□ 黒・豚骨醤油らーめん
子供の運動会で朝から夕方まで西向きに座っていたものだから、顔の左半分だけが陽に焼け、ナチュラルに陰影がついて彫の深い顔になった。お昼に高田馬場の「北狼(きたろう)」で黒・豚骨醤油らーめんを食べる。かなりおいしい。撤退した山頭火・恵比寿店にいた方が独立したお店なのだそうだ。
[北狼(きたろう)]
新宿区西早稲田2-21-7 MAP
TEL:03-5272-1866
□ 十和田市ヘライファーム産ダチョウのカルパッチョ
□ 大西ハーブ農園の香草サラダ添え
□ 七戸町産にんにくとバルサミコソース
めくるめくアオモリナイトの第二弾「肉編」が日本橋の「クッチーナ イタリアーナ ラ フェニーチェ」で催された。(第一弾「海の幸編-七子八珍-」はこちらのエントリーでどうぞ。) もうね、お肉も野菜も、ソースも、とにかく青森県産の珍しい素材のオンパレードなのだけれど、主役が多すぎて一瞬たりとも気が抜けない。たとえば、ダチョウのカルパッチョ。ダチョウはクセがなく、しっかりとした歯ごたえで期待感あふれるオープニング。でもそこに添えられているルッコラもインパクトのある味がする。聞けば日本で売られているハーブの多くがマイルドに品種改良されているのに対し、この大西ハーブ農園のハーブはその殆どが原種に近く、香りが非常に強いものらしい。そのおかげで、害虫を寄せつけず、農薬を使わずに育てられるとのこと。
□ 純国産バルバリー鴨「銀の鴨」の自家製スモーク サラダ仕立て
□ 真っ黒フルーツにんにくのドレッシング
この「銀の鴨」もいわくつきで、皇太子・雅子さまご結婚の儀に供されたもの。そして、ドレッシングに使われている「フルーツにんにく」がまたすごい。にんにくは本来糖度が40度以上あり、ものすごく甘いものなのだそうだが、他の強烈な成分でマスキングされてわかりにくいらしい。それを臭い抜きして海洋深層水に漬け込み、熟成発酵させただけでこんなに黒く、そしてフルーツのような甘さが引き出される。ねっとりとしてまるでプルーンのようだ。
□ 十三湖産天然「大和しじみ」と初雪茸の七戸町産長芋の自家製ニョッキ
□ 阿房宮菊と海鮮キャビア添え
□ 脇野沢産猪豚の自家製ベーコンを使ったブカティーニ・アマトリチャーナ
□ パルミジャーノのフォンドゥータソース
□ 青森県産三種のブランド豚「南部赤豚」「長谷川自然豚」「奥入瀬ガーリックポーク」の炭火焼
□ 青森野菜アピオスの炭火焼を添えて
三種の豚肉を一度に食べ比べることなんて初めてだけれど、かなり面白い。それぞれに個性があって、どれもそれぞれにおいしい。個人的には「南部赤豚」の脂の味が好き、まわりでは「長谷川自然豚」が人気が高かった。
□ 短角牛「八甲田牛」のタリアータ
□ 赤ワインとジョミ「ガマズミ」のソース
□ 嶽きみと大西ハーブ農園のルッコラ、インカトマト添え
さてさて、短角牛「八甲田牛」の登場。八甲田牛には申し訳ないが、もう三種の豚肉でかなりお腹がいっぱいになってしまった。でも、この色の美しさ!そして淡白ながらしっかりした味わい。前菜に出されてもいいくらい。そして添えられている「嶽きみ(だけきみ)」。岩木山麓・嶽高原で栽培されているとうもろこしで、津軽弁でとうもろこしのことを「きみ」というのだそうだ。この「嶽きみ」がものすごく甘く、味がいい。今回は「肉」特集なのだけれど、個人的な最大の収穫はこの「嶽きみ」だったりする。
□ 青森県産ブルーベリーのレアチーズ
□ 青森県産「シャイニーアップルジュース」のグラニータ添え
□ 「緑の一番星」のクレムドブリュレ
□ 殻が緑色をした「緑の一番星」という卵
クレムドブリュレで使われている「緑の一番星」は、青い卵を産む「アロウカナ」と、茶褐色の卵を産む「ロードアイランドレッド」とかけ合わせた品種で、α-リノレン酸豊富なエゴマや田子特産にんにくを与えて育てた鶏のたまご。
□ ジョミエモン
ジョミとはガマズミの実で、それを絞った100%ジュースと吟醸粕取焼酎「稲本屋利右衛門」をあわせ、トニックウォーターで割ったものが「ジョミエモン」。これはかなりおいしい!
