□ 中華そば(並)
高田馬場の「末広」の黒いスープのラーメン、黒いヤキメシ。京都駅近くの「新福菜館」で修業した店主が秋田に開いた「末廣ラーメン本舗」の高田馬場分店と聞けば、なるほどな体裁。中華そばはラードの華やかな香りを濃い口醤油のコクでバランスしたおいしさ。写真を京都と高田馬場で見比べると、チャーシューとバラ肉、青ネギと白ネギなどが違うようだ。
中華そばだけじゃなく黒いヤキメシも見逃せない。まずはそのまま、そして黄身を崩しながら、さらに卓上の葱も混ぜ込み、最後は胡椒を多く振り込むなど、バリエーションをつけながら楽しむ。
□ ヤキメシ(1/2) 黄身のせ
□ 煮干し中華(並)
[末廣ラーメン本舗 高田馬場分店 (すえひろラーメンほんぽ)]
新宿区高田馬場2-8-3
□ イチゴ牛乳かき氷
東京芸術劇場の向かい側にあるビルの地下にある「雪ノ下」で、たぶん今年最後のかき氷を注文。ここのかき氷は削った氷にソースをかけるのではなく、凍らせた生ジュースや牛乳を削ったもの。イチゴ牛乳かき氷は、おそらく、コアに練乳の濃厚なかき氷、その上に牛乳のかき氷がかぶさり、そしてイチゴのソースがかけられている。抹茶のかき氷は、かなり濃い抹茶の氷塊を削ったもの。リアルなお抹茶飲むよりウマ渋い。というわけで溶けても一切薄まらない。
かき氷目当てで来たんだけれど、メニューの美しいパンケーキの写真に魅せられて、追加注文。これがまた格別に美味しい。柔らかく、そして全体にしっとりしている食感にハッとさせられる。
□ パンケーキ 発酵バター
□ 抹茶かき氷
[雪ノ下 池袋]
豊島区西池袋3-25-11 CICビル 地下1階
TEL:03-5960-1753
□ 焼き餃子
環七と新青梅街道の交差点近くにある「野方餃子」でランチ。
餃子屋さんらしくないといってはなんだけど、明るくて清潔な店内で、チーズの入ったポテサラやピクルスなんかがサイドメニューにあって、ちょっとおしゃれないい感じ。
餃子は三種類たのんでみた。焼き餃子、チーズ入りの焼き餃子と麻辣坦々水餃子。焼き餃子とてもジューシー。そして小ぶりで素直な味なので、パクパク口に放り込んでしまう。チーズ入りもおもしろいけれど、このノーマルな方が好き。麻辣坦々水餃子はラー油と濃厚なゴマだれがたっぷりかかっていて、フルパンチな食べ応え。味が濃いのでビールがグビグビと進む。
□ 麻辣坦々水餃子
□ ダブルチーズポテトサラダ
□ 焼き餃子
□ 自家製ピクルス
□ やわらかもつ煮込み
□ 乾酪(チーズ)餃子
□ レアクリーム杏仁
[野方餃子 (ノガタギョウザ)]
中野区野方6-18-8
TEL:050-5593-7316
□ 天然氷 生いちご 白玉+ミルク トッピング
例年なら整理券が配布されるほど行列の絶えない「志むら」のかき氷であるはずだけど、小雨がパラつく怪しい天気のせいか、珍しく人が並んでいない!
