□ モヤシそば
谷中銀座から小路をちょっと入ったところにある「一寸亭」の人気メニューは「モヤシそば」。細切り豚肉とモヤシのあんかけが載っただけのラーメンで多くの人を集めるというのだから驚きだ。いったいどんな味なのか...と焦ってすすると、アツアツのとろみで口の中が火傷状態だ。冷ましておくと麺はのびるし、戸惑いながらの一瞬を狙う。シャキシャキのもやしにからむ醤油のコクをシンプルに味わう感じかな。
□ カニチャーハン
□ 木クラゲ玉子肉炒め
[一寸亭 (チョットテイ)]
台東区谷中3-11-7
TEL:03-3823-7990
□ 玉子炒飯は黄金色に輝いている!
「町中華」というカテゴリーがジワジワと浮上してきていて、ネットでの検索数も5年前から倍増している。一方で町中華は高齢化、後継者難で「絶滅危惧種」なんて言われたりもしている。町中華として魅力を放つには、かなり年季が入っていないといけないような気もするので、新店も生まれにくい。
先日、白山に住む友人に「兆徳」という町中華を教えてもらい、さっそく訪問。正午前に入店したもののすでに満席。厨房はチャーハンを煽る大きな中華鍋とヘラのぶつかる音が鳴り響き、高温な火の上でひたすら煽り続ける。おいしくないわけがない。黄金色に輝く玉子炒飯は、シンプルにしていい香り。モチモチした皮に包まれ、噛むと肉汁があふれだす餃子もいい。店を出ると外には行列が伸びていた。
[兆徳 (ちょうとく)]
東京都文京区向丘1-10-5
TEL:03-5684-5650
□ 而今
根津の「よし房 凛」の行列に並んでお昼ご飯。
天せいろがやってくるまで、蕎麦味噌と板わさをアテにして冷酒で待つ。
お酒が空いたところに天せいろがやってきた。この天ぷら盛りはほんとうにお得でおいしい。
ふっくらほくほくのキス、大きくプリプリの海老、甘いとうもろこし、軽くて香りのいい衣具合...塩でも天つゆでもおいしい。
□ 板わさ
□ 天せいろ
□ 海老 キス 椎茸 パプリカ とうもろこし 大根 オクラ 谷中生姜
□ 越前おろしそば
[よし房 凛 (よしぼう りん)]
文京区根津2-36-1
TEL:03-3823-8454
根津神社に行く途中、いつも蕎麦屋「よし房 凛」の前に大行列があって気になっていたところ、その行列もこの日は少し短め。一度食べてみようということで並んでみた。それでも40分ぐらい並んだかな。
ぶっかけのごぼう天そばと天せいろを注文。太陽にさらされながら40分並んだせいか、ビールがことさらおいしい! まもなくごぼう天そばがやって来た。惜しみなくたっぷりとごぼう天がのっている。サクサク。おいしい。蕎麦はほんの少し太目でむっちり。蕎麦の香りもいい。なるほど、人気があるわけだ。天せいろの天ぷらの盛りもどっさり。
お店を出ると空が真黒な雨雲に覆われていて、今にも降り出しそう。
□ 牛蒡天そば ぶっかけ
□ 天せいろ
[よし房 凛 (よしぼう りん)]
文京区根津2-36-1
TEL:03-3823-8454
東京都美術館で開催されている「バベルの塔」展に行った後、根津駅の方へブラブラと歩いていたら木造3階建ての「はん亭」に出くわし、誰も並んでいないのでそのまま入店して串揚げランチ。
□ 稚鮎 そら豆
□ 岩海苔のお茶漬け
[はん亭 根津本店]
文京区根津2-12-15
TEL:03-3828-1440
□ 釜めんたいバター 粉チーズもふりかけて
もんのすごい暑い休日に、根津神社の入り口近くにある讃岐うどんの「根の津」でランチ。大混雑のつつじの時期でもないし、13時も回っているので空いているんじゃないかと期待していたけど、やっぱり炎天下で待つことになってしまった。このパターンは座るとまず冷たいビールだ。
娘の注文した「釜めんたいバター」ってのは、釜揚げの熱いうどんに、バター、明太子、シソ、海苔、胡椒がかかったもの。よーく混ぜて、粉チーズもふりかけたりしてもいい。せっかくの讃岐うどんになんてことするんだ!と思うかもしれないけど、頭をうどんぐらい柔らかくして味わうと、かなりインパクトのあるおいしさを体験できる。明太スパゲティーをモッチモチの触感にした感じ。
