ジャカルタのホテルの朝食に行ってみるとバラエティに富んだビュッフェスタイルがフロアいっぱいに展開されている。
ヌードルコーナーに行って調理人のおじさんに香港麺のような細麺、魚のすり身団子と青菜ともやしを指差した。
1分ほどで茹で上がり、自分でネギと揚げ玉葱をトッピング。海老焼売と太巻きをサイドディッシュに。
出汁のきいたやさしい味。麺もすり身もおいしい。落ち着くね。
□ バナナのなんとか...とか言ってたけど、未体験のおいしさ
バンコク最後の夜は「イサーヤ・サイアミーズ・クラブ」というタイ料理のお店。テーブルが真っ暗な屋外テラスだったので、虫よけ液を首や手に塗っての参戦だ。また、ロウソクの明かりが主光源なので、カメラの限界との戦いでもある。ただ、このお店はタイで有名な料理番組で活躍する鉄人シェフのお店なのだそうで、味の洗練具合、斬新さ、演出の意外性、いずれもかなりすばらしく、年末まであと1カ月を残しながらも自分の中では2016年度のベストレストランに決定だ。タイ料理が苦手という人もきっと好きになると思う。
□ 海老とグレープフルーツのサラダ 奥の植木鉢をひっくり返すと...
□ 植木鉢をひっくり返すと、つぶつぶがほぐされたグレープフルーツのサラダが盛りつけられる
□ 米粉でつくったトルティーヤ
□ マトンカレー
□ 炊きあがった雑穀米 これだけでもおいしい
□ 雑穀米にカレーをかけて
□ デザートショー① 卓上に広げたバナナの葉の上に次々とデザートソースが広げられ
□ デザートショー② そこへモクモクと煙を上げる大きなチョコレートボウルが運ばれ
□ デザートショー③ 一気に卓上に落とされるとあら不思議、煙の中からクリームワッフルが登場
[ISSAYA SIAMESE CLUB]
4 Soi Sri Aksorn, Chua Ploeng Road, Sathorn Bangkok
□ バイクタクシーでの通勤
バンコクのホテルの周りを朝1時間ほど散歩。
ちょうど出勤時間帯で、オレンジ色のベストを着たバイクタクシーが駅で待ち構えていて次々にお客さんを乗せて走り去る。飲み物や食べ物を売る屋台もたくさん出店していて繁盛している。1時間も歩くとすっかり汗をかいて、ホテルに戻って再びシャワーの浴びなおしだ。
□ コーヒーショップ
□ 屋台街
□ 24階のスカイダイニング
バンコクで宿泊したホテルはビルの高層階にあるところで、24階から外に出たところで食事もできたりするけど、なにせ朝から猛暑で、すぐに涼しい室内に引っ込んだ。
プミポン国王の崩御で、街のいたるところに大きな祭壇が置かれていて、ショーウィンドウに飾られている服も黒づくめ。我々のドレスコードも喪服が望ましいとアドバイスされたので黒のスーツに黒のネクタイ(実際、街中にはそんな人はほとんどいなかったんだけど)。この暑さでスーツはつらいと思いきや、どのビルに入ってもギンギンに冷えているのでスーツを着たままぐらいがちょうどいい。
□ 朝食
□ セントラル エンバシー
11月3日に自衛隊入間基地の航空祭でブルーインパルスのデモンストレーションが行われることを知り、自宅のベランダからその時刻と方角に合わせて望遠レンズを向けてみると、いたいた! ロックオンだ。曲舞する飛行雲のおかげで見つけやすい。かろうじて機影も捉えることができた。
□ 武甲山
□ 駅弁「鱈めし」
初めて北陸新幹線に乗車して、上越妙高駅下車。
上越市に二時間滞在して東京までとんぼ返り。新幹線はほんとうに画期的だ。
上越妙高駅でお勧めの駅弁「鱈(たら)めし」を買ってみた。
骨まで柔らかい棒タラの甘露煮や半焼きタラコの入ったお弁当で、ある意味これも親子丼。おいしい。
□ 上越妙高駅
□ すごい雲だ (車窓から)
日本列島に沿うように南側に前線があり、東京の空は一日厚い雲と晴れ間の境界がみせるドラマティックな展開となった。昼間の雲も、富士山にかかると絵になるし、日没にかけてのまだら模様のオレンジやピンク、パープルの雲はムンクの描く空のようだ。
靄(もや)に夕日が映えて外はオレンジ色の単色で描かれた世界で気分までたそがれた。
