しかしこんなに毎晩稲妻と豪雨に見舞われるというのはあまり記憶にない。駅のアナウンスでは「歴史的大雨のため減速運転...」と言っていたけれど、言い間違える気持ちもわかる。そんな稲光を眺めながら淡路町の老舗「ぼたん」で鳥すきやきの会食。ぼたんは明治30年ごろの創業というから、100年以上この場所で鳥すき焼きを出してきたわけだ。淡路町のこの一角は戦災をまぬがれたので建物も戦前のもの。なんだか古い映画のセットの中のようだ。
[鳥すきやき ぼたん]
千代田区神田須田町1-15 MAP
TEL:03-3251-0577
□ 鳥すきやき
□ 温かいうどん
少し涼しくなってきたので、ようやく「籠や(かごや)」の"あったかいの"を食べられるようになってきた。ちょっと酸味のきいた胡麻汁肉うどん。ありそうでなかったおいしさ。ほとんどの人がこの"あったかいの"を食べている。雨なのに12時回ると行列だもんね。
[籠や]
港区赤坂3-13-3 MAP
TEL:03-3585-1287
□ きんぴられんこん
銀座の「すだち」で食事。カウンターにズラーっと並べられたおばんざいにグッとくる。ひとつひとつ丁寧に説明をいただくのだけれど、最後の方になると最初の方を忘れてしまう。結局はビジュアルで選ぶことに。どれを食べてもおいしいので、迷う必要もないのかもしれないけど、すき焼きが特にオススメ。山椒の実が散りばめられていて、これがすき焼きの甘さとぴったり。
[すだち]
中央区銀座8-5-15 SVAX銀座ビル 3F MAP
TEL:03-5568-3321
□ 明太子しらたき
□ ききゅうりもみ 中華風
□ すき焼
□ 赤坂ちゃんぽん
赤坂「一福(いちふく)」で赤坂ちゃんぽんなるものを食べる。これはとても不思議なちゃんぽんで、あらゆる意味でちゃんぽん。和風だしでクリームシチューなスープ。なんとなく懐かしくそれでいて斬新。それじゃ全然わかんないか。でもそんな感じ。
[旬菜工房 一福 (しゅんさいこうぼう いちふく)]
港区赤坂6-4-15 MAP
TEL:03-3586-1294
□ 天丼
九段での会議の前にてんぷら屋さん「もも瀬」で天丼をかきこむ。でもここの天丼はお重に入っていた。甘辛いツユにくぐらせているのにサクッとした食感。海老が甘い!
「もも瀬」を満腹状態で出て、靖国神社の涼しい杜の中を気持ちよく歩いていたら、ワイシャツの上にボタッと鳩からの贈り物をいただく。グリーン&ジューシーな贈り物は、あっという間に真っ白なシャツの生地に染み込んでいった。気分は一気にブルー&ドライに。でも同僚の「ウンがついたねぇ!」の言葉で少し立ち直る。ありがとね。
[もも瀬]
千代田区九段南3-7-12 B1 MAP
TEL: 03-3262-0308
□ ミニ団子
「行きましょう。上野にしますか。芋坂(いもざか)へ行って団子を食いましょうか。先生あすこの団子を食った事がありますか。奥さん一返行って食って御覧。柔らかくて安いです。酒も飲ませます」(『我輩は猫である』)
日暮里散歩の終着は谷中の墓地を抜けてJRの跨線橋をわたり、羽二重団子(はぶたえだんご)へ。1819年創業というから、漱石が通っていた1900年前後にはすでに老舗。デビッド・ラムゼイの古地図コレクション1892年東京地図でみると、自分たちが歩いた道がほぼ羽二重団子にいたる「芋坂」であったことがわかった。
時代劇でよく団子屋さんで一服するシーンがでてきたけれど、羽二重団子に到着したときはまさにそんな感じ。水の流れる庭に向かってお店が作られていて、涼やかに団子とお茶で一服。メニューには団子やかき氷に加えてお酒が載っていた。『我輩は猫である』に「酒も飲ませます」と書いてあるので、なくすわけにいかないのかもしれない。
□ 1892年古地図 赤い印のあたりがたぶん羽二重団子
□ 現在の地図
今年最高の気温の中、激しく渋るカミさんを連れて日暮里散歩。外を歩くとほんとうにクラクラするくらい強い日差しで、"夕焼けだんだん"を下ったところで早くもお寿司さんへ避難。店頭に出ていた大きな看板にあったランチちらし(1000円)を注文。これがまた予想外に立派で、いったい何種類の具材が盛り込まれているのだろうか。写真をたよりに思い出すだけでも20種類(中トロ、赤身、とり貝、あおやぎ、海老、カンパチ、タコ、イカ、ゲソツメ、シャコ、ホタテ、いくら、玉子、かまぼこ、干瓢、筍、椎茸、酢蓮、絹サヤ、でんぶ)以上はあった。お値打ちランチ。
[魚て津 (うおてつ)]
荒川区西日暮里3-14-11 MAP
TEL:03-3822-1657
□ 赤のもつ鍋 (醤油味)
