今回の旅行ではドイツを楽しみしていた。ドイツについてはほとんど何も知らず、型に嵌ったイメージしかなかったので、見るもの全てが驚きの連続だった。その形がシンデレラ城のモデルとされたノイシュバンシュタイン城と建立者である王のルードリッヒ二世の物語などはネタの宝庫で、いくら聞いても話は飽きない。本でも探してみようと思う。
スイスの登山電車は18年前と同じコースを進んだが、その時には曇っていて見られなかったユングフラウの山頂が、今回は鮮やかに姿を現してくれた。ちなみに登山電車は、この写真の山頂近くにうっすら雲がかかっている辺りまで登り進む。
パリでは特に面白かったものが2つ。1つはエッフェル塔のイルミネーション。塔全体に星状のイルミネーションが仕掛けられていて、これが高速でチカチカと光る。こんな巨大なもの全体がチカチカしているのは初めてみる光景。もう1つは、改装中のルイヴィトン。シャンゼリゼ通りに、これまた巨大なバッグが置かれている。こんな華やかな場所で野暮ったい工事塀を使わず、普段できないような広告塀にしてしまうのが面白かった。
ようやく本日夜帰宅。なんと成田空港の入国審査を出たところで、アテネ帰りの日本選手団と遭遇。「生」室伏や「生」メグと遭ってしまった。通関を出ると、われわれ家族一行は、テレビカメラと歓迎の大群衆で作られた花道を、誰からも歓迎されることなく通りすぎることとなった。とにもかくにも、室伏選手の存在のでかさと、栗原恵選手の可憐さは、光がさすように輝いていた。
長期休暇前半は、オリンピックを見ながら楽しい怠惰生活を過ごしたが、明日から10日間ほど家族で旅行。フランクフルトからインターラーケン、ジュネーブを抜けて、パリに向かう。かなり涼しいらしい。夏服に加え、秋冬ものを詰め込んだので、結構な荷物になったしまった。
PCを持たずに行くので、しばらくはICYDOGのエントリーはお休み。
妻の母親のおみやげで「かなざわ総本舗 出陣餅」(左)をいただいた。これは前掲の「ききょうや 桔梗信玄餅」(右)とあまりにも類似していると紹介したもの。これでようやく並べて表示ができた。こうしてあらためて見ると、似ているというよりもはや同じ。きっと、ほかにもそっくりなお菓子があるのだろう。両者の違いは、信玄餅はプレーンな餅なのに対し、出陣餅は草餅ベースであることぐらい。ききょうやのHPにちょっと気になるフレーズがあって、「お餅の何ともいえない素朴な味わい、黒蜜の舌ざわりは『ききょうやならでは』のもの。姿かたちをまねただけでは作り出せません」とあり、暗に類似品に苦言を呈しているようにも感じ取られる。
別の視点から深読みすると、「出陣餅」は上杉謙信が武田信玄を川中島の戦いで討つ朝に将兵に餅を与えて力づけさせたという逸話にもとづいて作られているところから、これは上杉と武田の餅戦争なのかもしれない。
アークヒルズからの帰り道、南北線で駒込の駅まで出て、山手線に乗り換えようとしたところ、怪しげなお店に目を惹かれた。「上海チキン小閣楼(しょうかくろう)」という名前らしい。店の中に一歩入ると、完全にタイムスリップ。木でできた窓の桟や安普請なテーブル、古臭いしょうゆ注ぎ瓶、ホーローの看板や古びたポスターなど、典型的なレトロインテリア。窓際に座ってガラス越しに眩しい通りを見ていると、子供のころ、一人で留守番していたときのような気持ちになってきた。
何を頼んでいいのかわからないので、メニューの一番上にあった、焼き餃子とチャーハンを頼んでみた。とてもユニークな味。チャーハンはパラパラに炒めたごはんに、シャキシャキの青菜が軽く余熱で合わせてある。ネットで調べると、上海チキン(釜焼鶏)というのがここの看板メニューだそうで、鶏をスモークして表面をぱりぱりに仕上げた料理だそうだ。いろいろ変わったメニューがあるので、再度試してみたい。
