□ De Beers 銀座本店
意識の彼方で「がんばって! がんばって!」とモーレツに励ます声が聞こえる。ひさしくこんなに熱心に励まされた記憶がない。 「もう少しだからがんばって!ゲップ我慢して!」と叫んでいることは認識できているんだけれど、それはすっかり夢の中のできごとで、どうにも力が入らない。名前を呼ばれて覚醒しながら、「そうだった、自分は鎮静剤打って胃カメラで検査していたんだ」と状況認識できたところで目を開けると、検査技師さんたちはダメ人間を見下すように残念な表情をしている。ゲップをすると胃がシワシワになって、ひだの奥まった粘膜の状態が見えないのだと後から叱られる。「鎮静剤」って呼んでいるやつ、ちょっと強すぎるんじゃないかな。
□ 北村の韓屋の瓦
2週間以上ソウル散歩のエントリーを続けてしまった!
これでおしまい。
□ 2013年完成予定の韓国国立現代美術館ソウル館の工事壁
□ 仁寺洞の小道から眺めるサムソンビル
□ 北村から国立民俗博物館の塔を望む
□ 北村の韓屋
□ 北村
本年も当サイトにお付き合いいただき、ほんとうにありがとうございました!
年末は仕事を終えてから底冷えのするソウルを、7月に続いて再訪。
2012年の年始はソウルの散策の写真からスタートさせていただくことになります。
□ 広蔵市場
□ 日本大学藝術学部ギャラリー棟(K-5 / PENTAX DA15mmF4ED)
江古田の駅が見違えるようにキレイになっていて、駅前の日藝もなんだかとてもおしゃれなキャンパスに生まれ変わっていた。
神楽坂商店街の長い坂道の端から端まで紙が敷き詰められて、子供たちのキャンバスになっていた。小さな子供たちが絵筆を持って、かわいらしく絵を書いているかと思えば、手足に絵の具を浸してもうぐちゃぐちゃになっていたりもする。
□ フランス人の多い神楽坂は犬もフレンチブルドッグ
□ まあ、こうなるよね
□ いろんな匂いがする地下街 行列はベトナム料理屋さん
地下鉄銀座線の改札から松屋に向かう地下道へタイムスリップ。すごい。
□ 地下街 透明性が高いマッサージ店
□ 東武浅草駅
□ 東武浅草駅
□ 十和田本店前
□ 白根山 湯釜
草津温泉からバスで30分。標高も1200mから2100mにいっきに上がり、白根山のレストハウスに到着。ここからわずか20分ばかりの登山で「湯釜」と呼ばれる火口湖が現れる。辿り着いた人の誰もが思わず声を出してしまうその神秘的な色。自然界にはないようなウソみたいな色に魅せられる。鉄イオンや硫黄などの粒子が太陽光の特定の波長を吸収するのでこんな色になるのだそうだ。太陽の光の具合によっても色が変化するし、上空を雲が通過すると湖面に模様が浮き上がったりする。いくら観ていても飽きることがない。ここは日中でも気温18℃ぐらいだけど、見とれているうちにすっかり日焼けしてしまった。
登山道のまわりは高山植物で、レストハウスに展示されている案内を見てから登るとなお楽しい。
□ 弓池
□ 整えられた登山道を20分登るだけ
□ アキノキリンソウ
□ ナナカマド
□ ヤマハハコ
□ アカモノ
□ 草津ホテル
初めての草津温泉。
陽射しは強いけど、標高1156mということもあって、朝方は20℃を下回り、昼は25℃前後。このぐらいがいいねぇ。朝方涼しい風の中で一人野天風呂につかっていると、東京の寝苦しい夜が狂気に思えてくる。
□ 湯畑
□ 源泉を木桶に通して湯の花採取
□ 江ノ電で江の島から鎌倉へ
湘南モノレールで湘南江の島まで行き、久しぶりに海水浴場に立った。
いやー、眩しいね、若者たちが。
江の島からは江ノ電に揺られて鎌倉まで移動。
□ 湘南港
□ 江ノ島入り口 トンビ
□ 「フクちゃん」の横山隆一氏の邸宅跡地に建てられたスタバ鎌倉御成町店