元同僚に恵比寿の「蟻月(ありづき)」へ連れて行ってもらった。18:30-20:30の予約が取れたというのでちょっと早い時間だけれど、いそいそとでかける。噂に違わぬおいしさ。そして強烈なにんにくの香り。この鍋の盛り付け方がまたいいね。
[蟻月(ありづき)]
渋谷区恵比寿2-9-5 MAP
TEL:03-5424-0656
□ 酢もつ
□ 明太子卵焼き
□ レバ刺し
□ きゅうりのたたき
□ 白のもつ鍋 (白味噌仕立て)
□ google map 「距離測定ツール」
江戸時代の旅人は荷物を背負って東海道を一日に十里(40Km)歩いたという。それも江戸から京都まで行くのなら、その十里を12-3日歩き続けたわけだ。たぶん草履を履いて。
先週歩いた赤羽-岩淵-新田-王子。炎天下を水を持たずに歩いたのは無謀だったのだけど、かなりクタクタ。帰ってきてから、グーグルマップ上で距離を測れないものだろうか?と調べたところ、やっぱりあるんだね、「距離測定ツール」。地図上で歩いたところをポツンポツンと次々にクリックしていくだけで、距離が計算される。あれだけ疲れ果てても、わずか9.78224Kmだった。
□ スズラン通り商店街
□ 岩淵
□ 薊(あざみ)
□ 乾焼蝦仁
今日から夏休み。どこか旅行にいくわけでもなく、なし崩し的に五輪観戦。北島康介の決勝戦は鳥肌が立って絶叫し、インタビューの姿を見て感涙した。あれは世界中の人がきっと同じような感覚を味わったような気がする。たぶんライバルたちも。前回の金メダルは「超きもちいい!」だったのだけれど、今回のゴールの瞬間、北島は神仏の域に達したような気すらした。
夕方から家族で新宿伊勢丹で催されている知人の企画展に出かけ、そのまま伊勢丹内の「銀座アスター」で夕食。
[銀座アスター 伊勢丹新宿店]
新宿区新宿3-14-1 伊勢丹百貨店新宿店7F MAP
TEL:03-3352-0975
□ 海鮮米粉
□ 海鮮冷麺
□ コラーゲン入り杏仁豆腐
□ カレーチャーハン
山脇学園の並びにある「ねぎ」で夕食。カウンターの上にずらーっと並んだお惣菜が圧巻。そのほかに焼き魚から各種炒め物、各種とりそろえられ、やさしいお母さんがなんでも作ってくれる。38年間も続いているのだそうで、どのお惣菜も年季が入って完成度が高い。お昼もやっていて大きな銀だら焼きの定食が食べられるらしい。
[ねぎ]
港区赤坂4-7-15 MAP
TEL:03-3584-5345
□ なす味噌、レバ煮、きんぴらごぼう
□ きゅうりと卵の炒め物
□ 五目かた焼きそば
昨日に続いて赤坂「孫(そん)」でランチ。ただ、昨日は大雨でガラガラだったのに比べ、今日は行列。10食限定の五目かた焼きそばは、パリパリの太麺に海鮮餡を浸み込ませていただく。
【移転したらしい】
□ 鳥煮込みそば
大きな雨粒が落ちだしたころに赤坂の「孫(そん)」というおしゃれな中華料理屋さんに飛び込み、鳥煮込みそばを食べて雨宿り。すごい雨なのでお店はほとんどお客さんがおらず、ことのほかゆったりとすごす。普段は行列店らしい。座席につく途中に厨房が見えるガラス窓があり、シズル満点。煮込みそばは土鍋に入った濃厚な鳥スープにちょっと固めの麺が合わせてあり、食べているうちに土鍋の余熱で煮込まれていく。かなりおいしい。
[中國名菜 孫 (そん) 赤坂店] 【阿佐ヶ谷へ移転】
□ 茄子カレー丼
炎天下、赤坂在住の方に教えてもらった台湾料理店「珉珉(みんみん)」に行ってみた。ちょっと入り組んだところにあってわかりにくく、外から見るとひっそりとしていたので、やってんのかな?と思いながらそっとドアを押してみると、まわりとは別世界のような活気に溢れる厨房が現れた。この雰囲気からして、おいしくないわけがない!と思わせる力がある、いい感じのお店だ。
茄子カレー丼を注文。揚げ茄子とピーマンとてんぷら状の鶏肉が入っている。中華屋さんのカレーは子供のころのシンプルなカレーの味に似ていて郷愁をそそる味。まわりを見ると餃子とチャーハンを食べている人が多く、そのあたりが定番のようだ。
帰り道、三分坂を上りきると滝のような汗が流れた。
[珉珉(みんみん)]
港区赤坂8-7-4 MAP
TEL:03-3408-4805
□ フルーツサンド
久しぶりにカメラを持って長い散歩へ。まずはバスで赤羽駅に出て、下調べしてあったフルーツパーラー「プチモンド」のフルーツサンドの朝食からスタート….と思いきや、ものすごいボリューム。やや塩の強い食パンに挟まれた、細かく刻んだたくさんの果物とどっさりと盛られた甘くない生クリーム。2-3人で一皿でもいいかもしれない。サイフォンで淹れてくれるとてもおいしいコーヒーと合わせて1000円。まる一日分のエネルギーを蓄えて散歩開始。
[プチモンド]
北区赤羽台3-1-18 MAP
TEL:03-3907-0750