□ 杏仁豆腐 & 茘枝のシャーベット (DP2:クリック拡大)
浅草橋駅から蔵前方面に少し歩いたところにある中華「馥香(フーシャン)」でランチ。高い天井で一面ガラス張りの明るい店内。実に気持ちいい。厨房もガラス張りで、山西省の一級麺点士がひたすら手延べの一本麺を引っ張っては鍋に放り込んでいく姿が見える。ランチコースの中で炸醤麺を選んだところ、この手延べの太いモチモチした麺で作られていた。食感の楽しい麺だ。でもこの麺、うどんそっくり。まあ、材料が同じだから同じなんだろうけれど、麺を引っ張るだけでこんな断面にしていくのはすごい。
□ 名物山西省流手延べ一本麺を使った炸醤麺 (GRD:クリック拡大)
ところで、「SIGMA DP2」の光の捕え方も注目だ。好き嫌いは別として、同じ白系統の色でもデザートの写真は諧調豊かに、自然な感じで写し撮ってくれている。GRDで撮った炸醤麺の方はパキッとメリハリがきいて、実物以上に(?)きれいな写りになる一方で、テーブルクロスなどは平坦に見える。決して白とびしているわけではない。
[馥香 (フーシャン)]
台東区柳橋2-14-2 MAP
TEL:03-5833-6555
□ 帆立のサクサク揚げ黄金パウダーかけ (DP2:クリック拡大)
□ (DP2)
□ フルーツトマトと筍のパスタ (DP2)
□ 地下のパティオに面したお店 (DP2)
ようやく池袋で好みのお店に出会うことができたかも。「キッチン胡(えびす)」。街の洋食屋さんのような名前だけれど、オムライスやポークカツレツは出てこない。フレンチやイタリアンという意味では確かに洋食屋さん。雑然とした街並みの中で、ここだけくりぬいたように地下におしゃれなパティオが作られている。そのパティオに面したお店は、ミニマムな内装で、明るくゆったりと配席された居心地のいい空間。ランチでいただいた料理はどの皿もとてもおいしかった。ただし、難点が二つ。ちょっとい怪しい通りを抜けていかなければならないことと、日・月・火と週のうち三日間もお休みなことだ。
[キッチン胡 (えびす)] 【閉店】
豊島区池袋2-30-13 サブコートB1
□ 前菜三種 (DP2)
□ かぼちゃのスープ (DP2)
□ パスタ じゃがいもと隠元のジェノベーゼソース (DP2:クリック拡大)
□ 小豆と抹茶のババロア (DP2)
□ レモンのきいたクレームドブリュレ (DP2:クリック拡大)
□ (DP2)
□ (DP2)
□ (DP2)
ランチ時に、美女軍団一押しの「オゥ レギューム」に連れて行ってもらった。それも前の週から予約してだ。自然農法の野菜にこだわったフレンチで、ランチの定番「野菜プレートランチ」はシンプルに調理された野菜がてんこ盛り状態。でもなんだか野菜だけでお昼を終える自信がなかったので、リゾットのランチを頼んでしまった。まずは野菜プレートから行くべきだったか。しかし、店内は全て女性で、男性は自分とシェフだけだったよ。13時前にお店を出ようとすると、外には13時からの予約のお客さんでいっぱい。お昼に全て予約で二回転するなんて、すごい人気だ。
[レストラン オゥ レギューム]
港区赤坂2-15-15 2F MAP
TEL:03-3582-0831
□ 炒飯ランチ (DP2)
有楽町に来ると、どうしても「慶楽(けいらく)」の炒飯ランチとなってしまう。完璧な炒飯、牛肉と青菜の牡蠣油炒めは定番、プラス日替わりの一品は蟹玉だった。食べ終わって帰るときに、定年退職された会社の大先輩が一人で席についていた。やっぱりよく食べたここのランチが好きなんだぁ。自分もきっとそうなると思う。
[慶楽 (けいらく)] 【閉店】
千代田区有楽町1-2-8
□ 麗江(リージャン) (DP2)
佃小橋を渡ると紹興酒の甕が一網打尽状態で待ち構えていた。「麗江(リージャン)」という中華のお店に立ち寄ってランチ。ランチの定食メニュー+半麺というのがあって、この半麺として出された坦々麺が秀逸。麺も胡麻汁も花椒のきいた肉味噌もよくできている。デザートとコーヒーもついて1500円。佃散歩の拠点になるいいお店だ。
