今年もicydogの彷徨にお付き合いいただき、ありがとうございました!
スマホやFacebook大隆盛の中でネット上の導線や潮流が大きく変わっていくのを実感した一年でもありましたが、そんな中でもこの2003年仕様、レガシースタイルのブログを覗いていただけることに心より感謝いたします。
この一年間をスクロールして振り返ってみると、散歩する街、通う店、食べるメニューがだんだんと固定してきているような気がしなくもないですが、なんとか来年も好奇心に突き動かされるような1年になればいいなあと思っています。
□ サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会の天井
ファルネジーナ荘を出てルンガラ通りを南下しながら、トラステヴェレを散策。トラステヴェレとは「テヴェレ川の向こう側」という意味らしく、ローマの代表的な下町地区。
ローマ最古の教会と言われる「サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会」の見事な天井を、カメラを自動シャッターモードにして床置きで撮る。それにしても、このSIGMA DP2 Merrillというカメラ、手ぶれさえしなければ、細部まで実によく撮れる。この天井の写真を等倍で切り出してみると、ここまで写っているのか!と驚くばかり。→
□ 天井部の等倍切り出し これ高いところにある天井だよ!
□ ルンガラ通り
□ 手すきガラス越しだと絵画のように
□ ローマ最古の教会 サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会
□ 初期キリスト教の面影が残るというモザイク画
ローマのテヴェレ川の西岸を散策。
大富豪の別荘で、屋敷全体の内装をラファエロが請け負ったという「ファルネジーナ荘」に立ち寄る。観光客もまばらで、静かに、ゆっくりと回遊できるし、あちこちに茶目っ気たっぷりな騙し絵のような趣向が凝らされていてすごく楽しい。
□ このカーテンは全て「絵」
□ この階段も、なんだか実際より遠く見える
□ 考古学博物館
ネタ枯れ対策シリーズが続く。
紀元前、ローマ帝国の政治経済の中心地であったフォロロマーノ。
塩野七生の「ローマ人の物語」を読み、カエサルやアウグストゥスが活躍したこの場所が、今でも散策して歩けることを知ったのが、今回の旅行のそもそもの動機だ。
これほど高度に完成していた都市が、帝国の滅亡の後にうち捨てられ、土砂に埋もれていってしまったってこともどうにも信じられない。土砂に埋もれてしまったおかげで、今こうして触れられるわけだけどね。
□ パラティーノの丘 ラピュタの巨神兵が現れそうな庭
□ この猫はここの主かも びくともしない
(夏のローマ散歩の旅から)
ローマ市内をあちこち歩き回ったけれど、コロッセオはやっぱり圧倒的な存在感。市内交通上の要衝でもあるので、出歩くたびに、ここを通ることとなる。
□ 突き当たりがコロッセオ
□ コロッセオからパラティーノの丘を望む
ダルマワンサホテルは、朝食も立派。
洋食、中華、インドネシアスタイルの朝食がズラリと並べられている。木製のブライドで細められた強い日差しが高い天井の静かなダイニングに心地よい。
ジャカルタの空港からの道が大渋滞で、速ければ45分のところを2時間半ぐらいかかってホテルに到着。