□ 温・冷2種うどん かやく&ぶっかけ
[根の津]
文京区根津1-23-16
TEL:03-3822-9015
□ 夏のモンブラン
ローマの写真はちょっと中断。
先月行った谷中銀座の「和栗や」に再び立ち寄って、「栗薫モンブラン」のほかに「夏のモンブラン」なるものを注文。一見メロンの果肉に見える部分がすべてメロンのシャーベットになっている。見た目のインパクトがすごい。
[和栗や]
台東区谷中3-9-14
TEL:03-5834-2243
□ 栗薫モンブラン と ほうじ茶 (DP2 Merrill)
今年一番といわれる炎天下の中、谷中銀座を散歩。
「肉のすずき」で揚げたてのメンチカツを買って、酒屋の「越後谷本店」の店頭で生ビールを注いでもらい、店先で食べる。行儀悪いけど、これ本当に極楽な味。
その越後谷本店の向かい側にある「和栗や」という栗菓子専門店で、モンブランのデザート。たいていのモンブランはラム酒等をかなり効かせてあって、実は栗の風味ってのはあまり感じにくかったりすることが多いのだけれど、この「栗薫モンブラン」は洋酒を使わず、和栗のほのかな甘さや香りを生かした仕上がりになっていて、感動的なおいしさ。
[和栗や]
台東区谷中3-9-14
TEL:03-5834-2243
□ 生春巻
よく通っていた池袋のベトナム料理屋さんの「ミュン」が無くなって久しくなるが、先日本郷三丁目で「ミュン」を発見。池袋店と同じメニューがそろっていて、ちょっと嬉しい。巻きのしっかりした生春巻や、豚のスペアリブの唐揚げなど、やっぱりミュンの馴染んだ味が好き。
□ 豚の油揚げ
□ 豚の油揚げ
□ 揚げ春巻き
□ 焼きビーフン
□ 空芯菜炒め
□ 鳥カレー
□ 牛肉かけソーメン
□ ココナッツアイス
[ミュン 本郷店] 【閉店】
□ サーカス (チョコ生地の上に珈琲ムースを載せ、バナナムースで包む)
「森の」を出た後、本郷三丁目の菊坂周辺をブラブラ下りながら、明治時代の文人の旧居跡に立ち寄り、菊坂下経由、新坂を登って東大正門前に出て、また出発点まで戻り、「TIES」でケーキとコーヒー。途中、「ゑちごや」で大福、「アトリエ・ド・マヌビッシュ」でパン、「壺屋総本店」で最中などをお土産に調達。江戸から明治を感じとる散歩コース。
□ 樋口一葉 旧居跡前の路地
□ ネージュ (マンゴーのクレームブリュレの上にクリームチーズ)
□ TIES
□ 壺屋総本店 (江戸時代の創業)
[TIES (タイズ)]
文京区湯島4-1-13
TEL:03-3818-0393
□ むぎめおと
前の週はダウンジャケット着て震えながら神宮球場で野球見てたのに、一気に暖かくなって半袖で本郷三丁目周辺を散歩。スタートは「蕎麦切 森の」の海老天+むぎめおと。「むぎめおと」とは手打ちの蕎麦と冷麦の合盛り。天ぷらは、野菜も車海老もふっくらとして甘い。
□ ハナミズキ
□ ペコロス
□ 新ニンジン
□ 車海老
□ ハナミズキ
[蕎麦切 森の (そばきり もりの)]
文京区本郷2-25-1
TEL:03-3818-9555
□ 牛肉牛蒡 生麩 沢蟹
根津の「はん亭」で会食。
根津散策のたびに、この木造三階建ての建物に入ってみたいと思っていたけど、いやー、中は広いんだねー。こんなに多くの人が全員串揚げ食べてるんだから、すごい。串揚げを12本食べたところでギブアップ。生麩や舞茸のにこごり、そばがきの串揚げなんてのがあって、そのアイディアの斬新さも楽しい。
[はん亭 根津本店]
文京区根津2-12-15
TEL:03-3828-1440
□ レアチーズケーキ
本郷周辺散歩のあと、「TIES」で濃密なコーヒーとおいしいケーキで一服。まぶしい陽の光の中を散歩してきた後なので、かなり暗い店内に入るとしばらくまったく何も見えず、手探りでカウンターの奥にたどりつく。すごく狭いんだけど、この暗さと店内に漂う深い香りのおかげでとても落ち着く。
□ オールドビーンズをネルドリップで丁寧に抽出
□ 奥に小部屋
□ モンブラン
本郷5丁目から6丁目にかけて。階段と坂の町。
[TIES (タイズ)]
文京区湯島4-1-13