[上海チキン小閣樓] 豊島区駒込1-43-17 TEL:03-5976-6545
休暇中ではあるが、止むを得ない理由で登社日。午後はアークヒルズでミーティング。今日はいったい気温は何度あるんだい?六本木アークヒルズはヒルズってぐらいだから坂道が多く、灼熱の坂を歩いて上ると、わずか三分で全ての毛穴が開ききる。そんな中、サントリーホールの裏手にある街路樹の木陰は救われる。アブラゼミも歩く人と同じ高さで、賑やかにやっている。コントラストの強い木洩れ日の向こうに人を誘い込むオアシスのように赤いテントのKIHACHIが見える。またしてもSAZABYグループ。でも今日は急いでいるので入らない。
六本木ヒルズを歩きつかれて、「SADEU」で一服。和洋混交の甘味処といったところか。店名は茶道+出会うをかけているらしい。スターバックスやアフタヌーンティーなどを展開するSAZABYグループの経営のようで、お店もメニューも卒がない。写真はアイスグリーンティーと抹茶のババロア。見た目は美しいが、ババロアが硬すぎて食感は悪い。
[SADEU] 港区六本木6-9-1六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り TEL:03-5786-7744
六本木ヒルズのけやき坂通りになんと「マイバッハ」が路上駐車してあるではないか!日本に何台あるのかわからないが、1台5000万円のマイバッハである。もっと派手派手しい車かと思っていたが、意外と見過ごしてしまうくらいおとなしい佇まい。それにしてもどうして5000万円もするのか。なぜ、こんな狭い通りに路上駐車しているのか?
今日は家族を連れて、お父さんがたまに飲み歩く六本木、麻布十番あたりをランチツアー。普段明るい時に来ることがほとんどないので、自分にとっても新鮮だった。お昼ごはんは大好きな中国飯店。夜はとても高いけれど、昼のランチは1100円と1800円の2カテゴリーが用意されている。ここの酢豚はトマト系ではなく、黒酢を使うもので絶品。デザートは杏仁豆腐のメロンソース。あいかわらずおいしい。お店の中は六本木ヒルズで働く若くておしゃれなビジネスマンでいっぱいだ。食後はゆっくり六本木ヒルズめぐり。
[中国飯店] 港区西麻布1-1-5 TEL:03-3478-3828
東京は、真夏日も連続40日間を越して記録更新したところで、ようやく涼しくなってくれた。風が冷たく、本当にすごしやすい。
3週に渡ってゴッドファーザー、パートII、パートIIIと立て続けに3作をDVDで観た。自分が小学生の頃の作品だから、かなり古いものになるが、もともと昔を描いた作品なので、今見ても古臭くないわけだ。血で血を洗うとんでもない題材がベースになっているにもかかわらず、夫婦、親子、兄弟、上司部下、敵味方当等、あらゆる人間関係の葛藤が描かれているので、ついつい引き込まれていく。橋田寿賀子ドラマのマフィア版かもしれない。3作まとめてDVDで9000円程度となっており、かなりお買い得。
家の近くの寿司屋さんの庭先に咲いている花。名前はよくわからない小さな花なのだが、緻密によくできた花だといつも感心していた。葉を見ると、あじさいの葉のようで、花は色の組み合わせで2タイプあるようだ。この寿司屋さんは年初からずうっと店を閉じているが、花の方は今年もしっかり花を咲かせている。
本日から3週間のお休み。会社に入ってから、こんなに長く休むのは初めてなので、どこか落ち着かない。奇しくもアテネオリンピックの開幕と重なり、夜中のテレビ観戦と朝寝坊の生活に突入しそうな予感がする。昨晩も夜中に目が覚めたのを契機に、サッカーを最後まで観戦。いいのかなあ。
