11月末に新発売になった富士フイルムの「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」というマクロレンズを入手して、小石川植物園を散策。入り口で係りの方が「寒桜が開花してますよ」と教えてくれたので、わずか三輪ばかり咲いた寒桜の木を見つけて試撮。池の錦鯉の鼻の穴や枯葉の葉脈なんかも収めながら歩く。久しぶりのマクロレンズで時を忘れて楽しくプラプラと彷徨う。
□ つわぶき
リビングでゴロゴロしていたら、窓の外に低い高度で飛ぶジャンボジェット機が現れた。もしや!と思って撮影してみたら、なんとトランプ大統領を乗せたエアフォースワンだ。東京上空を北上し、大きく西に旋回して横田基地に向かっていった。
昨年自宅のベランダから遠くに捉えた入間基地の航空祭でのブルーインパルスの展示飛行、今年はついに入間基地まで行ってしまった。間近で見るブルーインパルスは、ジェットエンジンの音、排気ガスの匂いも相まってその迫力に圧倒される。パイロットはアイドル並みの人気。ただ、ものすごい人の数にはさらに圧倒される! 21万人だって!
□ 京橋エドグラン
伊勢廣を出た後、昨年竣工した京橋エドグランの大きなソファで一休み。
一階の通りに布張りのソファーが置いてあるなんて斬新。しょっちゅう洗濯しなきゃいけないんだろうね。隣りのソファには伊勢廣で隣の座卓にいた夫婦が同じようにくつろいでいて、ここは伊勢廣満腹コースの休憩所らしい。
この三連休、池袋界隈では第18回にもなる「東京よさこい」が開催され、全国から118チームが参加して演舞が競われた。もはや町内会の同好会なんてレベルじゃなく、組織立って訓練が重ねられた見応えのあるものばかりだ。老若男女混成の地元チームなんかも微笑ましいし、最近は小さな子供の方がダンストレーニングされているせいか、大人よりもキレがあって感動的だったりする。
ヘリコプターの爆音が聴こえてきたらベランダ撮影タイム。
この日の朝は、陸上自衛隊の大型輸送用ヘリコプターCH-47Jが練馬駐屯地を飛び立って、十条駐屯地あたりの上空でUターンしてまた練馬駐屯地まで戻るというのを5回ぐらい繰り返してくれたので、すっかり飛行コースがわかり、落ち着いてカメラを構えて撮ることができ、設定もいろいろと変えて試し撮り。飛行体を捉えるいい練習だ。ヘリコプターも離着陸の練習だったんだろうなあ。毎週やってほしい。
ただ、シャッタースピードを上げてヘリコプターをブレさせずに撮ると回転翼が止まっているかのようになってしまって、躍動感ゼロ。落っこちてきそうに見えてしまう。
久しぶりのまとまった雨だ。
自宅の窓から見える景色も真っ白。その中にドーム型のシルエットが浮かび上がって見える。建て替わった大谷配水塔だ。旧水道タンクのデザインを継承したものでまわりの住宅街の中で異彩を放つ。二年間毎日眺めていても気づかなかったものが、遠くの視界が遮られることで見つけることができた。
□ 生後1日目
5月2日に目白庭園でカルガモの赤ちゃんが誕生した。
実は昨年も5月2日に誕生した。カレンダーを持たないはずのカルガモが、驚きだね。