靄(もや)ってのは霧(きり)と何が違うかを調べると、視界が1kmもないのが霧で、少し透けて見える程度のものが靄なのだそうだ。
□ 浅間山登場
雲に覆われた9月が過ぎ、10月に入ると関東平野を取り巻く山々がくっきりと現れた。
たぶん今日(10月6日)から秋なのだろう。浅間山もお出ましだ。
□ 練馬区役所 大岳山
□ 光が丘 武甲山(左) 二子山(右)
□ さいたま新都心
台風7号が関東に最接近している中、夜中に目が覚めて空の様子を窺うと、速いスピードで流れていく雲の合間から赤い月が顔を覗かせていた。カメラを引っ張り出して何枚か写真を撮ってみたら、雲が月に重なり、まるでヒゲが生えたかのような一瞬が収まっていた。
□ 髭を剃った月
□ 上野戦争時の弾痕
先日立ち寄った「うさぎやCAFÉ」の前にある学校が「黒門小学校」という名前だったのが気になって調べだしたら、このあたりの旧町名が「黒門町」だったからという単純な理由だった。だけどなぜこのあたりが黒門町だったかというと、上野寛永寺の総門、通称「黒門」があったからだという。寛永寺には黒門が2つあって、明治新政府軍と彰義隊が激しい戦いを繰り広げた上野戦争の弾痕を残したまま二つとも現在でも移設されて残っていることがわかった。寛永寺本坊(現東京国立博物館)の表門だった黒門は今でも上野の輪王殿の門としてひっそり置かれている。
あらためて戦地としての上野の山を散策し、この黒門に近づいてみるとあちこちに穴が空いていて、それが弾痕だとわかるとにわかに生々しく感じられてくる。大きな弾痕は新政府軍に圧倒的な攻撃力をもたらしたいうアームストロング砲のものだろうか。この黒門のまわりは彰義隊の血の海だったという目撃談が残されている。
ちなみに賊軍として放置された彰義隊の遺体を南千住の円通寺の住職が処罰覚悟で供養・埋葬した縁で、もうひとつの黒門(総門)は40年経って円通寺に移設されている。
□ 寛永寺輪王殿に移設された黒門(寛永寺 旧本坊表門)
□ 黒門の近くでみつけた翅がボロボロになったオオミズアオ
□ 銅灯篭 (寛永寺)
箱根からの帰りは、箱根湯本駅から小田急ロマンスカーVSEの先頭車両に乗ることができた。出発少し前に、運転手さんが乗客に向かってミニプレゼンテーション。運転席には車内にはしごを降ろして乗りこむこと、大事故になると脱出するのがたいへんだけど、そんなことが起こらないように安全運転に務めることなどが笑いを誘いながら説明される。それが終わると運転手さんは乗客の拍手の中、はしごを上ってコックピットに入っていく。
□ 先頭車両はシアター感覚
□ 会社用のおみやげは箱根湯本の温泉まんじゅう
箱根の仙石原で温泉につかりながら二泊したのちに、桃源台の駅から7月26日に全線再開されたロープウェイに乗り、登山鉄道を乗り継いで箱根湯本まで移動。
途中、大涌谷で下車。すごい臭いと光景だ。硫黄臭いというか、化学的には硫化水素臭い。噴気の勢いも凄い。箱根エリアの規制については林の中で噴気孔が見つかって厳しくなったという認識でいたけれど、谷全体に火山灰が堆積しているようなので調べてみると、大涌谷は昨年6月末に噴火していたんだね。
□ ゴンドラ内から見る噴気孔
□ 降り積もった灰のためか、山肌の木々が白くなっている
京都の出町柳駅からバスに乗りこみ、峠を越え、揺られること1時間半、花背(はなせ)の大悲山(だいひざん)の麓にある料理旅館「美山荘」にたどりついた。こんな山奥であっても、住所は京都市左京区なのだという。美山荘は、もともとは近くにある峰定寺(ぶじょうじ)の宿坊として建てられたものを、中村外二の設計・施工で増改築されたものだそうだ。このロケーションを活かした佇まいや料理、自然でやわらかいおもてなしで、単に宿というよりは、全てを包んですばらしい体験を楽しむことができるところ。
□ 宿の目の前に小さな川 この川で獲られた鮎が夕食に上がる
□ 湯殿
□ 宿につくと まずは焼いた蓬餅とお抹茶
□ 川のせせらぎとヒグラシの声を聞きながらお風呂に浸かる
□ お風呂は大小二つ
□ 風呂上がりにはスイカのシャーベットがスッと出てきた
[美山荘 (みやまそう)]
