出張時、仕事前に近鉄奈良駅の南側「奈良町(ならまち)」と呼ばれるエリアを40分ぐらいで駆け巡った。平城京が衰退したのちに、移築された元興寺を中心に作られた街で、元興寺の境内を分割しながら商工人の店・住居が栄えていったという。今も多くの町家が保存されており、ぶらりと歩くだけでもその風情を楽しむことができた。
□ 着物で散策する若い女性 (以下全てGR DIGITAL)
□ 元興寺 蘇我馬子が開いた飛鳥寺を平城遷都で移築改名
□ 元興寺外塀
□ 奈良町豆腐庵こんどう (満員) 軒下に「身代わり猿」が吊り下げてある
□ 森下仁丹には歯磨もあったんだ
□ 漢方薬 菊岡 創業800年の老舗
□ 若者が搬入する奈良らしいオブジェ
□ 猿沢池 興福寺の放生池というから、平安時代からあるわけだ
□ 興福寺五重塔 (GR DIGITAL:トリミング)
昨日は奈良へ日帰り出張。仕事で奈良へ来ることがあるなんて思ってもみなかった。せっかくだから、何かおもしろいものを食べてみようと40分ほど近鉄奈良駅のまわりを散策してみたが、目星をつけておいたお店は14:00近くなのにもかかわらず、全て満席。
結局何も食べられないままタクシーに乗り込み、運転手さんに八つ当たりしながら会議の場所へ向かったが、途中ロードサイドに、「ふくや」という絵に描いたような大衆食堂があったので、そこできつねうどんをいただいた。巨大おあげが甘くておいしい。
長い会議のあと、奈良市内か京都で一服と思っていたが甘かった。急遽東京へ戻って再び長い打ち合わせへと転落。結局夕食は朝の3:00となった。沁みるね。
□ 近鉄哀愁特急 (GR DIGITAL)
□ 芝浦 SOCIE (GR DIGITAL)
□ ポークカレー (GR DIGITAL)
神保町での会議のあと、お昼は神保町名物のひとつ、大正13年創業「共栄堂(きょうえいどう)」のスマトラカレーをいただいた。独特の深いコク味に薫り高いスパイスワーク。小麦粉を使わないらしいので、サラリとしていて飽きない味だ。神保町で働いたことのある人で、無性に共栄堂のカレーが食べたくなることがあるという人が多い。
[共栄堂] 千代田区神田神保町1-6 サンビルB1F TEL:03-3291-1475
□ 豚鍋 (RICOH GR DIGITAL)
昨晩は中目黒の「元旦(がんたん)」で会食。場所もわくりにくければ、入り口もよくわからない、まさに隠れ家のような和食屋さん。最後にいただいた豚鍋があっさりとしていて軽く、かなり気に入った。
[元旦] 目黒区東山1-8-6 TEL:03-3791-4807 MAP
□ なすの一本焼き (RICOH GR DIGITAL)
(RICOH GR DIGITAL)
今日のお昼ご飯はひさしぶりに田町の「もりと」でいただく。いつも鶏の竜田揚げになってしまうので、今日は焼き魚の定食(950円)を頼んでみた。魚は鰤(ぶり)カマの塩焼き。昨晩のサンマや鯖に続き、鰤もよく脂がのってとてもおいしい。
[もりと] 港区芝5-31-7 三田アミタ地下 TEL:03-3455-1342
□ さんま刺身 (RICOH GR DIGITAL)
昨晩は、仙台坂下の「ひむか」で会社の大先輩の定年退職を祝う会。15年前の仕事仲間が集まってきた。大先輩は、「最後まで忙しく仕事ができて楽しく幸せだった」と挨拶し、これからやろうとしていることをうれしそうに語ってくれた。エネルギッシュな引退だ。これから3年間で、いわゆる団塊の世代といわれる先輩達がいっせいに引退していく。賑やかなシルバー世代の時代が始まるのは確実だ。
[ひむか] 港区麻布十番3-10-9 TEL:03-5443-5198
□ 地鶏の炭火焼 (RICOH GR DIGITAL)
□ 鯖ごま味噌刺身 (RICOH GR DIGITAL)
「ひむか」でいただく鯖はどうしてこんなにおいしいのだろうか。脂がのっていてコリッとしている。
「GR DIGITAL」の方は、やはりホワイトバランスのオートがしっくりこない。正しく機能しているのだろうけど、適切な感じがしない。この場所ではもっと暖か味のある色であった方がいいと思う。
昼食後、雨上がりの六義園(りくぎえん)を散策。
曇り空のうえに、全体にモヤっていたが、「GR DIGITAL」は風景においてもそこそこきれい(掲載写真はレタッチ済)。広角なのに絞り開放でも隅々まで収差なくきっちり写る。スポットAFにすると合焦しにくくなるのは難点か。
(RICOH GR DIGITAL)
(RICOH GR DIGITAL)
(RICOH GR DIGITAL)
(RICOH GR DIGITAL)
小雨が降っていたが、さっそく「GR DIGITAL」を持って散歩。