□ 茄子と豚肉の酸味のある味噌炒め (DP2:クリック拡大)
[麗江 (リージャン)]
中央区佃1-6-7 MAP
TEL:03-3531-6631
□ 銀座奥野ビル ロビー (SIGMA DP2:クリック拡大)
「SIGMA DP2」を持って銀座-月島-佃島と散策。スタートは昭和7年竣工の銀座奥野ビルから。全てRAWで記録保存して、あとから専用ソフトで現像。期待した以上に暗部からハイライトまでしっかりとらえていてくれるので、明暗を飛ばしたり潰したりすることなく、自分の目で見たときのような感覚に定着することができる。また弱い光の中でデリケートな色をとらえる力もしっかりしているような気がする。彩度の低い記録画像から現場の色が浮かび上がってくるような感覚を覚える現像作業がとても楽しい。
□以下、全て 「SIGMA DP2」
□ SIGMA DP2
新しいおもちゃがやってきた! もう子供たちも遊んでくれないから、ゴールデンウィークはせいぜいこいつと戯れるとする。
家族A 「何? SIGMAって」
家族B 「いままでのと何か違うの? 結局元のカメラに戻るんでしょ」
家族C 「いいんじゃない、ずいぶんと楽しみにしてたみたいだから、それはそれで」
まあ、どんな嘲笑も甘んじて受けよう。
コンパクトカメラでありながら一眼レフと同じサイズのイメージセンサー、大口径24.2mm F2.8レンズ(35mm判カメラ換算で41mm相当の画角)を搭載しているので、近距離のものを撮影したときの背景のボケ方が一眼レフのような味わいになるというのが最大のウリ。
まだ室内で短い時間しか使えていないけれど、難点はあちこちあるね。①AFのピントが合いにくい ②撮影後の拡大表示倍率が設定できない ③AFの動作音が大きい ④レンズ保護がキャップ方式で面倒 ⑤撮影後のメモリー記録時間がやや長い ⑥デザインのツメが甘い、ってなところか。 まあ、こんな難点も甘んじて受け入れよう。ゴールデンウィークが楽しみだ。
□ ISO200 AWB F2.8 1/5S -0.3EV | no retouch
□ retouched
□ 鰹のたたき
赤坂に来てまもなく一年が経とうとしているが、だんだんとランチの回遊先も固定してきた。今週は金曜日にしてようやく初「外食」。せっかくなんで新規開拓をと「祢保希(ねぼけ)」で初鰹のたたきをいただく。たたきは刺身とはまったく違う味わいで、表面が香ばしく炙られて、生臭さがいっさいなく、ゆずポン酢のさわやかな酸味の中に力強い旨みが引き立つ。春と夏の間にふさわしい味わいだ。
[土佐料理祢保希 赤坂店 (ねぼけ)]
港区赤坂3-11-17 MAP
TEL:03-3585-9640
□ うかつにヒマラヤ杉を植えられない(浅草橋4丁目)
ヒマラヤ杉というのは成長が早く、とてつもなく大きな木になるらしく、うかつに家のささやかな庭に苗木を植えようものなら、たいへんなことになる。浅草橋から秋葉原へ向かう途中に忽然と現れたヒマラヤ杉も圧巻。台東区の保護樹木に指定されていた。谷中のランドマークのひとつ、みかどパンのヒマラヤ杉も、戦前は店の前に置かれた鉢植えだったというのだから驚きだ。
□ 浅草橋駅高架下
□ 古い家の匂い
柳橋界隈でもひときわ異彩を放つ「Lucite Gallery(ルーサイトギャラリー)」。元浅草の芸者さんで小唄歌手、故市丸さんが柳橋に移り住んだ建物を改装したギャラリーだそうだ。二階はカフェになっている。 門をくぐった瞬間から古い建物の匂いと陰に包まれ、歪んだ廊下に平衡感覚を狂わされているうちに一気にタイムスリップする。ここでは、よほどのインパクトある作品をもってこないと、この時空間の引力に負けてしまうかもしれない。
□ この家の元主か?