写真は誕生翌日、生後1日目のもの。観ていると、とにかく親ガモが13羽の子供たちを引き連れて園内を歩き回る。坂を上り、高いところから池にジャンプしたり、水の流れるゆるやかな瀧を登ったり、泳いだりと、休む暇がない。これはあきらかにトレーニングだ。感心する。
目白庭園は結婚記念写真の前撮りによく利用されていて、この日も撮影会が行われていたのだけれど、カルガモ親子軍団が歩きまわって新郎新婦に絡んだりするから、もうたいへん。
上空に前日雷雨をもたらした寒気が流れ込んでいるせいか、高高度を飛ぶ飛行機がきれいに飛行機雲を描く。ジェットエンジンから吐き出された500℃の水蒸気はマイナス50℃の冷気に冷やされて氷となって雲になる。入間基地からの帰り道に4本の飛行機雲を吐き出しながら飛ぶ機影にカメラを向けて撮影してみた。スマホのアプリ「flightradar24」を使うと、飛んでいる飛行機にスマホカメラを向けるだけで、その飛行機の情報が表示される。これは上空1万1130mを飛ぶ成田発上海行きの日本カーゴエアラインKZ615便(Boeing 747-8KZ)だ。この写真に4月30日の夕方に撮影した三日月と二重露光加工してみた。
入間基地の滑走路上に動きがなさそうなので駅に向かって戻り始めたところ、大型の輸送機C-130が頭上を横切っていった。15分置きぐらいに次々に飛んでいく。カメラの背面モニターで写真を拡大してみると、翼にはUSAFとある。U.S. Air Force、アメリカ空軍だ。地図を見ると米軍横田基地を北に向かった飛び立ち右に旋回するとすぐに入間基地。わずか10kmぐらいしか離れていない。自衛隊の基地に来たはずなのに、撮影できたのが米軍の輸送機ばかりという結末。
□ アオサギ
昨年ベランダから入間基地上空を飛ぶブルーインパルスが見えたことがあって、そんなに遠くないことに気づき、いつか入間基地のあたりを散歩してみたいなと思っていた。池袋から副都心線に乗って相互乗り入れしている西武池袋線に入り、武蔵藤沢という駅で降りる。わずか40分。
駅から基地に向かって歩き始めてまもなく茶畑が現れる。そうか住所は狭山、狭山茶だ。小川にアオサギがいたり、アメリカのトラベルトレイラーがあったりと、基地にたどりつくまでにフォトジェニックなものが次々に登場する。
一方、入間基地はというと、ゴールデンウィーク中のせいかもしれないけれど広大な敷地に伸びる滑走路には自衛隊員がジョギングしているぐらいで、何も飛来することなくとても静かだ。報道ではとても緊迫した極東情勢なのだけれど、ここは穏やか。
□ AIRSTREAM トラベルトレイラー
□ ムクドリ
□ あちこちに茶畑
□ アオダイショウ
谷中のお寺が密集しているエリアの細い路地を歩いているとき、少し前を歩いていたカミさんの絶叫が突然響き渡る。しかも今までに聞いたこともないぐらい大きく、長くだ。駆け寄って聴くところによると「まぎれもなく何か生き物のを踏んだ感触だ」と難しい言い方をする。近くを見渡すと黒くて長いヘビがこれまたパニック状態で逃げ惑い、近くの住宅の土台の奥に逃げ込んだ。たぶんヤツも踏まれたのは初めての体験だったのだと思う。骨折しているかもしれない。申し訳ない。
□ 軒先の鉢植えがこんなになってしまう ヒマラヤ杉
□ 「Old Town House 根津」 ファサードが藤棚
□ あー、ついに雷雨!
