December 14, 2008

青森 御なたね油

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□ 御なたね油

高校生の頃、いとこの運転する車に乗って東京から下北半島の大間まで行き、フェリーに乗って北海道まで北上したことがあった。仙台までは快適であっとういう間に着いたものの、その後の大間までがとてつもなく遠く感じた気がする。特に、照りつけるような日差しの中、陸奥湾に沿って人も車も見当たらない真っ直ぐの道を走っているときは、時間が止まってしまったような気すらしたものだ。「横浜」....そんな道の途中に「横浜」という地名を見つけて、「青森にも横浜があるんだぁ」とつぶやいたことを鮮明に覚えている。

先日の青森ナイトでは、なんとお土産セットまでついていて、殻が緑色の「緑の一番星」という卵や、無褐変りんご「あおり27号」、青森で大流行しているという「味噌カレーミルクラーメン」のカップ麺などといっしょに、小さな瓶に入ったな「御なたね油」があった。「キザキノナタネ」という優れたバランスの食用菜種の実を非焙煎一番絞りで静置し、飴色になった上澄みだけを精油したものなのだそうだ。プレミアムなバージン菜種オイルというわけだ。この「御なたね油」が「青森県横浜町」産だという。「あー、あの横浜が一面菜の花畑になっているんだなぁ」と感慨深く、ナッツのような香のするサラッとしたオイルをパンに浸して食べてみた。

 
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