TEL:03-3818-0393
□ むぎめおと (蕎麦と冷麦)
本郷三丁目の「森の」で冷麦を食べる。冷麦ってうどんと素麺の間にあって、どことなく世間では冷遇されているような気がするが、「手打ちの冷麦」って言われるとがぜん興味が沸いてくる。ややピンクがかった半透明な麺はコシがあって、薄めの出汁で食べると香りも映えてとてもおいしい。でも、やっぱりそれって細い手打ちうどんじゃないの?って言われると、そうかもしれない。
[蕎麦切 森の (そばきり もりの)]
文京区本郷2-25-1
TEL:03-3818-9555
□ 小倉豆かん
「芋甚」でアイス最中を買って食べ歩きしようと思ったのに、ついつい小倉豆かんや抹茶黒蜜きなこなんかをたのんでアイスだらけになってしまい、すっかりアイス最中への戦意喪失。アイス最中は夏の宿題にしよう。
□ 抹茶黒蜜きなこ
[芋甚 (いもじん)]
文京区根津2-30-4 MAP
TEL:03-3821-5530
□ ニラそば
斬新なビジュアルに惹かれて「BIKA」でニラそばなるものを注文。どんな味なのか想像つかないでしょ。あっさりすぎるぐらいあっさりとした味わい。肉味噌をからめながらすするとちょうどいい。ニラは重い中華包丁でシャープに刻まないとこういう味わいにならないという。こんなにニラだらけなのに、ニラ臭くないのだ。
□ あっさりとした味わい ニラ臭くないのが不思議
□ 五目炒飯
□ 芝海老と青豆の塩炒め
[BIKA (ビカ)]
台東区池之端4-25-11 MAP
TEL:03-3821-3347
オトメに再会。いや再訪。
今回は玉子チャーハンと餃子を注文。ごはんの山を崩したときにホワッと立ち上がる葱と卵とラードの香りが抜群にいい。餃子の方は、よく練り込まれた野菜たっぷりのジューシーな餡が包まれている。
[オトメ]
文京区根津2-14-8 MAP
TEL:03-3821-5422
□ じゃっぱ汁
本物の津軽料理一筋の「みぢゃげど」で会食。素材も地酒もすべて津軽から取り寄せられたもの。もちろん作り方も全て津軽仕込み。ここでの体験は食の文化財だ。店主ご夫妻の話も楽しかった。言葉も津軽仕込みだから、半分も分からなかったんだけれど。
しかし、残念ながら写真はほとんど手振れ。しょぼん。
次回はK-5で再チャレンジだ。
□ 帆立の黄身がけ
□ 焼きビーフン
名前って大事だよね。
先日根津散歩したときに「オトメ」っていう中華屋さんの看板を見かけて、そのときは素通りしたものの、その後だんだんとその名前が気になり始めて、ついに行ってしまった。ここもたぶんこの辺りの方々に愛されているお店なんじゃないだろうか。料理は中華なんだけれど、お店のたたずまいは洋食屋さんのようだ。
ズラーと並んだメニューの中から、唯一手書きで書き加えられていた焼きビーフンを注文。すばらしい。おいしいスープをたっぷり吸った、しかもしっかりコシのあるビーフン。まったく油っぽくなく、サラッとしている。他のメニューも期待が膨らむ。
[オトメ]
文京区根津2-14-8 MAP
TEL:03-3821-5422
□ 釜揚げうどん うどん、出汁、薬味、いずれも気合いたっぷり
大掃除を放って根津散歩。煉瓦蔵の立派な「釜竹」で釜揚げうどん。蔵の中のほか外側もきれいな庭に面して大テーブルのダイニングになっている。今回はうどんしか注文しなかったけれど、酒や料理の品揃えもすばらしく、次回はゆっくり過ごしてみよう。
□ ざるうどん 太打ち
[釜竹 (かまちく)]
文京区根津2-14-18 MAP
TEL:03-5815-4675
□ 豆腐のサラダ 人参のサラダ
板橋の「栄児 家庭料理 (ロンアール カテイリョウリ)」が本郷三丁目や池袋サンシャインシティにも進出していた。同僚のオススメ、本郷店で四川三昧。その真っ赤な姿にかなり身構えて挑んだが、痛いほど辛いわけでもなく、ほどよく辛く、ほどよく痺れた。どれを食べてもとてもおいしい。板橋で食べたときはもっとヒーヒーいったような気がするのだけれど、お店の違いなのか、自分が慣れたせいなのか。
□ 棒々鶏
□ 棒々鶏を食べ終わると、茹でモヤシを入れてくれる
□ スペアリブの酢豚