自分が子供の頃は、こういう吊り下げ型のモノレールは未来のシンボルのひとつで、飛行機や高層ビルと同じような強烈な憧れがあったような気がする。大船から西鎌倉へは湘南モノレールで移動。ちょっと嬉しい。
□ その場所、おじさんにも譲ってくんないかなぁ
□ 車窓から
韓国への入国時に、荷物を受け取るところで誰もいなくなってしまったのに、なかなか自分のキャリーケースが出てこない。心細くなりかけたところに、ようやく姿を現した。 が、しかし、みたこともない厳重なロックが取り付けられているじゃないか。キャリーケースに手をかけてひっぱり上げたところに空港の方が現れ、そのまま手荷物検査場へ連行されてしまった。それから15人ぐらいの検査官に囲まれ、カラにされたケースは何度もX線に通され、そのたびに熱い議論が繰り返された。説明によると、キャリーケースのパイプ状の持ち手のところが場所によって厚みが1mmぐらい違うというのが問題なのだという。素材の厚みが違うと何が問題なのか?と尋ねると、パイプの内部にイリーガルなマテリアルが付着しているかもしれないという。さらに、どんなマテリアルを疑っているのか?と尋ねると、「たとえばヒロポンとか.....」という返答。僕らは覚醒剤密入の容疑者になりかかっていることを知らされた。だいたい、ヒロポンって、戦後じゃないんだから、もっと今風の言い方もあるだろう。係官たちはそのパイプの内部をどのように調べるかを議論し、のこぎりで切るとか、ドリルで穴をあけるとかみたいな手つきをしている。もうなんでもしてくれ。結局、パイプの表面を紙で丁寧にこすりとり、薬物検査にまわされた結果、疑いが晴れ、一時間後にようやく解放された。熱弁を奮って熱心に検査を指揮していた方が、私の肩を抱いて送ってくれて、出口で背中をポンポンとたたいて「良い旅を!」ですと。
その熱心な仕事ぶりに敬意を表します..... 。
□ 車窓から
□ 車窓から (体験したことのないぐらいのどしゃぶり)
□ 仁川空港 王家のパレード
□ 仁川空港
ソウル散策の続き。
地下鉄で韓江を渡り、河南地区へ移動。10年前ぐらいに来たときには狎鴎亭(アックジョン)がとてもオシャレな街だったような覚えがあるが、今は清潭洞(チョンダムドン)なのだそうだ。通りはまるで高級車のギャラリーのように、若者の運転する世界の名車で溢れかえっている。とにかくおしゃれでエネルギッシュな若者でいっぱいで、おじさんとおばさんはとても気後れしたので、途中くるみ饅頭を買って早々に引き上げたのでした。
ソウルの面白さはそのコントラストだという人がいる。
特に古いものと新しいものがひとつの通りの中で組み合わされ強烈なアイデンティティに昇華されている三清洞(サムチョンドン)周辺はそのコントラストが強く、歩いているだけでワクワクする。ちょっと横道にそれればたちまち歴史の迷宮にたゆたい、表通りに戻ればミニマムに洗練されたモダンなカフェで気持ちが研ぎ澄まされていく。
□ Insa Art Center
ソウルの仁寺洞(インサドン)から三清洞(サムチョンドン)にかけてはいろんなギャラリーがあちこちにあって、買い物をしてはギャラリー、食事をしてはギャラリー、汗をかいたらギャラリー、トイレに行きたくなったらギャラリーとアートを気軽に楽しむのに事欠かない。写真撮影もOKってのも感じがいい。
□ Insa Art Center
□ Insa Art Center
□ Insa Art Center
□ Insa Art Center
□ ギャラリー現代
□ ギャラリー現代
□ ギャラリー現代
□ A380
成田空港のゲート横で座って滑走路を眺めていたら、ずいぶんと胸板の厚いルフトハンザ機がニューッと進入してきた。オオッ、A380じゃないか! お初にお目にかかります。(乗ったわけではありません)
□ 亀屋 1783年創業!