家庭訪問ついでに柳橋界隈を散歩。ビルしかないんじゃないかと思い込んでいたエリアも、ずいぶんと風情のある景色だ。神田川の出口でアーチを飾る「柳橋」という小さな橋。隅田川に繰り出す屋形船基地のゲートでもあるかのような仕事ぶりだ。
学生時代に柳橋界隈にあるお寿司屋さんの息子さんに勉強を教えていたことがある。もうかれこれ30年近く前になる。先日テレビを見ていたら、そのお寿司屋さんが登場。教え子が後を継いで握っている。猛烈に懐かしくなって、柳橋界隈散歩をかねてぶらっとたずねてみた。
気づかなければ黙って名物のチラシでも食べて帰ろうと思っていたのだけれど、引き戸を開けた瞬間に、「せんせー!」と声かけられて顔がほころびくずれた。毎回食事で出していただいた懐かしいちらし寿司を食べながら、昔話と近況に花咲かす。独特の風味のツメと、海老のおぼろ、海老のすり身を入れて丁寧に時間をかけて焼いた卵焼き、自分にとっては当時のいろんなことが蘇る味だった。
□ まんさくの花(秋田) 荒走り・中汲み・責め取りの三種飲み比べ
□ 雲丹と汲上湯葉をバルサミコ酢で
恵比寿「魚のほね」で会食。珍しい試みといって紹介してくれたのが、「まんさくの花」の同じ仕込み酒を、搾るタイミングで分けた三種を飲み比べ。もろみを搾る前にほとばしり出る酒が荒走り。その次に搾って取るのが中汲み。最後にもろみを絞り上げたものが責め取り。まあ基本は同じ仕込の酒なので風味は同じなのだけれど、こうして飲み比べると輪郭の違いを楽しめる。自分は少しエッジの立った荒走りが好みかな。
[魚のほね]
渋谷区恵比寿1-26-12 MAP
TEL:03-5488-5538
□ 鳥貝 ざくろのソース
□ 金目鯛のにぎり
□ 初鰹 鯛 赤貝 アオリイカ
□ 鰆の塩焼き
□ 麴屋三代
□ ぐじの塩焼き
□ あいなめどんぶり 後半茶漬け
□ 焼きいわしと釜揚げしらすの親子丼
いわしとしらすの親子をとろろ芋でつなぐ、実においしい丼。
[点心・季節料理 會水庵(かいすいあん)]
港区赤坂6-4-15 MAP
TEL:03-3505-2369
□ 鳥ロース焼き
元鳥問屋さんの営む鳥料理店。お昼時は鳥ロース焼き(1100円)の定食一品のみ。蒸し焼きされた鳥を薄くスライスし、薄く斜め切りされた葱の上に敷き詰め、醤油だれと七味唐辛子がかけられいてる。ただそれだけ。ただそれだけなのに、ものすごくうまい。鳥で布団蒸しされた葱もしっとりし、ジューシーな鳥と葱と醤油が絶妙の組み合わせとなる。添えられる鳥スープからは湯気が上がらない。湯気が上がらないからといって油断してはいけない。鳥の脂で熱が封じ込められているのか、食べ終わってからでもアツアツだ。おばちゃんに熱いから気をつけてといわれたのに、口の中をやけどした。
CozYさん、紹介ありがとう。
[江戸清 (えどせい)]
中央区日本橋小伝馬町15-14 MAP
TEL:03-3661-2918
□ 昼は鳥ロース焼きとご飯と鳥スープの定食(1100円)の一品のみ
□ 真鯛のソテー
神宮球場の予定が雨で中止。ずっと晴れが続いていたのに、誰なんだ雨男・女は。予定変更して池袋の老舗イタリアン「文流(ぶんりゅう)」で食事。
[文流 (ぶんりゅう)] 【閉店】
豊島区西池袋3-25-2 大晴ビル2F
□ 特選ヒレ スライスカットをたれで