京都府京都市左京区花脊原地町大悲山
075-746-0231
□ 本堂
暑さを避けて、タクシーで東福寺の境内に入ってもらい、本堂の横にピタッとつけてもらった。
紅葉のときは人であふれかえる東福寺も、真夏だとさすがにまばら。
□ 方丈庭園 東庭
□ 通天橋 ガラガラ
□ 方丈庭園 東庭
□ 方丈庭園 北庭 苔の陽のあたる部分がやけている
□ 通天橋
□ もちつき屋 そうめんセット
朝から強烈な日差しで、ホテルを出た瞬間に危険な感じを悟らされる。
日陰から日陰を渡り歩き、デパートの冷房で身体をキンキンに冷やしたりしながら、アーケードのある錦市場に漂着だ。ブランチを求めて錦市場をブラブラ歩いていると、「もちつき屋」というお店の店頭に涼しそうな素麺がディスプレイされていて、衝動的に入店。そうめんセットは餅が付いた炭水化物セット。暑さのせいか、お出汁の力か、これかなりおいしい。素麺を啜った後のお餅もいい。
□ 天空庭園
日本一高いビル「あべのアルカス」の屋上にある「ハルカス300」に登城して大阪平野を一望。
高い湿度のせいで遠くは霞んでいるけど、エレベーターを降りると足が竦む景色に圧倒される。
□ 北に延びている大通りは天満橋筋
□ 天王寺駅
いろんな雲の競演。
富士山に頂上に湧き上がるように生まれる雲、裾野で龍がうねるような雲、西から東に流れる高層の雲に、東から西に流れる低層の雲。雲のアートだ。
X-PRO2で5秒おきに60枚インターバル撮影したRAWファイルを一括でリサイズ&レタッチして、6秒間のパラパラ漫画(GIFアニメーション)を作成してみた。
□ 右上隅の点が木星
7月4日米国の独立記念日にNASAの木星探査機「ジュノー」が木星の周回軌道に突入成功したニュースが届いた。スペースシャトルの10倍のスピードで飛んで5年かけて辿り着いたのだという。とにもかくにもとてつもなく遠いのだ。今晩、その木星が月と並んで見えている。肉眼でも良く見える。朝からの雨で諦めていたところ、夕方から雲が切れてきて日没まもなく二つ並んで姿を見せた。さすがに木星のシマシマ模様は等倍に拡大してみても写っていないなあ。
窓の外に大量の風船が舞い上がってきた。
風向きによって、近くの結婚式場からやってくるのだとういう。
これ、どこへ飛んで行くんでしょう。
ある日突然、歩いていたら空からしぼんだ風船がぺたっと頭に落ちてきたら恐ろしいだろうなあ。
□ RACINES FARM to PARK
地下変電所設置工事と公園整備で6年半も閉鎖されていた南池袋公園が4月から新装開園。きれいに芝が植えられ、南池袋の人気店「RACINE」が経営する「Racines FARM to PARK」が併設されていて、free Wi-Fiも完備。石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」ではブラックエンジェルスの溜まり場となっている怪しい公園だったはずが、この健康感じゃ違うね。
□ 鐘塔
関東地方は6月5日に梅雨入りとのこと。
毎年だいたい梅雨入りの発表直後はよく晴れたりする。この日もそう。日焼けするほど陽射しがつよく暑い。散歩の途中、丹下健三の代表作である東京カテドラルの大聖堂に立ち寄り、中も覗いてみようとしたけど、盛装した結婚式の参列者であふれかえっていて、とてもTシャツで入っていける雰囲気じゃないので、まわりをぐるっとひとまわり。
□ 大聖堂
□ 威光稲荷堂
池袋から神楽坂まで歩いて行ってみよう...と進み始めてすぐに、人通りの多い小道を見つけたので、踏み込んでみた。お寺や神社が密集するエリアで、威光稲荷堂、法明寺、真乗院、玄静院、観静院と続き、鬼子母神に到る緑の多いきれいな散歩道で、東京音大の学生が池袋駅までの抜け道として利用しているんじゃないだろうか。そのまま目白通りに出て、関口教会や椿山荘を通過し、江戸川橋にまで下り、神楽坂に到着。あちこち立ち寄って歩くこと約2時間、そんなに遠くないね。
神楽坂では「龍朋」で炒飯。
どうしたかことか、なにかあったのか、土曜日の13:30だというのに店内満席!大繁盛。