しかし、このホテルが素晴らしい。ロビーに到着するなり、一人一人に担当者がついてそのまま部屋に案内される。それから部屋の中でチェックインの手続きが進められる。やがて担当のバトラーが現れ、ウェルカムドリンクの注文がとられたころにスーツケースが運ばれてくる。部屋も居室と寝室が分かれていて、しかもすごく広い。バスルームだって一部屋つくれそうな広さだ。トイレも2カ所。ずいぶんと豪華だけど、料金は先日の大阪出張のときのホテルと同じくらいだ。
□ 寝室から居室
□ 広いバスルームの照明
□ 広いベランダ
□ ベランダから庭を望む
タクシーの運転手さんに聞くと東福寺の紅葉はまだまだだという。
それでもとにかく行ってみることにしたら、結構赤いじゃないか! 人の数も半端ない。運転手さんの口ぶりから想像するに、きっと本番を迎えると、紅葉具合も人の込み具合もこんなもんじゃないってことなんだろうね。
□ 通天橋
□ 通天橋
□ 生麩田楽
□ 方丈南庭
□ 方丈北庭
青蓮院がライトアップ中であることを知って、入場締め切り3分前に駆け込む。
ライトアップというより、ライティングアートという感じで、昼の青蓮院とはまた違った幽玄な世界が創られている。
□ 知恩院山門にいたる華頂道
□ 錦市場
ほんと、どこの街に行っても市場を歩くのは楽しい。京都の錦市場は1200年前ぐらいから続いているらしいが、河豚を薄く引いて売ってたり、勢子蟹や焼き穴子、だし巻き玉子、京野菜なんかも並んでいる。
丹波の大粒の焼き栗はホクホクして甘く、うまいなあ!翌日も買ってしまったよ。
□ これこれ、うまいよ
週末に京都へ。紅葉には早いらしいが、色づく楓もあり、桜、欅、銀杏なんかはもうすっかり色づいていて、すっかり秋の風情。晴れ間が見えたかと思えば、小雨がちらつき、急に冷気に降りてきたかと思えば、また緩む、ってな感じの移り気な秋の空。
□ 足漕ぎ式! 包丁研ぎ屋さん
(夏のローマ散歩の旅から)
朝市の開かれるフィオーリ広場のまわりの人々。
□ 蛇口を指で押さえると、管の途中の穴から飲み水が飛び出す
□ けだるいオーラ 漂いまくり
□ ウンベルト I 世 橋 から最高裁を望む
サマータイムなので19:00ごろでも日は沈まない。
レストランも19:30からオープンだったりするから、「夕方」の時間帯がすごく長く感じる。
□ サンタンジェロ橋からサンピエトロ大聖堂を望む
コロナーリ通りをナボーナ広場まで歩いたあとに、パンテオンに行き天穴を見上げ、トレヴィの泉を通り抜けて、スペイン階段まで散歩。パンテオンは西暦128年に再建されたものが現存しているもので、ラファエロの墓もここにある。写真でこの神殿の天穴を見るにつけ、雨降ったらどうなるんだろう?と思ってたけど、隅々まで歩いてみて、床が中心から壁に向かって傾斜していることがわかった。たぶん床に落ちた雨は壁に向かって流れ、排水されるようになってんじゃないかと思う。
□ スペイン階段を上りきったあたり
□ パンテオン
□ トレヴィの泉
ローマ旧市街地の中心部、コロナーリ通りを散歩。
16-17世紀ごろ、この狭い道を挟んだ両側に有力者がこぞって邸宅を建てたのだそうで、今もこうしてその建物を改修して人が住み続けている。この枯れた静かな通りをきれいなおねえさんや、昔きれいだったと思われるおねえさんが犬を散歩させていたりする姿がまたカッコいいんだよなあ。
□ ニッチとよばれる、建物をくぼませた飾り
□ これは家紋か?
