクシーでこのビルの横を通りかかったとき、飛び上がって振り返った覚えがある。設計はスイスのジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロン。世界一の大きさを誇るロンドンの美術館、テート・モダンも彼らの作品で、このビルの設計にあたってはイサム・ノグチのあかりにインスパイアされたそうだ。確かに夜になってこのビルに明かりが灯ると、イサム・ノグチそのものかもしれない。
しかし、これ磨くの大変だと思う。雨降ったあとなんかどうするんだろう。
昨晩の台風のような低気圧通過の後のせいか、12月だというのに夏日になってしまった。今日は夕方銀座に寄ってから、会社で仕事。さすが銀座、クリスマスシーズンの銀座は特別な華やぎがある。歩く人がみなが柔和な顔で、あちこちのイルミネーションを指差しながら談笑している。銀座はカルティエ、シャネル、ルイヴィトンの進出で一段と活気付いてきたようだ。
Cartier
山野楽器
(PENTAX *istDs / PENTAX-A 50mm F1.2 / ISO400 :画像クリックで拡大)
2年ほど前にいただいた茶香炉を久々に焚いてみた。お茶の葉を陶器の皿に載せ、下の蝋燭を焚くとお茶が煎られて部屋の中にその香りが行き渡る。香りもいいが、香炉から漏れる蝋燭の灯りがとても幻想的で、見ていて飽きない。
白熱灯を蝋燭以下の明るさに落として、絞り開放で手持ち撮影。
(PENTAX *istDs / PENTAX-A 50mm F1.2)
夕方ごろ、かなり薄暗い中、高感度設定にして手持ち撮影。感度設定400でも十分きれい。
(PENTAX *istDs / PENTAX-A 50mm F1.2 / ISO800)
(PENTAX *istDs / PENTAX-A 50mm F1.2 / ISO800)
ついにデジタル一眼レフを買ってしまった。もともとレンズを数本持っているペンタックスから、10万円を切るデジタル一眼レフistDsが出てしまったので、思わず手を出してしまった。シャッターを切ったときの感触は、やっぱり一眼レフがカメラらしくて楽しい。世界最小最軽量を謳うだけあって、本当にコンパクトでカジュアルに使えそう。
モデルはパン屋さんの前で自転車のかごに入れられ、ご主人を待ちわびるよそんちのワンちゃん。
(参考:白熱電球の下、フラッシュなしで手持ち撮影)
50mmF1.2のレンズで絞り開放。ピンとはカメラストラップの1点だけにきている。
かなり魅惑のガジェット光線を放つカメラが発売される。京セラのCONTAX i4R。ケルンのフォトキナで発表されていたものだが、12月に市場投入されるらしい。短焦点ながら、1/2.5型CCDで400万画素。高速起動(1秒未満)で超軽量(90g)。スペックはともかくとして、香水瓶をモチーフにした高密度なミニマリズムデザインは魅力的だなあ。惜しむらくは、裏面のデザインももう少し突き詰めて欲しいところ。液晶画面をつけると、どうしてもこうならざるを得ないか。
(追記)2004.12.12
店頭で実物を触ってみた。おどろくほどのチャッチー質感。これじゃIXY L2の対抗馬にはならない。
最近のデジタル機器の新製品は発売前2-3ヶ月前に発表するのが当たり前になってきたようだ。しかもうまく情報量をコントロールしている。こうしておくと、ネット上に多くの評判情報が流れ、発売前までに十分購入検討が可能になる。また、まだ売られていないのに値引きなども始まり、価格比較サイトなどで実売価格のあたりを取ることもできる。他の機種を買おうとしていた人も、これらの情報で買い控えを起こしたりする。
11月上旬発売とアナウンスされたPENTAX *istDsの例では、すでにネット上のあちこちで激賞されており、値引き価格も提示されている。先日幕張で行われたCEATECに実機が数台展示されただけで、その評判もたちまちネット上で評価される。店頭ではすでに予約がたくさん入り、PENTAXでは発売にして月産体制を2倍に増強することを発表している。異例のことだ。
まだほとんどの人が実物に触れることなく、予約が殺到しているのである。おそらく発売と同時に、予約分だけで垂直立ち上がり(発売と同時にがんがん売れること)となる。旧来なら発売後から広告活動をしてじわじわと評判が広まり、人気が出たころには在庫切れとなって慌てて増産体制を整えるというパターンであったろうが、完全に情報先出し&自然拡散型となっている。しかもこの手の商品を買うような人は、ほとんどがネットで調べまくってくれるので、これで十分なのかもしれない。ただし、広がる評判が悪いものだと、発売前に全て終わってしまう危険と裏腹ではある。
戸棚を整理していたら、学生時代のインド放浪旅のネガフィルムの一部が見つかった。またフィルムスキャンして、フォトアルバムにしてみた。当時は1960年代に親が買ったOLYMPUS PEN-FTというハーフサイズの一眼レフカメラを借りて出かけた。フィルムは今はなきブランド、サクラカラーの400。フィルムサイズが半分な上に昔の高感度フィルムなので、画質がザラザラ。しかもフィルムは傷だらけ。それでも思い出がいっぱいあふれている。レタッチに相当時間がかかったけれど、懐かしい思いにたっぷり浸かることができた。当時は観光旅行というよりは放浪旅だったので、いろんな人との出会いがあり、写真も景色より人物の写真が多いことに気づく。残りのフィルムはどこへ行ってしまったのだろうか?