いやー、ほんとうに暑かった。というより熱かった、川越。
散策時間がほとんどなかったに等しいが、こうして写真を切り出してみてると、まるで映画のセットのような。小江戸テーマパークか。
□ りそな銀行
□ りそな銀行 旧八十五銀行本店本館 1918年竣工!
(K5 / PENTAX FA77mmF1.8 Limited)
花の寺「瑞泉寺」を目指したものの到着するころには大雨になり、雨の寺。
(K5 / PENTAX FA77mmF1.8 Limited)
(K5 / PENTAX FA77mmF1.8 Limited)
(K5 / PENTAX FA77mmF1.8 Limited)
(SIGMA DP2)
□ ランタナとハナアブ (K5 / PENTAX DA35mm F2.8 Macro Limited 銀残し)
蜂は4枚翅でアブは2枚翅。
アブは蝿の仲間で、針を持たないので刺されることがない。
2枚翅を確認してから、安心してマクロレンズで顔を近づける。
□ 覚園寺 山門
この情報社会で、ほとんど情報の出回っていない凄いものってものはなかなか見当たらない。たとえば、「食べログ」に載っていないおいしいお店を探すってのはもはや至難の技だったりする。
鎌倉「三日月」のオーナーが、歩いて5分ほどのところにある「覚園寺(かくおんじ)」の案内つきの拝観を薦めてくれたんだけれど、これが凄かった。しかしこの拝観ツアー中は建物はもちろん、草花すら写真撮影禁止となっているので、ネット上には入り口の山門周辺以外の写真がほとんどアップされていない。もちろん自分も撮影できなかった。
お寺の方に案内されて、谷戸を奥に進むと、緑の中に古色蒼然とした萱葺き屋根の大きな薬師堂が現れる。 薬師堂は、1218年 に北条義時が建てた大倉薬師堂がその始まりとされ、途中火災に遭い、1354年に建てられた仏殿を 1689年に改築したものとされる。天井の梁には1354年再建時に足利尊氏が記したとされる文字が記名とともに残っている。また、薬師堂に安置されている薬師如来は1263年造立とされる。壁に沿って配された木造十二神将立像も圧巻。仏像に特別関心があるわけじゃないけれど、これら全体の佇まいがもうワンダーランドで、思いがけずもとても楽しいひとときとなった。
ネットじゃ見ることができない、体験するしかない世界。閉じることで生まれる魅力もある。
□ インカ
旧古河庭園は館と同様に手前が西洋庭園が広がり、木々をはさんで坂を下ると日本庭園が広がる和洋調和の作りとなっている。その西洋庭園は春薔薇が満開。
□ プリンセス オブ ウェールズ
□ 緑光
□ マサコ
□ 桃香
□ 朝雲
□ ユキサン
□ ムーンシャドウ
□ 黒真珠
□ テッセン
「西尾中華そば」を出て緩やかな坂道を登り、旧古河庭園へ。
今回は運よく旧古河邸の説明を伺うことができた。24歳で来日して日本の文化に傾倒し、日本人の妻とともに護国寺に眠る設計士「ジョサイア・コンドル博士」の半生を、その人生の集大成ともいえる最後の作品となった古河邸の構成とディテイルへ投影していく説明はとてもすばらしいものだった。外からも中からも、一見完璧な洋館のように見えながら、二階の重厚なドアの向こうには、襖(ふすま)があり、その襖を開けると、細部まできっちりと作りこまれた完璧な和室になっている。畳のにおいがする仏間があり、床の間を備えた座敷がある。コンドル氏の人生をそのまま建物で表現しているかのようだ。
□ 手すきガラス越しのバルコニー 波打って見えるのはガラスのせい
□ シャンデリアは大正時代のクリスタルのまま
