□ KITTE
新たに超広角ズームレンズ(フジノンレンズ XF8-16mmF2.8 R LM WR)を入手してあちこち試し撮りをしている。35mm換算で12mm-24mmに相当し、最大画角が121°となるので建物の内部でも、床から天井までが一つの画面の中に収まってしまうクセの強い写りが楽しい。
2019年度の富士山初冠雪は10月22日で、昨年より26日遅かったとのこと。
この写真はそれから2週間後の11月5日の日の出のタイミングのもので、初冠雪時よりも少し雪が融けて襟足が刈りあがった状態。朝焼けが凄くて出勤前にうっとり見とれてしまう。
□ この日の朝焼けは凄くて、ビルの赤い反射もきれい
南からの湿った空気が富士山にぶつかって押し上げられて「笠雲」をつくる。それが強風で風下に押し出されていくのが「つるし雲」と呼ばれるのだそうだ。タイムラプスで撮ってみるとおもしろそうだ。湿った空気のあとは西から前線が通過していくので雨になる。「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」と言われるらしく、この日の夜は雨となった。
自宅上空に爆音が近づいてきた。
東京消防庁の「こうのとり」だ。調べてみると、ユーロコプター製EC225LP型「スーパーピューマ」というヘリコプターで、高出力なエンジンを持ち搭乗可能人員も多く、吊り上げる力も強い上に、自動ホバリング機能や衛星通信システム、高度な救急装備なども備え、災害救助の現場でも大活躍なのだそうだ。東京都内だけでなく、他県の災害にも派遣されるし、自然災害だけじゃなく、はしご車が届かない高層ビルでも火災の時などはこういうヘリにお世話になることになるそうだ。
スーパーピューマの高出力エンジンが放つ爆音も他のものとは違っていて、重低音でドッドッドッドッと響く頼もしい音だ。
2020年の春から運用される羽田空港新着陸ルート の飛行検査が8月末から始まり、年末まで続くらしい。新ルートは池袋、新宿、渋谷、品川と人口密集エリアの上空を高度を下げながら羽田に向かうもの。夕方時、南風のときにこのルートで着陸するようになるようだ。自宅のベランダの真正面にこの新ルート(C滑走路行き)の旋回ポイントがあるので、絶好の撮影ポイントになりそうなものだけれど、騒音はどうなんだろう。飛行検査で使われているのはセスナ525サイテーションジェット(写真)と呼ばれるもので、小型でとても静かで、実運用時の大型機の騒音レベルが推察できない。
写真は9月中に行われた何回かの飛行検査のものの中からピックアップしたもの。
□ ランディングギアを下して着陸アプローチ
□ パイロットの姿を確認
□ 戦いを挑むカラス
□ ミス・ブラック・パワー (ニキ・ド・サン・ファール)
何十年も前のことだと思うけれど、フジテレビの深夜にやたらと流れていた「箱根 彫刻の森美術館」を初訪問。刷り込み効果で、テレビ広告に取り上げられていたヘンリー・ムーアの作品はすぐにわかる。
□ 幸せをよぶシンフォニー彫刻 (ガブリエル・ロアール)
□ 人とペガサス (カール・ミレス)
一か月前の梅雨明け日の自宅ベランダからの青空記録。今年は梅雨の期間が長い上に、7月はずうっと雨雲に覆われていて鬱々とした気分だったので、梅雨明けが待ち遠しかったね。それから猛烈に暑くなったのでそんなことすっかり忘れてしまったけれど。
「PATH」をあとにして、代々木公園の端を抜けて原宿までプラプラと散歩。