今夏の旅行の写真の現像も全て上がってきて、ようやくフォトアルバム作成。前のエントリーにもあるように、フィルムカメラをまだまだうまく使いこなせず、見るに耐えないものもあるが、臥薪嘗胆、恥をさらして修行に励むとする。
ヒマラヤさんに勧められたポジフィルムのPKR64(左)とKL200(右)で撮影した写真がようやく上がってきた。独特の色の強さに驚く一方で、コントラストも強い。すごくきれいだ。
しかし、写すものの光の濃淡に気を配っていないと、暗部がものすごく暗くなってしまう。自分にはちょっとお手上げ。というか、デジカメになれてしまっているためか、どんな被写体でもシャッターを押せば、実にきれいに写ってくれる・・・そんな感覚でマニュアルでフィルムカメラを使っていた。かなり甘かった。新しく手に入れた明るいレンズもぜんぜん使えていない。第一、ピントが合っていない。一から出直し。
旅行の時の「フィルム」の第一弾が上がってきた。ektacrome200のフィルムで撮った、雨に煙るノイシュバンシュタイン城が山水画のような仕上がりで上がってきた。その場で撮影結果を確認できないフィルムカメラの方はどうもうまく使いこなせていないようで、ボツ写真ばかりで本当にめげてしまうが、たまに予想もしないおもしろい仕上がりがあって、そんなときは楽しい。来週はhimarayaさんに薦められたフィルムで撮ったものがあがってくるので、楽しみ。
今晩もフィルムスキャナー実験。今度はポジフィルムの取り込み。といっても久しくポジフィルムなんて使っていないので、18年前のものになる。50枚ほど取り込んでみたが、色鮮やか。ちっとも褪せていない。フィルムっていうものはけっこう安定性が高いものなんだと驚く。しかしそれよりもフィルムの中の自分や妻があまりにも若いことにもっとびっくり。
以前撮った写真を、紙のプリントをフラットスキャナーで取り込んだもの(上)と、ネガフィルムからフィルムスキャンしたもの(下)で比較してみた。色みの違いは別として、質感がまったく違う。特にニスで鈍く光る食卓に映りこんでいる窓の外の緑の辺りや窓ガラスの透明感に差が大きく出ている。
先日落札した明るいレンズでテスト撮影。苔むした欅(けやき)の木のへりにピントを合わせてみたが、本当にピントが来るのはごく一点。面白いけど難しい。銀鉛カメラ復活を機に、フィルムスキャナーも入手した。ちょっと前はとんでもなく高かったけれど、今はかなりお手ごろ価格。ネットで探すと本当に安く買うことができた。紙焼きだと白っぽく写っているものも、フィルムスキャンしてみると、きちんと写っている。昔のフィルムもスキャンしてデジタル保存してみようと思う。
先日の初落札に続き、私の心を見透かしたように、間髪いれずPENTAXの広角レンズが出品された。迷うことなく応札、そして落札。前回のレンズは本当に新品のようにきれいだったが、今回のものは、少し使い込まれた感がある。それでもレンズそのものはとてもきれい。問題は家族があきれているように、このレンズたちをいつ使うかだ。
那須出張の前に「東京フォーラム」に立ち寄り、7階南端から天井を撮影。よく広角レンズのテスト画像に使われる撮影スポットだ。この建物の中に入ると、遠近感を失ってしまうような不思議な感覚を覚える。また7Fの手すりに近寄ると足が竦んでしまう。
ヤフーオークションで、ほとんど使われていなかった一眼レフ用の明るいレンズが出品されていた。昔欲しかったレンズだったので、見つけた瞬間に衝動的に入札してしまったが、その後追随者がおらず、一発落札。これが初の落札となる。1日で配送されてきたが、本当に新品同様!傷ひとつない美しいレンズだ。