「游玄亭 (ゆうげんてい) 有楽町マリオン店」で会食。 道の歩き方と肉の焼き方についてご指南いただく。いずれも目からウロコが落ちた。考えてみたら、焼肉はほとんど決まった店で同じものを注文して、同じ焼き方をしてきた。脂と強火による香ばしい香り一辺倒だったかもしれない。違うものですねぇ。とびきりいい肉を、もみだれだけで、中火でほんの数秒焼く。ジュワとした赤身のうまみを堪能。敬遠気味だった焼肉に、またまた強く惹かれるようになったかも。
□ 冷麺 ハーフサイズ
[游玄亭 (ゆうげんてい) 有楽町マリオン店]
千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F MAP
TEL:03-3218-8989
□ サラダバー 蓮根のアラビアータ
来たね、春が。まぶしいよ。すんげー気持ちいい。これからの風の穏やかな晴れた日は「IL Casita(イルカシータ)」のテラスは特等席だ。
□ 日向のパンナコッタ
[IL Casita (イル カシータ)]
港区赤坂4-3-6 Hitotsugi LIP 5F MAP
TEL:03-5572-6655
今年の桜はサービス精神に富んでいる。不景気を心配してくれいているのかもしれない。早く開花宣言が出た一方で、4月4日でまだ五分咲き程度。枝にはまだまだたくさんの蕾を蓄えていた。昨年より一週間ぐらい長持ちかな。
□ 揚げたての 絹豆腐の厚揚げ 中はトロトロ
飲んだ後にラーメンを食べたくなるというのはよく聞くフレーズ。でも、居酒屋さんで〆にラーメンを出す店はそう多くはない。ちなみに"ラーメン居酒屋"で検索すると、多くが福岡のお店。たしかに、中洲の屋台のメニュー構成はおいしいつまみで酒を飲んで、最後はとんこつラーメンだ。
会社の大先輩に、おもしろいラーメン屋さんがあるからと、駒沢の「ひろの亭」というお店に連れて行っていただいた。外から見ると、どう見ても普通のラーメン屋さんのたたずまい。チャーシュー、メンマ、餃子とつまんだところで、一時間ともたないんじゃないか?と心配したのだけれど、無用だった。おいしそうな料理と日本酒がぎっしりつまったメニューにグッとくる。しかも、どれもほかとはちょっと違うおいしさ。シンプルなものほどその違いが際立つ。たとえば、厚揚げなんかは、どうやったって厚揚げだろうと思いきや、ぜんぜん違う。普通は出来上がった厚揚げを炙って出すけれど、ここは、絹ごし豆腐を揚げたてで出す。外はサクッとして、中はとろけだす。食べると「ン、何これー!」ってみんな唸る。もうひとつナニコレものは、ポテトサラダ。まったく違う範疇だ。ゴルゴンゾーラとピクルスが効いている。どれとったって、ユニークでおいしい。ここのご主人は、きっとそうとうな食いしん坊だね。ひとさらごとに喚声を上げながら、おいしい冷酒をあれこれと啜っていると、だんだん心配になってくる。「最後、ラーメンにたどり着けますかね....」
[ひろの亭]
世田谷区駒沢3-14-2 MAP
TEL:03-3487-3666
□ 筍焼き
□ キャベぽん (茹でキャベツのポン酢醤油かけ)
□ ゴルゴンゾーラのポテトサラダ
□ いぶりがっこ
□ 焼き鳥
□ レバ刺
□ もやしいため
□ ぎょうざ
□ ラーメンを4人でシェア
おなかいっぱいでも、ラーメンももちろんかなりおいしい。でも苦しい。