□ 殻付き大正海老の四川唐辛子炒め
□ 麻婆豆腐 (ごはんをもらってのっけて食べる)
□ 水餃子
□ 汁なし坦々麺
[栄児 家庭料理 本郷店 (ロンアール カテイリョウリ)]
文京区本郷3-15-1 MAP
□ ミニ団子
「行きましょう。上野にしますか。芋坂(いもざか)へ行って団子を食いましょうか。先生あすこの団子を食った事がありますか。奥さん一返行って食って御覧。柔らかくて安いです。酒も飲ませます」(『我輩は猫である』)
日暮里散歩の終着は谷中の墓地を抜けてJRの跨線橋をわたり、羽二重団子(はぶたえだんご)へ。1819年創業というから、漱石が通っていた1900年前後にはすでに老舗。デビッド・ラムゼイの古地図コレクション1892年東京地図でみると、自分たちが歩いた道がほぼ羽二重団子にいたる「芋坂」であったことがわかった。
時代劇でよく団子屋さんで一服するシーンがでてきたけれど、羽二重団子に到着したときはまさにそんな感じ。水の流れる庭に向かってお店が作られていて、涼やかに団子とお茶で一服。メニューには団子やかき氷に加えてお酒が載っていた。『我輩は猫である』に「酒も飲ませます」と書いてあるので、なくすわけにいかないのかもしれない。
□ 1892年古地図 赤い印のあたりがたぶん羽二重団子
□ 現在の地図
今年最高の気温の中、激しく渋るカミさんを連れて日暮里散歩。外を歩くとほんとうにクラクラするくらい強い日差しで、"夕焼けだんだん"を下ったところで早くもお寿司さんへ避難。店頭に出ていた大きな看板にあったランチちらし(1000円)を注文。これがまた予想外に立派で、いったい何種類の具材が盛り込まれているのだろうか。写真をたよりに思い出すだけでも20種類(中トロ、赤身、とり貝、あおやぎ、海老、カンパチ、タコ、イカ、ゲソツメ、シャコ、ホタテ、いくら、玉子、かまぼこ、干瓢、筍、椎茸、酢蓮、絹サヤ、でんぶ)以上はあった。お値打ちランチ。
[魚て津 (うおてつ)]
荒川区西日暮里3-14-11 MAP
TEL:03-3822-1657
□ 生醤油うどん すだちと生醤油の香りでいただく
今年も根津神社(ねづじんじゃ)のつつじ祭りに行ってみた。というよりも、その近くにある「根の津(ねのつ)」のうどんが食べたくなってでかけた、という方が正しいかも。都内でもあちこちで讃岐うどんの看板が上がっているが、ここのうどんが一番好き。列に並んでいると昨年同様「讃岐饂飩」の看板を見て、「さぬき・・・まんじゅうだって」といいながら通り過ぎていく人が二人もいた。
[根の津] 文京区根津1-23-16 TEL:03-3822-9015 MAP
□ ぶっかけ ツルッとしてムチムチ
□ ふぐ雑炊 味付けはせず、いくらの醤油付けをのせていただく
先週、休暇の最終日に本郷三丁目の「ととや」で会食。今シーズン最後の鍋となる。
[ととや] 文京区本郷3-31-3すずよしビル TEL:03-3813-5514
□ てっさ
□ ふぐ唐揚げ
根津神社の入り口の並びにあった讃岐うどんのお店「根の津(ねのつ)」でお昼ご飯。もっちりしこしこしことした麺でかなりおいしい。セルフ方式ではなく、注文を取って供されるタイプの讃岐うどん店。お店全体は狭いが、ゆっくりと落ち着いていただける。
お店の入り口の看板には「讃岐饂飩 根の津」と書かれている。並んでいるときに通りかかった年配の方が看板を見ながら「さぬき・・・まんじゅうかあ」と言いながら通り過ぎていった。
「水道タンク」のまわりを一巡りしているときに、長野在住の元同僚から電話があり、来京しているとのこと。目の前を通りかかったバスに飛び乗って池袋へ出た。秋葉原で待ち合わせし、いっしょにPCパーツを物色したあと、本郷三丁目の「ととや」へ向かった。散歩の途中だったので、デジタル一眼を持っていたこともあり、初めてお店の中で一眼を使って撮影してみた。
今日は魚市場の初セリだったと思うが、和食系のお店も今日から開店なのだろう。お店はカウンターも座敷も、新年会と思われる年配の方々でびっしりと満員。
[ととや] 文京区本郷3-31-3すずよしビル 03-3813-5514