家族は「また使いもしないカメラのレンズ買って・・・・」と、猛暑の夜に冷ややかな言葉を吐き棄てる。
しかし、今やインターネット上にはなんでも載っかているもんだと、つくづく感心した。例のお借りしているカメラを覆っている皮(グッタベルカというらしい)が硬化していて、一部剥げていたが、本来の持ち主が一度修理屋で皮の張替えを依頼すると7万円の見積もりになったそうだ。持ち主いわく、「このカメラを持ってみて気に入れば、皮を張り替えたらいいよ」なのだが、とても7万円なんて払えない。
ひょっとしたらという思いで、googleで「ライカ 貼り替え」と検索してみると、なんと自分で簡単に貼り替えができるキットが格安で販売されている。しかも購入すると、貼り替えの画期的なコツまで伝授していただけた。たった2300円で見違えるように生まれ変わった。
お借りした1937年製Leica IIIaのカメラにVoigtlander15mmのレンズを装着したもので、試し撮りしてみた。露出計なしで、適当に絞りとシャッタースピードを決め、ファインダーも覗くことなく、シャッターを切ってみた。なんと、撮影したものは全部写っていた。そんなもんなんだ!
ただし、ほとんど露出オーバー気味なのか、青空が白く飛んでしまっている。もっと絞り込んでもよかったのかもしれない。レンズは超広角であるにもかかわらず、周辺部の歪みが補正されているのか、違和感なく写っている。また、蕎麦屋さんの暗い卓の上に置いてフラッシュなしで撮った写真も、まあまあ写っていた。けっこう楽しめるかも。
会社の上司からLeicaをいただいた。さすがにいただけないので、とりあえずお借りすることとした。なんとこのカメラは1937年製、つまり67歳になるわけだが、この時代に機械式でここまで高い完成度を実現していたのだから、神話ができても当然だとういう気がする。
これでようやく先に買ってあった15mmのレンズが使えるようになった。当然だけれど、レンズもファインダーもぴったりと納まった。うまい言葉にはできないけれど、「カメラ」という感じがする。見た目以上に小さい一方で、持つとずっしりと重い。真鍮製なのだろうか?
しかし、実際に写るのだろうか?というより、この露出計もないカメラを使いこなせるのだろうか?
YAHOOオークションの初入札は見事に負けてしまった。最後の数分間であれよあれよと値が上がり、高い値段で終わっていた。あと、ちょっとのお金でまったく同じ新品が買えるのに、なぜ15年前の中古にこんな値がつくのかわからない。オークションの魔力か。
古い一眼レフのアナログカメラを引っ張り出してきて、これに新しく超広角レンズをつけようと、オークションを物色していたのだけれど、どうもうまくいかないものだ。ひさびさに一眼レフのカメラを持ってみたが、やっぱりこの重さ(1.1KG)を普段を持ち歩くのはどう考えても無理だし、ランチ時に、こんなものものしいものを振り回すのは相当変わり者に見える。
目指す姿はカメラマンではなく、「レンズ付ビジネスマン(©2004 ICYDOG)」なので、カメラはデジタルコンパクトしか選択肢がない。これに「超広角」と「絞り優先」が付加されたものの登場を待つこととしよう。1ヶ月にわたって、調べ、店廻りした結果がこれだとは。
今現在、一番理想に近いのはリコーからまもなく発売されるCaplio GXかな?
