新橋の濱壹(ハマイチ)が「本多(ホンダ)」と改名して東麻布へ移転。今度は広くきれいなお店だ。厨房も新橋のときとは違ってグーンと広くなった。新橋のときのビルの谷間の穴場感もなかなかよかったんだけれどね。 料理は以前と同様、バツグンのコストパフォーマンス。これでもかってぐらいおいしい魚がたくさん登場する。
□ 伊勢海老を半身ずつ蒸しと焼きで
□ 鱧と松茸
□ 鯛の塩釜
□ 焼きおにぎり 蟹と蟹味噌
[旬菜 本多 (しゅんさい ほんだ)]
港区東麻布2-30-9 MAP
TEL:03-3584-5077
□ 鰊蕎麦
オフィスは普段やや高い温度で設定されているはずが、この日に限って冷蔵庫状態。みんな身体が冷え切ってしまい、猛暑の中、温かい蕎麦を食べに「七福神 環」でニシン蕎麦を啜って体温を調える。
[七福神 環 (しちふくじん たまき)]
港区赤坂3-13-2 MAP
TEL:03-3586-8568
□ キーマカレー
うーん、凄いキーマカレーだった。だいたいこのミテクレがなんともモダンじゃないか。きわめて合理的に構造化された美しさが異彩を放つ。切り崩すようにスプーンを差し込んだときのカレーとライスのバランスが良く、しかも最後まで常に一定でどちらかが足りなくなるってことがないわけだ。味がまたすばらしい。挑戦的なスパイスワーク。カルダモンのインパクトが強く、全体に複雑で後味が奥深い。辛いというよりスパイシー! ハマッタね。
[MOKUBAZA (モクバザ)]
渋谷区神宮前2-28-12 MAP
TEL:03-3404-2600
□ 茄子とトマトの和え麺
□ 見るからに個性的な汁なし坦々麺 最初によくかき混ぜて
またまた「四川雅園」でランチ。メニューに載っていない「茄子とトマトの和え麺」と「汁なし坦々麺」の他に、完全に具材がかぶる土鍋ご飯、中華っぽくない鮭とレタスの炒飯を注文。同源楼でのハマリメニューである「茄子とトマトの和え麺」はここでもやっぱり秀逸。ほんとうにおいしいね。同じような具材になってしまう土鍋ご飯の方は和え麺よりたまごが半熟っぽくなり、海老が入る。これもおいしい。汁なし坦々麺もお勧め。濃厚な味なのでみんなでシェアしてちょこっと食べるぐらいがちょうどいい。
□ 鮭とレタスの炒飯
□ 茄子とトマトの土鍋ご飯
[四川雅園 (しせんがえん)]
港区赤坂4-3-11 MAP
TEL:03-3584-2556
□ 比内鶏肉そば(中)
続けて赤羽のラーメン、「伊藤」の比内鶏肉そば。煮干のきいた個性的でおいしいスープ。刻みタマネギも浮いていてほのかに甘い。前回食べた肉そばより鶏スープの比率が高いってことなのかな? 自家製麺もよくできていて、モチッとした噛みごたえを残す中太めん。このスープとの相性がいい。
[自家製麺 伊藤]
北区赤羽1-2-4 MAP
□ ラーメン
梅雨明けしたとたんに猛暑酷暑。ひさびさに青空を見上げると、綿をちぎって吹き飛ばしたような雲がきれいだったので、バスに乗って荒川土手まで雲を撮りにでかけた。途中、赤羽の手打ちラーメンのお店「満月」に寄って、温かい麺、冷たい麺、味噌だれが添えられる焼き餃子を試してみた。麺がとてもおいしい。ノーマルなラーメンがやっぱり一番好きかな。
□ 味噌ダレがついてくる 焼き餃子
□ 冷やし茄子らーめん
□ きのこのリゾット
「Casa Vinitalia」で会食。料理もさることながら、広いテラスを囲んで席が配され、お店も接客もとても心地いい。料理はバーニャカウダがドサっと出たあとに前菜が始まる。最期に「シメのパスタ」ですと! さすがにお腹いっぱいだけど、最小の30gのチーズのパスタを注文。隙間が埋め尽くされる。
□ まぐろのカルパッチョ仕立
□ 「シメのパスタ」なのだそうです (30g)
□ アメリカンチェリーのタルト
[Casa Vinitalia (カーザ ヴィニタリア)]
港区南麻布1-7-31 M TOWER 2F MAP
TEL:03-5439-4110
□ 同僚がたのんだ海鮮と夏野菜の載った涼しそうな冷麺
赤坂離宮のお気に入りランチ、4種類の定番焼き物前菜が載ったどんぶり、やっぱりいいねぇ。それぞれのお肉に合わせる薬味や固めのごはんにかかったタレもまたなかなかすばらしい引き立て役だ。