□ 吟醸粕取焼酎 稲本屋利右衛門
□ 赤羽 川栄
先日赤羽をうろついたときに妙に惹かれたのだけれど、この焼き手の奥に入っていく勇気がなく断念したお店。今回は再挑戦で入店しようとしたものの、すでに一階は満席とのことで、煙に燻された急階段を上った二階に通してもらった。赤羽は荒川が近いから川魚・鰻屋さんが多いといわれるのだけれど、ほんとうだろうか。 この「川栄(かわえい)」は昭和22年、戦後間もないころからの営業。鰻のほかに焼鳥やホロホロ鳥などを食べさせてくれる。
[川栄(かわえい)]
東京都北区赤羽1-19-16 MAP
TEL:03-3901-3729
ところで、こんなにお店の見た目(失礼)と出てくる料理の上品さとに落差のあるお店も珍しいのじゃないだろうか。うな重は、甘さ控えめのすっきりしたタレで焼かれ、ふんわりとした食感。おいしい。そして安い。隣のテーブルでは「しのび丼」というごはんの中からもう一枚鰻がでてくる鰻丼を食べていて、これが人気らしい。また、焼鳥もなかなかで、ジューシーなぼんじりがたまらない。
□ 白焼きせず、蒸しあげる
□ ぼんじりと小肉
□ のどぐろの握り
めったにない楽しい取り合わせで、恵比寿の「魚のほね」で会食。生酒を飲みながら、スゴイ魚を次々に出していただいた。どうだ!といわんばかりに出されたのどぐろの握り、一貫。きめ細かな、脂の乗ったおいしい握りだ。しかし、今回なにより驚いたのが分厚い黒むつの塩焼き。ほんとうにおいしい。もう少ししたら、いよいよ鍋の季節がはじまるらしい。
[魚のほね]
渋谷区恵比寿1-26-12 MAP
TEL:03-5488-5538
□ 宮崎沖のクエ他 白身づくし
□ 黒むつの塩焼き
□ いくら かに 高菜の雑炊
□ ランチ 握り 大盛り
赤坂五丁目自転車置き場横に新設された謎の黄色いオウムの脇を通り抜けて、「希扇 (きせん)」で大盛りの握りランチ(1260円)。空模様が怪しかったからか、なぜかとても空いていて、白木のカウンターでゆっくりとお茶をすすりながら過ごす。
[鮨 赤坂 希扇 (すし あかさか きせん)]
港区赤坂4-3-12 MAP
TEL:03-3584-7081
副都心線北参道駅近くのビストロ「ダルテミス」でカミさんとランチ。休日はかなりしっかりとしたランチメニューが用意されていて、雨を眺めながらゆっくり食事しているうちに、すっかり酔ってしまった。
[ビストロ・ダルテミス]
渋谷区千駄ヶ谷4-5-11 MAP
TEL:03-5770-7155
□ (前菜)特製サラダ
□ (前菜)豚の頭のテリーヌのカリカリ焼き、ソースグリビッシュ
□ (主菜)リヨン風お魚のクネルのピスク仕立て
□ (主菜)牛リブロースのステーキ
□ もみじ鯛 関アジ 関イサキ
たいへんお世話になった上司の退任を記念して、「坐来大分(ざらいおおいた)」で会食。今回は最初から最後までワインでお願いしたところ、手ごろで、おいしいワインをそろえてくれた。「坐来大分」のいいところは、魚もお肉もどちらもおいしいものがそろっていて、なおかつお酒も自由自在なところ。いろんなわがままも聞き入れてくれながら、提案もしてくれるので、新しい好みも見つけられる。
[坐来 大分 (ざらい おおいた)]
中央区銀座2-2-2 新西銀座ビル8F MAP
TEL:03-3563-0322
□ バーニャカウダ うるか味噌
□ 豊後牛リブロース
□ ほうじ茶のプリン
□ シャンパーニュ アンリオ ブリュット・スーヴェラン
□ ボーヌ シャンソン クロ・デ・ムーシュ
□ ドウロ シスト
□ かき揚ランチ
□ ちりめんじゃこ、糠漬け、小さな焼き魚、きんぴらごぼう
鯛めしの名店、赤坂「与太呂(よたろ)」でかき揚ランチ。卓上に乗り切らないくらい小鉢や皿が並ぶ。かき揚と聞くと、大きく分厚いかき揚がドーンと出てくるかと思いきや、野菜のてんぷらと小さなかき揚が並べられた。かき揚は最後に天茶にしてもいい。
