洋食って油の多い料理という印象があるけど、御徒町の「蘭亭ぽん多」で食事するとそういう先入観は一変する。いい感じで枯れている。実際、かなりご高齢なお客さんが多かった。上とんかつは脂がすっかりそぎ落とされ、低温でふっくら蒸しあげられたもので、やわらかい。また揚げ油を感じない。好き嫌いは別として普段食べているとんかつとはまったく違う味わいだ。タンシチューも箸をのせただけでほぐれてしまうようなやわらかさ。タン元を7時間煮こむのだそうだ。シブコクなデミグラスソースがタンの繊細な味を引き立ててくれる。
□ タンシチュー:この日は注文できたけれど、普段は要予約らしい
[蘭亭ぽん多 (らんていぽんた)]
文京区湯島3-37-1
TEL:03-3831-6203
□ きのこ汁
滋味あふれる汁が心身を温めてくれる時節となってきた。
きのこもおいしいけど、冬の魚、冬の野菜もおいしい。
□ 椎茸の素揚げ 金目鯛
□ 蕪
今朝は満月の光がまぶしくて目を覚ましたところ、階下は濃霧に包まれていて、なんとも幻想的、というかちょっと怖い感じ。陽が昇るにつれて霧が晴れ、すっぽり雪に覆われた富士山が現れた。
□ 夜明け前の濃霧
□ 陽が昇ると霧が晴れて、雪に覆われた富士山が現れた
[き久ち]
港区西麻布2-17-17
TEL:03-6313-5599
□ モツ鍋
渋谷の「ゆうじ」で四半期ミーティング。
前回は8月で次回は2月開催。ミーティングはmeetingじゃなくmeatingだ。
前回、ここでもモツ鍋があることを知り、寒くなったらモツ鍋食べに来ようということで、ついに実現。もちろんモツ鍋だけで済むはずはなく、その前に見事なプロローグがあるわけだけどね。
今回もどれもこれも感嘆の連続。ハラミの素揚げなんて初めての経験。カリッと揚がって中からはジュワーと肉汁があふれだす。ほんの少しの塩だけで、余韻の長い味わいを引き出してくる。本日のテーマ、モツ鍋も、そのあとのラーメンもすばらしい。しかし、迂闊にも前日家族といっしょに「蟻月」のモツ鍋を食べてしまったのだ。二日続けてのモツ鍋も人生初。
□ 今日も師匠の見事な焼きっぷりで
□ 牛筋煮込み
□ ハラミとホルモンの素揚げ カリッとしてジュワー
□ 白コショウたっぷり サーロイン トモサンカク ザブトン ミスジ ヒレ シンタマ
□ 上の肉でレモンで和えた青ネギを巻いて
□ 小腸 フワ ヤン 厚切りレバー 厚切り牛タン
□ ホルモン系は胡麻油につけて
□ 牛タン
□ タレ ハラミ
□ モツ鍋スープで手打ちのラーメン
[ゆうじ]
渋谷区宇田川町11-1
TEL:03-3464-6448
□ 中野サンプラザ越しの大山・丹沢連山
こんな風に撮影すると、望遠レンズの圧縮効果で山の裾野にあるように見えてしまう中野サンプラザ。鋭角に切り落とされた形で、どこから見てもすぐそれとわかる。もう42歳になるそうだ。再開発が噂されているけど、オフィシャルサイトでは再整備計画はまったく未定であって、今でも営業しています...とある。
富士山の写真ってのは、撮る方は興奮状態で、その写真を見る方はそうでもないってことはわかっているんだけれど、載せちゃう。これからもバンバン載せちゃう。この日の夕方の富士山は黄金色に輝き、裾野の雲の塩梅もよく、まるで宙に浮いているようだ。
◻︎ さらに陽が傾いて...
◻︎ 鯖、菜の花、毛蟹、松葉蟹を重ねて、本鮪で巻き、ウニとキャビアを乗せた
同僚が高津駅そばの「潟潟ヤ」というお店に誘ってくれた。
酒飲み&食いしん坊ばかり集めた6人の貸切だ。久々に強烈なインパクトのあるすばらしい体験!
インパクトのその1は店の佇まいだ。入り口も店内もどうみても住宅街の中のスナック。ここにこんなインスパイアされる料理と酒があるとは想像もつかない。その2は、料理の創作性。鯖と菜の花と毛蟹と松葉蟹を本鮪で巻いてしまう。なんだこれ。そしてものすごく美味しい。箸を入れるところによっていろんな美味の組み合わせになる。その3は酒。すごい種類のみたことない酒が並ぶ。その4は、この料理が一期一会だということ。「多分、今日食べた料理は二度と出ないと思います」と言われる。常連の同僚によれば、締めのラーメンだって毎回違うのだという。その5は値段。とてもリーズナブルなのだ。一人で切り盛りしているんだけれど、下準備が万全のようで、6人分の料理を手際よく用意しながら、会話をしながら酒を選んで注ぐ。
ここは定期的に行かなきゃね。
◻︎ 6人それぞれが毎回違う酒を飲むのでこうなる
◻︎ 突き出し 卵とじ、桜エビ、三つ葉
◻︎ ボラの白子をサワラで巻き、網脂で巻いて揚げたものに、カリカリXO醬のせ
◻︎ 本シシャモをソテー 香草風味
◻︎ 牡蠣の塩辛 本山葵
◻︎ 鶏のスモーク
◻︎ チョイ焼きたらこ 大根おろし 筋子
◻︎ ハマグリ煮
◻︎ 車海老 ココナツ風味
◻︎ 牛ヒレステーキ
◻︎ 自家製の赤柚子胡椒で
◻︎ ご主人の実家新潟県三条の油そばのアレンジ 麺がうまい、スープがコク深く香り華やか
[潟潟ヤ (がたがたや)]
神奈川県川崎市高津区溝口4-8-23
TEL:070-6526-4494
◻︎ パニーニ ローストポーク パンは全粒粉のくるみパン
今週も池袋から江古田まで往復2時間の散歩。ひんやりと涼しいぐらいが散歩にはちょうどいい。途中、小竹向原の「まちのパーラー」に立ち寄ってランチ。ローストポークのサンドイッチをシェアしながら穏やかな気持ちで過ごす。このお店はお客さんがみんないい表情をしているのが心地いいんだな。
帰り道は、新宿方面から真っ黒な雨雲が北上してきていて、競り負けないように少し早歩きで帰宅。
◻︎ カプチーノ
◻︎ トリッパ ハチノスとギャラのトマト煮込み