□ 威光稲荷堂
□ 法明寺
□ 東京カテドラル聖マリア大聖堂
□ 炒飯
□ ラーメン
ベランダスケープのランドマーク「武甲山」の近くに見事な夕日が沈もうとしている。
肉眼では気づかないけど、カメラには黒点らしきものが写っている。
鳥かセンサーゴミじゃないかと思い、他のカットも確認してみると、全てに写っているので、これはきっと黒点なんだろうね。
□ 浅間山はすっかり雪がとけてしまった
「五月晴れ(サツキバレ)」とは本来、旧暦の5月、今の6月ぐらいで、梅雨の晴れ間のことを指すことばらしい。
ただ、この日の湿度は30%。カラッとした空気とクリアな空は、思わず「五月晴れ」といいたくなる。
朝から関東の山々がクリアに見渡せて、ひさびさに浅間山が登場。すっぽり覆っていた雪は全て融けてしまっている。
池袋から50km離れている堂平山の天文台もしっかりと見える。
夕陽に切りだされる秩父の山並みも鮮やか。
夜は湿度が上がって地表はモヤっていても、高く上がった三日月はとてもクリア。
□ 堂平山の天文台 (中央やや右)
□ 富士山もかなり雪融けが進んだ
□ 太陽は小持山あたりに沈んだ
散歩コースの途中にある「目白庭園」の入口に、「カルガモの赤ちゃんが生まれました。生後5日目。」とあり、ちょっと覗いてみたら、これがもうほんとうにかわいい。生後5日目といえども健脚で、絶壁の岩もスイスイ登って行くので、もう庭園中散歩しまくりだ。人への警戒心はかなり低くく、ギリギリ近づいて撮影しても、母ガモは暖かい目で許してくれる。もうバシャバシャ撮影だ。
しかし、いったんカラスが飛来すると母ガモの警笛一声でみんな池に飛び込み水に潜る。カラスはタッチの差で獲物を逃して水面をかすめ去っていく。見ていて飽きることがない。GW最大のイベントはこれだったな。
(FUJIFILM X-Pro2 + XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR)
□ 追加:生後11日目
□ かえでの新緑が瑞々しい
石神井公園をぐるっと一周散歩。
新緑が瑞々しくて、歩いているだけでとても気持ちがいいね。
□ ひよどり ヘアスタイルがいい
□ カキツバタ
□ かつては湧き水 今は地下水のくみ上げ
□ アオダイショウ
□ カキツバタ
□ ブルーブルーヨコハマ
曇り時々晴れ。
雲に表情があって、写真を撮るには一番好きな天気だ。
紫外線も穏やかで散歩に最適な空でもある。
横浜中華街から山下公園を通り、山下臨港線プロムナードを渡って、赤レンガ倉庫街まで散歩。
たくさんの人が気持ちよさそうに散歩している山下公園は関東大震災のガレキで埋め立てて造られた公園で、震災五年後にここで復興記念事業として横浜大博覧会が開催されたのだそうだ。
プロムナードは国鉄山下臨港線の高架橋を利用したものらしい。赤レンガ倉庫は明治政府が造った保税倉庫で、なるほど横浜税関に隣接しているわけだ。明治、大正、昭和、平成の時代層を感じ取れるエリアだ。
□ 横浜税関
□ 赤レンガ倉庫方面
□ 横浜県庁
□ ブルーブルーヨコハマ
□ 山下公園
□ 山下公園
□ 4月16日深夜
空気が澄んでいたようで、夜空に明るくちょっと太った半月が昇っていたので、カメラを構えてファインダーを覗いていたところ、建物がミシミシギーギーと音を立て始めた。熊本地震の本震による長周期地震動だ。深さわずか12kmという浅い震源の地震の波が、こんな遠くにまで伝わってくるのだから、そのエネルギーたるやものすごく大きかったことが窺われる。いまだ揺れ続ける不安の地に一日も早く穏やかな日が訪れることを祈念するばかり。
□ 月没 4月20日未明
この赤い月は、低くたなびく雲の中に沈みかけているもの。
静かに寝静まる夜明け前の街の空に、こんな色した月が浮かんでいたら、もう寝てられない。
おかげですごい寝不足。
家のベランダの前をヘリコプターが爆音を立てながら旋回している。撮れと言わんばかりに何度もやってくるものだから、リクエストに応えてみると陸上自衛隊のEC-225LPという要人輸送用のヘリコプターらしい。要人乗っているのかな?