まずは駒込の「La Berita(ラ・ベリータ)」というトラットリアでランチ。ポルチーニやしめじ、パルミジャーノたっぷりのリゾットが特においしかった。そしてどのメニューも1200-1500円ぐらいでたっぷり盛られており、前菜の盛り合わせだけで満腹に近づいてしまった。
カメラの方は、オートにしているホワイトバランスがしっくりこない。
[ラ・ベリータ] 文京区本駒込2-28-35 TEL:03-3945-2235
□ きのこのリゾット (RICOH GR DIGITAL)
「GR DIGITAL」は1.5cmまで寄れる28mmの明るい広角レンズを持つので、今までとはまた違った画角で食べ物のドアップ写真が載せられそうだ。1枚の写真で料理とお店の雰囲気を一緒に写し込むことができるだろうか。
□ ファインダーはフォクトレンダー15mmを試装 (クリック拡大)
□ モードダイヤルのロックボタンは実用的
(RICOH GR DIGITAL レタッチ済み :クリック拡大 レタッチなし マクロ/絞り開放)
予約してあったコンパクトデジカメ「RICOH GR DIGITAL」が家に届けられた。1年前の開発宣言から多くのファンを巻き込み、事前ブログを立ち上げ、抽選で選ばれたファンに事前商品説明会を開くなどして、ついに今日の発売日を迎えることとなった。事前の評判は、モノとしての評価は高く、画像は賛否両論。
そんなGR DIGITALの記念すべきファーストショットは有楽町「慶楽(けいらく)」のチャーハンランチ(1200円)。会社がこのあたりにあったころ、週に一度はランチに通ったお店。このチャーハンランチは誰もが満足する定番中の定番。チャーハンは前よりもさらにおいしくなっているような気がする。
写りの方は、標準設定のままだとナチュラルで全体にやわらかな印象。いつも使っているレタッチパターンを使うと、いい感じ。しばらく持ち歩いて使ってみよう。
[慶楽] 【閉店】
千代田区有楽町1-2-8
今日は午後から大阪へ日帰り出張。品川駅で「日本の味博覧」(1000円)というお弁当を買って新幹線に乗り込んだ。普段は幕の内駅弁はあまり期待することはないのだが、これはおいしかった。18素材のおかずに2種類のご飯。手前が松茸ご飯、奥の紫色のものが古代米のご飯。一口一口が全て違う味わいだ。丁寧にできている。
(PENTAX *istDS / PENTAX-A MACRO50mm F2.8)
先日ラーメン店のランキングをテーマにしたテレビ番組で、成増(板橋区)の道頓堀(どうとんぼり)というお店が二位に挙げられていたので、散歩ついでに行ってみた。店の前には10人ぐらいの行列。昼時で混んでいるのにもかかわらず、お店の方々の接客はとても柔らかく、落ち着いていただけるところが好印象だ。テーブル席も相席させない。
[道頓堀] 板橋区成増2-17-2 TEL:03-3939-6367
スープは強い魚系のだしにあっさりした脂加減&塩加減。よく身体に馴染む味だ。麺は自家製の太麺。
話題のラーメン店というと、ちょっと前なら濃厚とんこつ系が多かったが、最近は鶏豚系に強めの魚系をブレンドしたお店が多い。先週行った「渡なべ」も濃厚魚系。魚系のだしの方も昆布に鰹節、鯖節、鯵干し、煮干などが複雑にブレンドされているらしい。コクと旨みの組み合わせの複雑さにおいては、ラーメンスープが世界で最も進化を遂げているのかもしれない。
(PENTAX *istDS / PENTAX-A MACRO50mm F2.8)
(PENTAX *istDS / PENTAX-A MACRO50mm F2.8:クリック別画)
秋の空、昨日も今日も雨の予報が晴れに転じた。
ひさしぶりにカメラを持って散歩。ランタナの花のところでスズメガを捉えることができた。ホウジャクだろうか。ハチドリのようにホバリングして長いストローを使って花の蜜を集めている。空中給油機のようだ。以前は同じスズメガ科のスカシバをでかいハチかと思い、かなりビビッて撮影したが、yocchiさんから蛾なので刺さないと教わっていたので、今回はかなり接近してマクロ撮影ができた。でもやっぱりボケている。
□ 厚さ2cmはある「とん平焼き」の豚ロース
□ そのカリッと焼いた豚ロースが、玉子三個の卵焼きで包まれる
今日は5時起きで大阪日帰り出張。長時間の会議を終え、大阪で一番おいしいお好み焼き屋さんに案内してもらえるということで、堂山の商店街の極細路地を入ったところにある「どんたく」という、なにもかもが沁み込んだようなお店にたどりついた。楽しい女将さんが一人で切り盛りする。