それでも中に入ってみると二階は満席で三階へ通された。天然氷のかき氷に、生いちごのソース、さらに白玉とミルクをトッピング。すっかりおじいさんおばあさんになってしまっているのに、このいちごミルクみたいな感じが、ほんとたまらない。
□ 天然氷 生いちご 白玉+ミルク トッピング
□ 豆かん 豆の皮がやわらかい
[志むら (しむら)]
豊島区目白3-13-3
TEL:03-3953-3388
□ 真鶴産 鮑と地鶏の白ワイン蒸し オリーブ/ケッパー/アンチョビのソース
湯河原温泉での二泊目は「湯楽(ゆらく)」というオーベルジュへ移動。
ここは源泉かけ流しの温泉に浸かったあとに、浴衣を着たままイタリアンのフルコースというユニークな旅館。この料理がすばらしい。基本はイタリアン。でもお箸が添えてあったり、地元の鮮魚のお造りがあったり、日本酒が用意されていたりする。好きなものだらけで弛緩しまくりだ。シメのごはんにトリュフの土鍋ご飯が選べて、とっくに満腹になっているのに、ついつい香りに誘われて箸が伸びる。残ったご飯はトリュフおにぎりとなる。
□ トリュフ御飯
□ 水蛸と水茄子のマリナ-ト 巨峰のジュレ
□ 豚ヒレ肉のロースト アーモンドとトマトのソース オクラのピュレ
□ ロブスターのフリット カラスミの塩味で
□ なんとお造り! 相模湾の魚づくし
□ お酒をソービヨンブランから冷酒(正雪純米吟醸)に
□ 渡り蟹と小海老のトマトクリームソース クスクス
□ 鮮魚のフリット 茄子のピュレ ピーマンとじゃこ、松の実添え
□ 赤シソのグラニテでサッパリ
□ A5黒毛和牛ヒレ肉 甘いトウモロコシ 西洋わさびのソース
[湯河原温泉旅館 源泉かけ流しの湯 オーベルジュ湯楽]
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上528
TEL:0465-62-4126
今年の夏休みは雨の湯河原温泉。
昨年は大阪・京都の灼熱の旅だったから、かなり趣が違うしっとりした夏休みだ。
初日は「白雲荘」。
到着すると緑いっぱいのカウンターで、冷茶でお出迎え。
部屋にも源泉かけ流しの檜の露天風呂があって、豪雨の中で温泉三昧だ。実は、湯河原町へのふるさと納税では宿泊ギフト券が返礼されるので、これをうまく使ってちょっと贅沢な部屋を予約してみた。ミシュランの星を持つ旅館なので、お料理ももちろんすばらしい。
□ カンジャンケジャン (ワタリガニの醤油ダレ漬け)
夏はワタリガニがよく収穫される時期だそうで、新大久保の「名家(ミョンガ)」で新鮮なワタリガニを特製の醤油ダレに漬けこんだ「カンジャンケジャン」を食べてきた。細い脚も切り込みが入っていて、脚を咥えてチュルチュルと身を吸いこむ。ビニール手袋も渡されるので、悪戦苦闘しなければ手も汚れない。味が濃いのでたくさん食べられるものじゃないけれど、おいしいね。
□ カンジャンケジャンのタレにごはんを混ぜ込んで作ってくれる
□ 海鮮チヂミ
□ 冷麺
名家 (ミョンガ)
新宿区大久保1-5-13 桜井ビル 地下1階
TEL:03-5287-6463
□ 炙り鱧(ハモ)
広尾の「スダチ」で会食。
スダチのコースメニューは独特な暗号で書かれていて、この暗号を読み解きながら正解のメニューを待ち受ける。この暗号解読も楽しいのだけれど、メニュー自体も和食を基本としながらアイディアの利いたものでひとつひとつ驚きが仕込まれている。牛のしゃぶしゃぶには黒イチジクが添えてあって、ゴマだれとよく合う。
□ ゴマだれしゃぶしゃぶに黒イチジクや水ナス
[スダチ]
港区南青山7-12-12 南青山モワビル B1F
TEL:03-6433-5386
□ 五目冷やしそば 孟宗竹で全身の体重をかけて打ちこむ手打ち麺
野方の「十八番(おはこ)」には、「冷やしそば」というメニューがある。注文してみると冷やし中華そのものなんだけれど、よくよく考えてみると世の中一般に使われている「冷やし中華」ってのは変な名前だ。きっともともとは「冷やし中華そば」なんだろうね。だから、このお店の「冷やしそば」って方が正しい略し方のような気がしてくる。
そんな「十八番」の冷やしそばは、ちょっと太めのコシのある、手打ち麺をつかった逸品だ。五目なんかにするともう中華の前菜がドカッっとのっかったような贅沢品。ビール飲みながらツマミにできるね。
□ 五目冷やしそば
□ 焼ぎょうざ この皮も手打ち モチッ&カリッ
□ これもはずせない 五目チャーハン
□ ケイトウ
□ ゴッホのひまわり