□ ナボーナ広場
ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂はクーポラ(ドーム屋根)の部分が登れるようになっていることを知った。横っちょの小さな入口から、エレベーターコースと階段コースがあり、入場料もちょっと違う。せっかくだから、階段に挑戦しようかとも思ったけれど、無難にエレベーターを選択して助かった。というのも、エレベーターを降りてからのドーム屋根裏階段の長いこと! 息を切らしながら、暗く、細く長い階段を登りきると、ローマ市内が一望できる景色を手に入れることができる。風が汗を吹き飛ばしてくれる。
□ ドームのカーブにそってナナメッている階段をひたすら登る
□ 文字の書かれている部分のさらに上あたりまで登ることができる
□ クーポラの上からは市内が一望できる (クリック:DP2 Merrill)
□ クーポラの柱の下に小さく人影が見えるでしょ
□ 二重螺旋階段 (K-5 / PENTAX DA15mmF4ED)
ラファエロは37歳で亡くなったのだそうだ。母親を8歳で、父親を11歳で亡くすという生い立ちでありながら、25歳のときにはローマ教皇に雇われ、弟子を率いてヴァチカンに多くの作品を残している。稀に見る天才だったんだろうけど、意外や性格は従順で多くのパトロンを持っていたのだそうだ。そんなラファエロの作品をはじめとするヴァチカンコレクションを見学。
ちなみに、友人のアドヴァイスで「ヴァチカン美術館に行くなら絶対にネットで予約していった方がいい」ってことで、予約を済ませておいたのが助かった! 予約券を持っていない人は炎天下の長蛇の列につかなければならない。
□ ラファエロの間(コンスタンティヌスの間) (K-5 / PENTAX DA15mmF4ED)
□ 床はモザイク装飾(コンスタンティヌスの間)
□ 圧巻の地図の間
□ カンディア通り (DP2 Merrill)
夏休みをとって家族でローマ散歩の旅に出かけた。といってもさすがに社会人になった息子はもう旅行にはついて来ない。
ローマも東京に負けず劣らず暑かったー! 散歩にはめちゃくちゃ不向きな時期なんだろうけど、水と新しく入手したカメラ「SIGMA DP2 merrill」を携えて、とにかく朝から午後まで5日間ローマ市内をひたすら歩きまわった。これから、何回かに分けてアップしていく予定。
また画像は、このエントリーからRetinaディスプレイの解像度に合わせて調整していく。
□ マリオ・デ・フィオーリ通り (DP2 Merrill)
□ フォリ・インペリアリ通り (GRDIII)
□ 聖橋下
「北京亭」を出てから神保町、御茶ノ水をぐるりと散歩。
□ 後楽園
□ すずらんまつり (神保町)
□ 聖橋(ひじりばし)
□ 御茶ノ水橋から水道橋方面
□ 後楽園駅
フィルターは特に用意していなかったのだけれど、空を見上げると薄曇りなので、雲をフィルター替わりにすればなんとかなるような気がして、最大絞り、最高速度にしてノーファインダーで撮影。うまくゴールドリングがフレームにおさまってくれた。
□ プングムストア ヤンニョムチキン
新大久保の駅を降りたら、なんだか凄いことになっていて、原宿のような大混雑ぶり。韓国料理店は長蛇の列。歩くのもままならない。一昔前ならちょっと怪しい雰囲気の通りが、いまやイケメン通りとか呼ばれ、若い男女で溢れかえっている。ソウルの街さながら、おでんやトッポギ、ホットックなんかの屋台やBBクリームを取り揃えた化粧品店もあちこち出ていて、歩いているだけでワクワクする。まだまだ進化していきそうな勢い。
□ 焼き小籠包
□ ポポ屋台のホットック (はちみつアンコ)
□ 春川鶏カルビ屋台
□ 韓cook
□ 春川鶏カルビ屋台
□ ポポ屋台
川越 喜多院にある五百羅漢像は江戸時代に建立されたもの。ここの羅漢は表情豊か過ぎて、かなりユーモラス。行動観察できちゃうくらい日常的な仕草の見本市になっている。頬杖ついていたり、居眠りしたり、鼻くそほじくっていたりしてる。
□ 白象に胡坐する普賢菩薩
雨の中、川越の喜多院へ出かける。
川越の駅から喜多院へ向かう途中から、雨が上がり気温もぐんぐん上昇。冬と春の境目を感じた瞬間だ。
徳川家に篤く遇された喜多院には客殿・書院及び庫裏が江戸城紅葉山の御殿が移築されていて、家光誕生の間や春日局の化粧の間に足を踏み入れることができる。撮影厳禁なのが残念。
□ 仙波東照宮
□ 庫裏から本堂(慈恵堂)へ渡る
□ 慈恵堂
□ まるで垂直の庭 壁庭って都市に合っているかも
「南青山サンタキアラ教会」に入っていくところの建物の壁が好き。壁全体が植え込みになっていて、まるで庭のようになっている。垂直ならば、どんな狭い土地でも庭は作れるね。
□ 空き地の番猫