December 10, 2008

青森県産香り米「恋ほのか」

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□ 香り米「恋ほのか」のリゾット 青森県産真鱈の香草焼き添え(クリック拡大)

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□ じゃっぱ汁風スープをリゾットに添えて

青森では香り米まで作っているんだね。「恋ほのか」、おいしいリゾットに仕上がっていた。おもしろいのは、これにスープを添えて食べるところ。鱈つながりで、白子の上品なじゃっぱ汁(あら汁)がやってきた。少し冷めてチーズが固まり始めたリゾットにこのじゃっぱ汁をかけてほぐしながら食べるとまたおいしい。

青森産真鯖の冷燻

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□ 陸奥産真鯖のマリネと冷燻製 弘前産冬陽春菊のサラダ 山ぐるみソース

自分にとってこれはすごい発見だったかもしれない、鯖の冷燻(写真右奥)。加熱燻製ではなく冷やした煙で燻す、いわば生ハム状の鯖。あるいはみずみずしい鰹節とでもいうのか、とにかくおいしい。いわゆる鯖のニオイが燻煙とマッチしてすばらしい味わいに変化している。酒との相性もいい。冷凍で流通しているらしい。

青森シャモロック

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□ 青森シャモロックの土鍋焼き (クリック拡大)

めくるめくアオモリナイトの第三弾「クリスマス編」が日本橋の「クッチーナ イタリアーナ ラ フェニーチェ」で催された。(第一弾「海の幸編-七子八珍-」はこちらのエントリーで、第二弾「肉編」はこちらのエントリーでどうぞ) あまりにネタが豊富過ぎるので、3-4回に分けてエントリー。今回はクリスマスがテーマということでメインは青森シャモロックという鶏の丸焼き。肉質に優れ、ダシがよく出る速羽性横斑プリマスロックと青森県原産の横斑シャモを交配させた品種で、その多くが宮内庁の御料牧場に継続的に出荷されてきたものだという。実に味がいい。特に皮の部分のウマさはすばらしい。
 

 
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□ 深浦産雪中人参のムース

 
雪中人参は収穫を大幅に遅らせ、寒気にさらすことで、人参自ら糖度を高めて、凍るのをふせごうとする力を生かしたもの。人参嫌いな私でもおいしくいただけた。


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□ 脇野沢産猪(ウエノシシ)の自家製ハム、サラミ

猪の燻製もうまかった。特に真っ白の、融点の低い脂の部分は、馬肉のタテガミとよく似た食感。コリコリとしてクセもなく、おいしい。

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□ 青森野菜のピクルス

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□ 青森野菜のミネストローネ、七戸町産長いもの「ひっつみ」仕立て 


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□ 大鰐産青森シャモロック 土鍋焼き 煮込み ビールフリット

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□ シャモロック 土鍋焼き

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□ シャーベット三種
変色しないリンゴあおり27号 ぶどうスチューベン 洋梨ゼネラル・レクラーク

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□ 青森県産の実まで赤いリンゴのブッシュ・ド・ノエル

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□ 無褐変りんごあおり27号(左奥) と 通常のリンゴ(右手前)

あおり27号はまだ市場に出回っていないリンゴ。リンゴの中の酸化変色を起こすポリフェノールが弱いため、切っておいてもすりおろしても、白いままなのだそうだ。これから苗を増やし、育成して5年後くらいに市場に出回るらしい。

赤坂 栄林

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□ 炸醤麺 (クリック拡大)

夜中に目が覚めて声がおかしくなったことに気づいた。声帯あたりが炎症を起こしたのか、ものすごく低く響く声になっていた。従来低いG(ソの音)までしか出なかったのが、なんとC(ドの音)まで鳴り響くではないか。この声ならバリトン歌手になれたかもしれない。ひとしきり美声に酔いしれていい気分で再び床に就く。朝起きると、鼻と喉が痛く、単に風邪をひいただけのことだった。低音の美声もすっかりひからびてしまっていた。

ってなことで、ちょっと寒気のする身体で、「栄林」へランチに出かけ、炸醤麺(ジャージャーメン)。肉味噌をからめたきゅうりがうまい。

[栄林 (えいりん)]
港区赤坂3-16-2 MAP
TEL:03-3583-0171