□ 散歩も中断して撤収
池袋の東急ハンズで買い物して出てきたら路上で人だかりができていて、輪の中心にフクロウがいた。本当はベンガルワシミミズク。池袋はイケブクロの名前からフクロウとのつながりが深いらしく、あちこちにフクロウ関連のオブジェがあったりするのだけれど、ついにフクロウカフェも数か所でき始めたようだ。路上のミミズクもそんなお店のデモンストレーション。男前だ。メスかもしれないけど...。
新国立美術館を出て東京ミッドタウンでお花見。
地下にある「茅乃舎(かやのや)」のイートインで食べたさつま芋の入った甘い豚汁がおいしかったので、夕食も家でそっくりな豚汁を作ってみた。いいね、甘い豚汁も。
□ 「汁や 久原本家 茅乃舎」 九州の豚汁 おにぎり二個セット
□ スタート地点は1-2分咲き
先週末に職場の地元会メンバーで恒例の観桜散歩。
中板橋駅に集合して、石神井川沿いに花見をしながら王子を目指す散歩。
一昨年は4月5日に実施して、雨の中の葉桜観賞。遅すぎた。
昨年は4月2日の実施で、満開。最高。
今年は4月1日の実施で小雨の中の3分咲き。
ちょっと早かったかな。屋台も出ていなければ、人もまばら。とにかく寒い。
途中、夕方の宴会の時間が迫ってきたので王子行きは断念し、加賀公園のあたりからドロップアウトして西巣鴨の「華興」に向かい、餃子宴会。
□ 苔むした幹から咲く桜
□ 華興(かこう) つぼ餃子 くぼみに特製辣油をたらして
□ このあたりは3分咲きか
箱根の温泉へ小旅行。初日は冷え込んで、夕方から雪が降ってきた。どこへも出かけずお湯に浸かりっぱなしだ。翌朝はよく晴れて朝食処の窓から外輪山越しに真っ白な富士山の頭が見える。
□ 仙石原から箱根外輪山越しに富士山
□ 芦ノ湖
快晴のもと、レンズの絞りをF1.2の開放にして、超高速なシャッタースピードで撮影してみた。強い光の中でボケをつくるからか、どことなく不思議な感じ。心象風景のような写り。
□ 芦ノ湖
□ くどき上手 無愛想 山田錦を22%まで磨き上げた純米大吟醸
某店で「くどき上手 無愛想」という山田錦を22%まで磨き上げた純米大吟醸を飲んでみた。
22%というのは今まで飲んだ大吟醸酒の中では最高精米率かな。この香り豊かな酒に無愛想と名付けるあたりに職人スピリットを感じる。
□ イノシシのしゃぶしゃぶ
脂というより白身という感じの未経産の50Kg以上の若いメス猪のバラ肉。ほんと、おいしい。
□ 山菜もしゃぶしゃぶで
□ カワセミ
カワセミを見つけるのは案外簡単だということがわかった。
野鳥の中で最も見つけやすいかもしれない。 なぜならば、それはカメラを持った人が大勢集まっているから。
石神井公園の池のまわりを歩いていたら、30人くらいの人が集まってカメラを構えていて、そのレンズの先の枝に鮮やかな色をしたカワセミが停まっている! 右の枝に飛び移ればみんな右に移動。左の枝に戻ればみんなも戻る。カワセミ君もカメラ慣れしているような気がする。
池に飛び込んで小魚をくわえて木の枝に戻る...を何度も繰り返してくれるんだけれど、この動きがあまりに速くて、水面から小魚くわえて飛び出ようとうするカワセミの決定的瞬間にピントを合わせようとしてもとても無理。しばらくカワセミの行動パターンを観察学習して動きを予測しないと手に負えないなあ。
□ オオバン
□ 鵜の日光浴 何分もこの姿で
□ iPhone7
ブレクジット、トランプ大統領誕生と、経済情勢の不確実性は増し世界秩序が大きく揺らぎ始めて、先の見通しがまったくよくわからなくなる一方で、東京の空は年初から連日まったくもって見通しがよく、この日の朝は日光男体山(なんたいさん)がくっきりと現れた。左から男体山、大真名子山、女峰山。
月撮影の習作第三弾は早朝の満月。
目が覚めて寝室のカーテンを開けたら、朝焼けの秩父の山の上空に、オレンジ色の満月が仕事を終えて沈もうとしている。空も月もすごい色だ。慌てて布団から飛び出してパジャマのまま寒波襲来のベランダから撮影。
三日月の撮影以来、お月さんに魅せられてしばらく毎晩月撮影の試行錯誤が続く。月の表面が乾いた砂のように感じられるようになるのを目指しているのだけれど、三日月から始め、半月(はんげつ)まで来てようやくまともに撮れるようになってきた。