□ 薔薇の庭園が見渡せる「薔薇の間」の暖炉のモチーフも薔薇の花
□ 食堂の天井は果物や野菜が彫りこまれている
□ 八重桜の並木
夜中から降り始めた雨は朝方には上がったものの、雲は重く垂れこめたまま。朝早くにホテルの前から15分ほどバスに乗ってキツラノ(Kitsilano)と呼ばれるエリアに向かい、海岸近くで下車。100歩も歩けばバラード入江に臨む波打ち際までたどりつく。なんて穏やかな海なんだろう。波の音すら何かに吸い込まれてしまったように聞こえない。視界に収まらない大きな景色を背中にして、ヒンヤリとした静かな空気の中を歩いていると心拍までゆっくりになっていくような気がしてしまう。
□ 商店街もステキ
□ キツラノ地区全体が高級住宅街
□ 電線を包むような並木
□ 19世紀の建物が残るバンクーバー発祥の地
朝7:00前にホテルを出てウォーターフロントからギャスタウンと呼ばれる古い街並みの残るエリアを散歩。寒い。朝は7-8度ってところか。
□ 1977年製の蒸気時計
□ Sun Tower
□ バンクーバーコンベンションセンター
□ ダウンタウン
所用でカミさんとバンクーバーへ。世界で最も住みやすいといわれるこの街を、ダウンタウン中心に歩ける範囲で早朝からひたすら歩きまわった。ヒンヤリとした空気の中、八重桜やモクレンがあちこちで咲きほこり、いたるところにチューリップが植えられたとてもきれいな街。人種もバラエティに富んでいて、食文化もさまざまにフュージョンされていて楽しい。
これから数日間、バンクーバー編。
□ ウォーターフロント
□ ウォーターフロント駅
□ キツラノ
□ 雷門1丁目
銀座線の田原町に降り立ってみると、オオッと!東京スカイツリーがずいぶんと大きい。
浅草散歩は早々に切り上げて、3月18日に634mの最高点にまで到達した現代の富嶽を見上げながら、浅草、業平橋、錦糸町を抜けて亀戸まで歩いてみることにした。近づくにつれてファインダーにおさまらなくなり、標準レンズしか持ってこなかったことを深く後悔。またずっと見上げたままで歩いていると、首が痛くなる。
□ 墨田区役所前
□ ひさご通り
□ 浅草寺境内
□ 浅草1丁目
□ 吾妻橋 ヒミコ
□ 枕橋茶や
□ アサヒビール 吾妻橋ホール
□ 業平2丁目
□ 亀戸天神
亀戸天神の藤は相当貧弱だった。10年前に境内の大改修に伴い植え替えられたらしく、名物の長ーい房が見られなくなってしまったようだ。残念。
□ 千代田線 赤坂駅 3:00AM
東北地方太平洋沖地震の惨事の報道にただただ呆然とするばかり。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、不明の方々の一刻も早い救出を願っております。
雪害で苦労している北国の方々からみたら大笑いされるかもしれないが、昨晩の雪の降り方はかなり本気感が伝わる勢いだった。明日から合宿に出かける予定の息子も、22時過ぎに帰ってくるなり「こんな感じで降り続いたら、明日どうなるんだろう」と相当不安げだったが、朝起きてみたらすでにかなり雪解け。雪かきすることなく、自然放置だな。
□ 国立博物館前
根津に行くたびに、おもしろそうなお店に出くわすので、帰ってからまた調べ、ついついまた根津へ出かけることになってしまう。少しこのあたりの土地勘ができてきたよ。今日はアプローチを変えて、鶯谷駅からスタートし、国立博物館正面を通りぬけ、東京芸術大学に立ち寄り、言問通りを下って根津へ。
□ 博物館動物園駅跡 2004年廃止
□ 博物館動物園駅跡
□ 東京芸術大学
□ 正木直彦像 陶製
□ 芸大アートプラザ
□ 赤レンガ2号館