代々木公園のあたりは、江戸時代は大名・旗本の下屋敷、明治維新後は一面茶畑・桑畑になり、明治後半からは大日本帝国陸軍の練兵場、第二次世界大戦後はアメリカ空軍とその家族の団地となって、ワシントンハイツと呼ばれた。それが東京オリンピックの3年前に返還されて、その団地の一部がオリンピックの選手村になり、競技用用地となり、NHK放送センターになり、選手村はオリンピック後に公園に整備されていったとある。代々木公園にとっても日本にとっても、東京オリンピックがとても大きな転換点だったことがわかる。
□ 金糸梅 ヒラタアブ
□ 原宿駅 五輪橋
□ 一機目
トランプ大統領の来日した翌朝のこと、家でパンを齧っていたら普段聴きなれない爆音が近づいていた。「あ、これは...!」 慌てて望遠レンズを装着したカメラを取り出して目の前を飛ぶヘリコプター(VH-60N)に向けてファインダーを覗いてみると「UNITED STATES OF AMERICA」の文字。しかも同じヘリコプターが二機。どちらかにトランプ大統領が乗っているに違いない。大統領が乗ったヘリコプターがマリーンワンというコールサインで呼ばれる。
六本木の「ハーディー・バラックス」から千葉の茂原にあるゴルフ場に向かうとの報道だったので、東京湾を突っ切っていくものと思い込んでいたけれど、いったん北上して我が家の前を通るルートのようだ。
一年半前にトランプ大統領が初来日した際には、横田基地に着陸しようとしているエアフォースワンが突如として窓の外に現れて驚いた。今回は国賓となって羽田空港に着陸することとなり、エアフォースワンが我が家の方へ飛来することはなくなったと思っていたところへ、なんとマリーンワンの登場だ。
□ 二機目
□ 彩雲 帰路は車で相撲観戦に向かったようだ
□ オオヒメヒラタアブ マーガレット
空中を飛んでいる昆虫を撮ってみたいと思って何度も試みたものの、とても無理、不可能にすら思えてくるぐらいよく動く。ソニーの最新鋭機は犬や猫の瞳を自動でとらえるそうだが、昆虫の瞳オートフォーカス機能搭載のカメラが出るのを待とう。今は花の蜜を吸うのにジッと止まっているところを狙ってパチリ。
□ シジミチョウ
□ セイヨウミツバチ
窓から見える半月がとても明るい。ゴールデンウィーク明けからの5日間は湿度がいちだんと下がり、最低湿度が20%台で推移。高いところにある月はとてもクリアに見える。もう一日後だと「月面X」と呼ばれる月の表面に現れるXの文字の撮影にトライできたのに...翌日は厚い雲に覆われてしまった。
□ 富山行き 全日空 東北FLOWER JET
毎年ゴールデンウィークの間は空気が澄んでとてもさわやか。
上空4300mを飛行中の旅客機に花の絵が描いてあるのもかろうじて見えるし、雪が溶けはじめた富士山の地肌もよく見える。
□ 神田川
□ 雪も溶けて地肌が見えてきた
□ クマガイソウ
四月中旬、散歩中に見つけたこの奇妙な植物、クマガイソウという名札がついている。このぶら下がった袋状の唇弁を、源平一ノ谷の合戦で熊谷直実が背負った風船のような母衣(ほろ)に見立てて、クマガイソウとよぶのだそうで、そう言われると母衣だけじゃなく、兜もかぶっているように見えるし、袖と呼ばれる肩を守る鎧のパーツにあたる部分もそれっぽく見えてくる。
□ 熊谷直実 「一の谷合戦図屏風」(永青文庫蔵)より
□ 一本の茎から二輪の花を咲かせるニリンソウ
□ 山吹草
□ 著莪(しゃが)
□ 早すぎた だいたいこんな感じ