[与太呂(よたろ)]
港区赤坂3-12-18 赤坂館荒井ビル1F MAP
TEL:03-3584-7686
□ 穴子玉子ふはふは丼
いつ行っても行列でなかなか入れない「會水庵(かいすいあん)」に初入店。「アナゴタマゴフハフハドン....」と頼もうとすると、「フワフワドンですね」と復唱された。炙った穴子の上に、ごま油でサッとふんわりと焼いた卵焼きを載せ、焼きダレをかけ回した上に刻み海苔を盛る。穴子もおいしいのだけれど、このふはふはな玉子焼きがなかなか曲者だ。
[点心・季節料理 會水庵(かいすいあん)]
港区赤坂6-4-15 MAP
TEL:03-3505-2369
□ 幕の内弁当
九段での会議のあと、「源」で幕の内弁当(900円)。実に品数が多い。あっという間に売り切れることも多いらしいので、今回はラッキー。前回の写真では品数の多さがうまくつかめなかったので、今回は弁当箱の象限ごとに分割撮影でエントリー。 →
[源(げん)]
千代田区九段南3-5-4 MAP
TEL:03-3262-0550
□ 第一象限
□ 第二象限
□ 第四象限
□ かき揚蕎麦
久々の田町で立ち食い蕎麦界のトップと囁かれる「ala麓屋」でかき揚蕎麦を頼んでみた。立ち食いといってもカウンターにハイスツールというカフェスタイルなのだけれど、やっぱり雰囲気は立ち食い蕎麦屋さん。かき揚は揚げたて、巨大でサクサク、蕎麦は茹でたて。蕎麦は決して絶品!とはいえないのだけれど、これで560円だからかなり立派だ。
[ala麓屋 (あらふもとや)]
港区芝5-26-10 MAP
TEL:03-3452-6882
□ 車海老のマリネ
「RESTAURANT SANT PAU(レストラン サンパウ)」で同僚の結婚披露宴。バルセロナの本店はミシュランの三星、東京は二星という合計五星レストラン、って足しちゃいけない。夜来たときには30品目の小さくアートなメニューが次々に登場して驚いたのだけれど、披露宴料理でもやっぱりすごく楽しかった。フルーツやナッツの使い方斬新で、未体験の味に感心ひとしきり。新郎新婦のエピソードも負けず劣らず次々に繰り出され、いろんな意味で楽しめる披露宴でした。末永く、お幸せに!
[レストラン サンパウ ]
中央区日本橋1-6-1 コレド日本橋 ANNEX MAP
03-3517-5700
□ スズキ
□ 牛ほほ肉
□ ウエディングケーキ
□ 赤玉メロンの擂り流し 梨 無花果
久しぶりに新橋「濱壹(はまいち)」で食事。いつものように、これでもかっていうぐらい魚をたくさんいただいた。デザートのイチジクや梨にメロンを擂り流しも目を瞠る。そしてやっぱりこのコストパフォーマンスにも目を瞠る。まもなく浜松町にも出店するとのことで、とても楽しみだ。
□ おじさんの炙り ほうぼう 白イカ ひらまさ
□ 水ナスのてんぷら
□ ハタの塩釜
□ 雑炊
□ ほうじ茶のゼリー
[濱壹(はまいち)] →【移転 2010年7月1日】
【新店】 [旬菜 本多 (しゅんさい ほんだ)]
港区東麻布2-30-9 MAP
TEL:03-3584-5077
□ 杏仁豆腐 すいかシロップ
毎日が弁当会議で更新もままならない。いっそのこと弁当ブログにでも転向してしまうかもしれない.....そんな中ようやく外でランチ。評判の「うずまき」へ行ってみた。坦々麺は麺もスープも軽く、芝浦の明輝に似たタイプでおいしい。麺類にもおひたしなどの小鉢やデザートもついて、どれもこれもきちんとおいしい。そしてお店の方々の感じもとてもやわらかくて心地よい。実にいいお店。
[中華 うずまき]
港区赤坂5-5-11 B1 MAP
TEL:03-3584-2116
□ 坦々麺
□ 冬瓜 鶏そぼろ