□ 広東式焼き物入り丼
[赤坂離宮 (あかさかりきゅう)]
港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー アトリウム2F MAP
TEL:03-5570-9323
□ ヨコ井のす
□ 豆アジの南蛮漬け カタクチイワシのお酢煮
なんでこんなことになってしまったのだろう。この蒸し暑い中、むせ返るような匂いにつつまれた蒸し風呂状態の酢の醸造工場に見学に行くことになった。横井醸造工業、都内唯一の酢の醸造工場だ。「ヨコ井の酢」はそのほとんどが料理店や食品会社にダイレクトに販売されるそうなので、スーパーで見かけることはあまりないかもしれない。でも超有名寿司店の多くがヨコ井の赤酢を使っているのだそうだ。まずこの赤酢づくりを見せてもらった。酒粕を三年も熟成させる。白味噌のような色の酒粕が三年も寝かせると八丁味噌のような色になって、複雑で強い旨みをもつようになり、ようやく赤酢のもとができる。まあ、これだけ時間と手間をかけて作る酢は普通じゃないね。
それで、本題は「真黒酢(まっくろす)」という黒酢。こちらは固体醗酵という、これまたたいへん手間のかかる製法で作られる。作り方の説明は受けたものの、工場内はマル秘で見せてもらえない。ただ、この作り方のおかげで、非常に旨みの強い濃厚でマイルドな黒酢ができあがる。すばらしい。実は、この真黒酢の製造に少額出資させてもらった。出資といったって、一攫千金を狙うようなものじゃないし、もちろん寄付でもない。このたいへん気骨のあるお酢に、出資というカタチで関わらせてもらったというわけ。工場見学もそのリターンのひとつと考える。強い関心と愛着が湧いてきて、より深く関わることになっていくおもしろい仕組みだ。
□ 白菜の甘酢漬け
□ 真黒酢
□ 餃子を真黒酢だけで
□ モツ入りの焼きそば
しっかし蒸し暑いねー。ランチ時にちょっと遠くへ足を伸ばそうものなら汗だくになる。「樓外樓飯店」の席につくと、色のきれいなよく冷えた中国茶がどんと置かれ、目にも涼しくてとても嬉しかった。その楼外楼でモツ入りの焼きそばを注文。今はなき京橋「雲楼」のモツいり焼きそばほどインパクトはなく、あまりモツモツしておらずかなり上品。
[樓外樓飯店 (ろうがいろうはんてん)]
港区赤坂2-12-8 MAP
TEL:03-3585-1231
□ 肉料理の定食
話題の新店「四川雅園(しせんがえん)」に入ったら一番奥にカメラを持った同志たちが鎮座していたので、勝手に相席。すでにいれられていたオーダーも変更してもらって三人でランチの定食A、B、C。
□ 野菜料理の定食
□ 海鮮料理の定食
[四川雅園 (しせんがえん)]
港区赤坂4-3-11 MAP
TEL:03-3584-2556
「似て非なるもの」、きゅうりとズッキーニ、木綿豆腐とモッツァレラチーズ、オバマとノッチ。南池袋の「うちたて家」で武蔵野うどんってものを始めて食べた。たしかに見た目はうどんなんだけれど、ツルツルツルとは食べられない。一回に一本しか口に入れることができず、しかもしっかりと噛まなければ飲みこめない。うどんよりはちくわぶに近いんじゃないだろうか。個人的にはかなり好き。そういえば、ちくわとちくわぶってのも似て非なるものの代表格だね。
[うちたて家]
豊島区南池袋3-13-17 MAP
TEL:03-3980-3361
□ パテドカンパーニュ
赤坂二丁目にはおいしいランチが食べられるフレンチレストランが5件もあって、そのいずれもが個性豊かですばらしいパフォーマンス。そのうちのひとつ、「かえりやま」でランチ。パテドカンパーニュもヴィシソワーズもとてもおいしかったが、なんといってもここの白身魚のパイ包み焼きがほんとうにおいしい。この日はのどぐろだ。サービスもしっかりしていて、ゆっくりと時間を過ごすことができるので、お昼はほぼ一回転。ランチといえども予約がマルヒツ。
□ じゃがいものヴィシソワーズ
□ のどぐろのパイ包み焼き
[かえりやま]
港区赤坂2-8-13 赤坂エメラルドビル2F MAP
TEL:03-3583-5610