今年も近くに住む会社の同僚がみんな集まって、ぞろぞろ石神井川沿いに散歩しながらの花見だ。
昨年は雨の中の葉桜散歩だったけれど、今年はタイミングがぴったり。
桜に負けず劣らずに印象的なのは新緑の柳。
淡い桜色は春の華やかな明るさを、この鮮やかな緑色は力強さ感じさせてくれる。
夜の六義園の暗い壁のまわりに、ごそごそとものすごく多くの人が動いている。みんな仕事帰りに、ライトアップされた巨大なしだれ桜を見るために集まってきているのだ。そしてほとんどの人がカメラやスマホを掲げて高難度な手持ちでの夜桜撮影にチャレンジだ。
□ 浅間隠山
湿度が低く空のコンディションがいいと、ベランダから遠く浅間隠山(あさまかくしやま)が望める。
この山の東側に立つと、この山が浅間山を隠してしまうというのが名の由来らしい。どの山だって、眺める位置によっては浅間隠山だと思うのだけれど...
□ 満身創痍 照ノ富士 鎖骨骨折&膝の半月板損傷で手術 翌日から休場
一月場所で、溜席(たまりせき)で観戦する機会を得た。砂かぶりと言われる席で、土俵に近く、ぶつかり合う音が生々しい。あまりの迫力に思わず観戦している方も声が出てしまう。頭と頭がぶつかりあうゴンという低く鈍い音を聞くと、相撲がいかに壮絶で命がけなものなのかと驚かされる。照ノ富士なんかもう満身創痍で、翌日から休場となり、手術をしたそうだ。この席はお行儀よくしてないといけないので、飲食も撮影も禁止で、写真は枡席の方から撮ったもの。
□ 稀勢の里 鋭い目つき ヘの字口 せり出したお腹がかっこいい
□ 遠藤 イケメン
□ 白鳳 圧倒的存在感
□ 鶴竜
□ 日馬富士 シャープ
□ 栃ノ心
□ 庭を眺めながらの個室露天風呂
秩父二日目は農家屋敷「宮本家」という宿へ移動。
広い敷地に建てられている農家屋敷を改築した旅館で、各部屋に露天風呂が備えられている。食事の前には敷地内の蔵を改装したBARで自家製の果実酒を楽しんで、いろりの側に移動して里山素材を活かした夕食となる。同じ敷地内に大きな五右衛門風呂が貸切スタイルで利用できたりで、楽しみ方いろいろ。BARで果実酒を注いでくれた大きな体の方がこの旅館の当主で、元関取の輝希。気さくに相撲の世界の話をしてくれるのもまた楽しい。
翌日は家族で初蕎麦打ち体験だ。
これがまた面白かった。粉に水を回し、捏ねて伸ばして切るだけど、初めてでも教わった手順通り進めると、ちゃんと蕎麦が出来上がり、すぐに茹でて食べられる。自分で打った蕎麦は、味覚を超えておいしい。
□ 農家の蔵を改装した果実酒BAR 50種類の果実酒が並ぶ
□ 夕食は里山いろり料理
□ 家族で蕎麦打ち体験
□ 蕎麦切り、コツを掴んだらリズミカルにいけた
□ 自分で打った蕎麦はとても味わい深い
巨大な岩を見上げて、足元を見下ろすと「ソフトクリーム」の看板発見。「土津園(はにつえん」。
たぬきの信楽焼が並ぶ大きくて農家屋敷がひっそりとあって、恐るおそる覗いていると、陽気なおばちゃんが現れて誘い入れられた。業態がよくわからないんだけれど、察するにここは信楽焼の陶芸教室で、焼き物の販売もしていて、手打ち蕎麦とソフトクリームを食べる食堂も兼ねているところといった感じだろうか。雰囲気いいんだよね。誰もいない広い空間の中で、ドラム缶ストーブから漏れでる煙の臭いと、微かに煙った室内に刺す光芒が気を落ち着けてくれる。鍾乳洞が開いている夏の時期には、この広い空間は人でいっぱいになるのかなあ...
[土津園 (はにつえん)]
埼玉県秩父市大字上影森672-1
TEL:0494-24-4730
三連休で今年も秩父散歩にでかけた。陽射しが強く、風もなく、ポカポカ陽気。
鍾乳洞があると知り、秩父鉄道の浦山口駅で降りて駅長さんに道順を伺ったところ、「冬は閉まっているよー!」ときた。下調べ不足だ。でも28番札所にぜひ行ってみてと促されて、山道を歩き始めることにした。穏やかな山道を進んだ先に、白い巨岩がせり出すように現れ、その巨岩に押しつぶされるかのように札所が建っている。これは期待以上のインパクトだ。自分たち以外観光客ゼロの場所とは思えない。この石の下に鍾乳洞があるらしいので、この巨岩は石灰岩だ。もっともこのあたりの山は全部秩父セメントの原材料になる石灰岩だろうけどね。
□ 石龍山 橋立堂
□ お堂を覗くと小さな馬頭観音像
□ 秩父鉄道 浦山口駅近辺
□ 梅も早くから咲き始めているのだそうだ