今晩は、同僚のYOさんに連れられて南麻布の「あらき」で食事。いわしのお刺身や焼き鳥をつまみながら、最後は小さなづけ丼をいただいた。YOさんは「考える」ことが趣味のような方なので、ものごとに対していつも新鮮な意見を伺える。今日は短い時間だったが、知的に楽しい夕食だった。
[あらき] 港区南麻布2-6-17 TEL:03-3798-1995
今日のお昼は「じじーどる」で紹介されていた品川のデヴィ・コーナーで「2種類のカレーのランチ」をいただいた。4つのカレーの中から2種類を選び、ナンかごはん、タンドリーチキンおよび飲みものをセットして1000円というよくできたランチ。厨房では3人のインド人がテキパキと働いていて、本格感漂う。また品川ホテル群から流れてきていると思われる白人たちも多く、お店はたいへん混んでいる。焼きたての巨大ナンがおいしかった。
[Devi Corner] 港区高輪3-24-21 TEL:03-5793-7595
昨晩は銀座三笠会館の吉野で、お得意先と会食。三笠会館などめったに行くことがないが、珍しいセッティングでこういうことになってしまった。吉野は三笠会館の3Fワンフロア全てを使ったお店だが、なんと今日のお客はわれわれ一組・・・絶対に採算がとれない。お料理はごく一般的な懐石だったが、中でも珍しいお料理を二品紹介。一つは焼き魚の横に添えられた無花果(いちじく)のごまだれかけ。もう一つは最後のデザートの枝豆のアイスクリーム。枝豆のアイスクリームは食感、風味ともにすばらしかった。お部屋自体はゆったりと作られた個室で、おもてなしするのにふさわしい佇まいだったが、こういう雰囲気がよくてお客のいないお店は、どうもおちつかないものだ。
[吉野] 中央区銀座5-5-17 TEL:3289-5667
5日の夜は名古屋の支社の方に連れて行っていただたい和食屋さん「きんとき」で会食。八丁味噌で煮込まれた土手煮に感激。また、地元の方によれば名古屋はおいしい魚が捕れないらしく、富山直送を売り物にしたおさしみをいただいた。中部地区の地理にはとんと疎いが、suzieによれば高山本線等で名古屋と富山は1本で結ばれているとのこと。
昨日から名古屋出張。今回は泊りがけの仕事。お昼ごはん時、お得意先の方に名古屋らしいものを食べましょうと誘われ、「ヨコイ」のあんかけスパゲッティーなるものを紹介していただいた。あんかけスパゲッティーというメニューはこのヨコイが元祖らしい。
「あんかけ」というひびきから、中華丼の具のようなイメージをいだいたが、実際はまったく違った。どちらかというとスパイシースープスパゲッティという感じ。サラッとしていて、コショウが効いてかなり辛い。病みつき系の味で、しかもどことなく懐かしい。麺は極太麺で、茹で上げをサラダオイルで軽く炒めて、この餡をかけてある。お勧めの昼時珍味だ。コールスローとポテトサラダがついて900円。ちなみに、この茶色いソース部分は「ヨコイのソース」としてレトルトで販売されている。
[ヨコイ] 名古屋市中区栄3-10-11 サントウビル2F TEL:052-241-5571
今日、恵比寿駅で向かい側のホームにバミューダパンツに黒靴下の男性を発見。ひさしぶりにこのファッションに遭遇した。衝動を抑えきれず、ついつい撮影。鮮烈な赤のポロシャツと、ショルダーバックのたすきがけがまた完璧だ。
お昼ご飯は田町「山田屋」の鯛のアラ煮定食。鯛のアラを生姜の効いた薄味の汁で炊いてある。個人的好みでいえば、本当はこってり甘辛く炊いてある方が好き。茄子の揚げ浸しと鰻茶碗蒸がついて960円。
[山田屋] 港区三田3-1-19 TEL:3453-2981