ワイドコンバージョンのおもちゃを手にして以来、そのおもしろさにとりつかれ、最近はずうっと超広角レンズについて調べてきた。結局、結論は「フォクトレンダーのSuper Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical」というレンズが抜群にいいということ。小さくて、明るくて、評判よくて、買える値段となると、ここにたどり着く。市場価格は40000円ぐらい。
しかし問題はこのレンズを取り付けるカメラをどうするかだ。どう考えても今さらフィルムカメラを持ち歩くことは考えられない。巨大なデジタル一眼レフもたぶん持ち歩けない。しかしレンズ交換のできるコンパクトデジタルカメラはこの世の中に存在しない。
レンズ交換のできるデジタルコンパクトカメラの登場を待ち望む。
コンパクトとはいえないが、先日EPSONから発表になった、R-D1がいかに意義ある商品かがよくわかってきた。これは世界中のマニアの層で瞬く間に売れていくであろう。発売半年で8-9万台はいくと考える。
いつも使っているIXY400にスティッチアシスト機能というものがあることがわかった。複数の写真を横長に自動的につなげてくれる。5枚の写真をずらしながら連続撮影してスティッチアシストの実験をしてみた。
撮影が未熟で、つながった時の構図が悪いのと、まだつなぎ目がはっきりわかってしまう。超広角レンズについて調べつづけているけど、この機能もすてたもんじゃない。こうした加工の容易さはデジタルカメラシステムの真骨頂だと思う。
京橋での仕事が終わって、次の仕事の日本橋までぶらぶら歩いた。お気に入りの広角レンズで大きな建物を画面に収めてみた。日本橋、三越本館、三井本館、日本銀行と、狭いエリアに素晴らしい建物がいくつもある。
ワイドコンバージョンレンズを使って、大和町の立体交差をテスト撮影。モノクロに変換して、コントラストを強調してみた。
それにしても、すんごい交差点だ!、これだけの交通量を立体構造でさばいているのだけれど、排気ガス量も多く、まわりのマンションの子供には、きっと喘息も多いことだろう。
最近「超広角レンズ」が欲しくて、いろいろなレンズやカメラを物色していたのだけれど、すごい手軽でおもしろいものを見つけてしまった。ケンコーというメーカーのワイドコンヴァージョンレンズだ。焦点距離を0.6倍に変換してくれる。35mmの焦点距離だと21mmになるというもので、十分超広角の領域だ。家の近くの街路で実験してみたのが上の写真。ワイドコンバージョンをつけないのが左側、つけたものが右側。かなり画角が広がる。一眼レフの20mmレンズは8万円ぐらいしてしまうのだけれど、これなら6000円、しかも磁石で着脱するため、携帯のカメラでもいける。
じじーどるさんがLOMOカメラを手に入れたそうだ。
EPSONがおもしろいカメラを発表していて、レンジファインダー式のデジタルカメラでRD1というらしい。古臭いカメラの装いで中身はデジタル。値段も30万円と予想されている。
急速に市場を拡大してきたデジタルカメラは、機能・性能が煮詰まり、成熟期へ。スーパーハイエンド、レトロ、低価格、特殊用途、ハイデザインなどへと多方面に展開していくのだろう。そろそろLOMOデジタルなんて出てくるよ、きっと。
もういっちょ。被写体を変えて、少しアレンジも自分風にして、Lomo Effectで遊んでみた。オリジナルは以前エントリーしたプラタナスの枯れ木。 手法が一つだと、これはこれでワンパターン。狙いが鼻につく。
LomoLC-A(ロモ)というロシアのカメラが話題になっている。このカメラに搭載されていた「MINITAR 1」と呼ばれるレンズが特徴豊かなレンズで、やや広角ぎみに、鮮明に、また時に味わい深い表現力を持って被写体を捉えるという。デジタルカメラ大隆盛の一方で、こうした「味わい」とか「趣」「ざらつき」「いびつさ」・・・というような計算できない表現力が脚光を浴びるのも時代のバランスだと思う。
ネットでロモカメラについて調べていたら、フォトショップでロモ風の仕上がりにする技が紹介されていた。Lomo Effectというらしい。この手法どおりに、デジカメで撮影した海辺の写真を加工してみた。最初の写真がオリジナルで次のものが加工済みのもの。もう少し自分なりに工夫すると、もっと「味わい」が出てくるような気がする。こうした味わいまでもソフトウエア化してしまいたい欲求は、デジタルテクノロジーのコンプレックスといえるのかもしれない。
Lomoで撮影された写真のサイトが[kinobori]さんのblogで紹介されていた。