最初にいただいたのが「とん平焼き」。厚さ2cmはある立派な豚ロースが焼きこまれ、卵に包まれ、からしマヨネーズとソースがかけられた。生まれて初めてお目にかかるメニューだが、実においしい。ここに来たら必ず食べるべきものだ。お好み焼きもフワっと軽く、そしてなにか香ばしい。熱い鉄板の前でビールがまわり、すっかり弛緩して家路についた。
【追記 06.05.10】 このエントリーをご覧になって、「どんたく」に行かれた多くの方から、やわらかな抗議をいただきます。食べ物はかなりおいしいといわれますが、お店のたたずまいがディープすぎるので、カノジョなど連れて行こうものなら、不機嫌になってしまうようです。また、お店に入ったときの女将さんの愛想の悪さも、わたしは楽しいのですが、かなり面食らう方も多いようです。
[どんたく] 大阪市北区堂山町16-12 TEL:06-6311-3148
□ お好み焼きはフワッとして軽い食感
昼ごはんは高田馬場の「渡なべ(わたなべ)」でラーメンをいただいた。高田馬場に来ると必ずここに来てしまう。こんな味はどこにもない衝撃的な食べ物だ。スープは濃厚な魚系で麺は太目のストレート麺。メンマは超極太で1.5cm角の拍子木のような歯ごたえのあるものに仕上がっている。残念ながら、店内がかなり暗く、写真はボケボケ。
[渡なべ] 新宿区高田馬場2-1-4 TEL:03-3209-5615
せっかくの連休も天気が悪く、撮りためてあった「24シーズン3」を見始めたが最後、朝から夜中までバイオテロと格闘することとなってしまった。明日も天気が悪そうなので、家でゆっくりとシーズン3の完結を迎えよう。この不順な天候はまだしばらく続き、木曜日まで太陽が拝めないらしい。
そんなこんなで更新が滞ったサイトのアクセスカウンターを見ると、なんとトップページヒットが10万を超えている。たいへんありがたいことだ。
□ 鯵とろろ丼
昨晩は夜中までの会議を終えた後、深夜1:00過ぎから白金の「福わうち」で皆で夕食。閉店2:00に向けて慌しくいただく。夜中でもおいしいお魚とごはんがいただけるのがうれしい。
[福わうち] 港区白金1-28-2 TEL:03-5739-0264
□ 手前、脂ののったムツの皮目を香ばしく炙ったお刺身が秀逸
□ パイオニア
昨日よりCEATEC(シーテック)が始まり、久々に幕張メッセの展示会に出かけてきた。8年ぶりぐらいだろうか。2005年は薄型ディスプレイ戦争の第二幕が開き始めた様相だった。薄型・大型化・省電力化といった課題をあっという間に解決し、いよいよブラウン管を超える画質競争へと突入した。ディスプレイのデモンストレーションは一目瞭然なので、CPUやネットワークなどとは違って、実物を見る楽しさがあっていい。しばらくぶりに世の中が変わっていく感を体験できた。
□ ソニーの新ブランド BRAVIA
また、石川光学造形研究所が出展していた「Chatty」なるものが、多くの人を集めていた。顔の形をしたスクリーンに裏側から顔の表情の動画を投影するという装置。音声にあわせて顔型の立体スクリーンの表情が動くので、ロボットは違ったリアリティがある。コワイ。
□ 石川光学造形研究所 Chatty
□ シャープの多機能学習リモコン
夜は浜松町の「ひじり亭」で同僚の長男誕生祝い。食事しながら100回ぐらい赤ちゃんの写真を拝顔。
このお店は和酒評論家の「美味礼賛」さんに案内していただいた。狭いながらも、なかなか手に入らない日本酒、焼酎がずらりと並び、次から次へと注がれる。鶏の水炊きをつつきながら、銘酒を堪能させてただいた。
[ひじり亭] 港区芝大門1-8-4 TEL:03-3437-9778
(PENTAX *istDS / PENTAX DA 14mmF2.8 ED : クリック拡大)
ビックカメラに行こうと池袋の西口を出ると、大音響が鳴り響き、ただならぬ雰囲気。「ふくろ祭り」とやらで、池袋の秋祭りらしい。そして今日は「東京よさこい」という大イベントらしいのだ。全国から96組ものチームが参加し、真夏日となった暑い中、異様な気合を込めて踊り狂う。驚くべきことはその年齢層の広さ。老婆が疾風のように駆け抜けていくは、はっぴを着た幼児が跳びはねるは、それはそれは圧巻だ。元気もらいました。
(PENTAX *istDS / PENTAX DA 14mmF2.8 ED : クリック拡大)
(PENTAX *istDS / PENTAX-A MACRO50mm F2.8 : クリック拡大)
□ 五月人形のようだ
(PENTAX *istDS / PENTAX-A MACRO50mm F2.8 : クリック拡大)
□ かなり優秀な指導者がいるのか、手首、指先まで振付けられ、集中している