今年の三月は前半暖かく、桜の開花も早かろうということで、恒例の地元会の観桜会は3月23日に設定された。20日から22日まではなんと最高気温が20度越えで、22日は23.9℃! ところが、23日の当日は真冬並みの寒さに逆戻りで、集合場所の中板橋の「味楽」に到着するころにはみぞれまじりの雨が落ちてきた。寒すぎる! そして例年人でごった返す石神井川沿いには誰もいない。こんなに暖かい日が続いていたのに桜の蕾はかたくなだ。
□ 一番咲いているソメイヨシノでこんな感じ
石神井川沿いの「味楽」という街中華のお店にゆるーく集合がかかっていたので、行ってみると、なんと参加予定者が全員集合して、どうみても4人しか入れないような小上がりに大人が6人収まった。自分も久々に正座した。お店の人も「ここに大人が6人入ったのは初めてだねー」という。
お店を出てから石神井川沿いを板橋まで30分ぐらい歩いてなんとなく観桜会終了モードとなり、王子まで歩く予定を変更して、旧中山道の商店街を買いものしながらプラプラ歩く散歩会に堕落した。
□ 味楽
□ 味楽
今年の桜は、平成の終わりを惜しむかのように長く咲いてくれている。翌週の3月31日に千鳥ヶ淵を歩いてみると、たぶんこの時期が開花のピークのようだ。
□ 千鳥ヶ淵
□ 千鳥ヶ淵 まだまだ蕾がある
□ 田安門前 高燈篭
□ 清水門
目白の住宅街の中を、丸みを帯びた銀色の見たことのない車両がヌーっと通り抜けて行った。調べてみると、3月16日に西武池袋線に登場した「新型特急車両Laview」というものらしい。デザインは建築家の妹島和世氏が担当し、フロントの三次元曲面ガラスとアルミ車体が一体になって球面形状がこの独特な雰囲気を作り出す。この先端部は、よくみると球面のドアになっているようで、すごい精度が求められるんじゃないだろうか。鉄系の趣味はないんだけれど乗ってみたいなあ。
□ 目白庭園前踏切
□ 西武鉄道本社
3月初旬に池袋南口をぷらぷらと散歩。
ずっと建設中だった西武鉄道の本社ビルが2月末に竣工となった。ひし形にクロスした骨組みが斬新で、遠くからもとても目立つ。この建物は西武池袋線をまたぐようにして建てられていて、鉄道の営業を止めることなく地下2階・地上20階建てのオフィスビルが造られ、「ダイヤゲート池袋」と命名されているようだ。
□ 豊島区役所
□ 珍しく路地で子供が遊んでいると思いきや、Nintendo Switchに夢中
□ ソメイヨシノ
□ ジンチョウゲ
□ ハクモクレン
□ ヒカンザクラ
「渋谷ヒカリエ」の上階に行ったときに、ガラス越しに銀座線渋谷駅の工事の様子を見下ろすことができた。手前ヒカリエ、奥が渋谷駅、その間に明治通りが横たわる。この工事はその明治通りをまたぐ作業台の上でM字型の骨組みの屋根が組み立てられ、それを手前にスライドさせてヒカリエに接合させ、そして今組み立てられているものが、今度は渋谷駅側にスライドさせて渋谷駅にドッキングさせるのだそうだ。凄い工事。
太陽が富士山頂と重なってダイヤモンドのように輝く現象を「ダイヤモンド富士」と呼ぶそうで、自宅からだと年二回、11月17日ごろ、1月26日ごろの夕方に撮影のチャンスがある。昨年11月17日に見事に太陽が富士山頂に沈んでくれたんだけれど、ダイヤモンドの輝きは撮れず、失敗。年が明けて1月26日は雲が多く、失敗。翌日の27日は、少しだけダイヤモンドのように輝いてくれたものの、富士山頂からはこぼれ落ちてしまっていた。11月に再チャレンジ。
窓からクリアな半月が見える。
半月近辺では月面Xとか月面V、月面Lといって、X、V、Lのアルファベット文字が浮き上がるという記事を見つけて、自分の撮った写真を拡大してみると、確かにあるね。もう1日前だと、光の加減でもっとクリアに文字が浮かび上がることもわかったので、来月にでも再チャレンジしてみよう。