□ 上カツ丼 カツの下には玉葱がビッシリ
振り返るとあまりカツ丼というものを食べてこなかった。写真を撮ろうとして、どう撮ればおいしそうに見えるのかよくわからない。玉子でとじられると、もう取りつく島がない。カツ丼写真研究しなきゃ。
「とき和」の上カツ丼、やや甘さを控えた割り下とカツの下にびっしりとしかれた玉葱がきいた大人の味。ところで、「とき和」で驚いたのは朝6:00から営業しているってこと。そして午後の14:00-17:30は休んで22:00まで開いている。これは近くにある大きな印刷会社と関係があるのあろうか、とにかく朝6:00からとんかつ類が食べられるってのはすばらしい !?
[とんかつ とき和]
板橋区志村1-8-8 MAP
TEL:03-3969-2717
□ ヴルタヴァ川に船を浮かべたレストランから見るカレル橋
カレル橋の北隣のマーネスーフ橋にさしかかると、ヴルタヴァ川の上になんとも気持よさそうなソファが並んでいるじゃないか。船を浮かべて、そこをカフェレストランにした「GROSSETO Marina Ristorante」。ソファに腰掛けて、川を渡る涼しい風に吹かれながら、息子とチェコビールを飲む。カミさんと娘はまたケーキ。いったいこの旅でいくつケーキ食べたんだろう。息子は来春就職なので、もうこうしてみんなでいっしょに旅することもしばらくないかもしれないな。
□ りんご & マスカルポーネ
□ チェクビア
[GROSSETO Marina Ristorante]
Alšovo nábřeží Praha 1 – Staré město 110 00 MAP
□ 火薬塔
どこを撮影しても味わい深い写真になってしまうので、キリがないのだけれど、あと1-2回お付き合いいただきたい。
□ セグウェイツアー これでグイグイプラハ城へ上っていく やってみたい
□ 火薬塔の下から
□ 出勤
□ 石畳って、やっぱりこうやってひとつひとつ埋めていくんだよね
□ 門衛
お城ってのは下から見上げるのが一番きれいで、中へ入ってしまうとそのきれいなお城が見えなくなってしまうんだよね。街から見上げて一番城っぽく見えているのは、実は壮大なゴシック建築の聖ヴィート大聖堂で、その大聖堂をとりまく部分が城というべきなのかな。
□ 城内の中心 聖ヴィート大聖堂へ
□ 聖ヴィート大聖堂
□ 教会扉のレリーフ
□ 旧市庁舎塔から超望遠で
□ カプレーゼ
ホテルの方に、「洗練されたイタリアンのお店を紹介して」といって教えてもらったのがティーン教会近くの「アンビエンテ」。不安になる狭い入り口を入り、奥の階段を降りると、地下深くに広いお店が現れた。プラハは旧市街は地下室が多いのだそうで、今から800年近く前にヴルタヴァ川の氾濫から街を守るために、護岸工事を行ない、壁の内側を2-3m土盛りしたため、かつての一階が地下になったという。このレストランの地下がそのころのものかどうかわからないけれど、とにかく立派な地下レストランだ。ホテルの方の紹介通り、とてもすばらしいイタリアンだった。使う素材や火の入れ方、パスタの茹で加減、ワインの品揃え、いずれも文句なし。あるところにはあるんだね。
□ 海老のパスタ 濃厚な海老のだし
□ 狭い間口をくぐって奥の階段を下りると、地下深くに広がる大きなお店
□ ほぐれるほど柔らかい塊肉が載ったボロネーゼ
[Ambiente Ristorante Pasta Fresca]
Celetná 11, 110 00 Praha 1 MAP
□ 早朝、人が少ない橋の上で雑誌かなにかの撮影(SIGMA DP2)
大きく道に迷ったものの、ヴルタヴァ川に辿り着けたので、北上して、なんとか朝日の昇る時間帯にカレル橋に到着。日中は大勢の人で溢れかえるこの場所も、この時間はさすがに人が少なく、グラフィックの撮影隊と結婚の記念撮影隊が仕事をしていた。ヨーロッパに現存する最古の石橋で、欄干に設置された30体の銅像が素敵なのと、プラハ城を見上げる絶景ポジションってこともあって、全ての観光客が集まる場所になっている。
□ 早朝は人通りが少ないが、10時ぐらいになるとごった返す(SIGMA DP2)
□ ものすごい人の数のカレル橋の入り口 橋を渡ってプラハ城へ(PENTAX K10D)
□ 橋というより舞台のような(SIGMA DP2)
(PENTAX K10D)
□ ヴルタヴァ(モルダウ)川 カレル橋 プラハ城 (SIGMA DP2:クリック拡大)
□ 朝6時から結婚の記念撮影だよ (PENTAX K10D)
□ ダンシングハウス(SIGMA DP2)
朝5:00に起き、一人でそーっとホテルを出て、カレル橋に向かったものの、途中の分かれ道の選択を間違ってとんでもない方向に迷い込んだ。地図も持たずに知らない街で迷うってのはすごい不安。開き直って歩いていたら、明るみ始めた冷たい空気の中になんとも奇抜なデザインのビルが現れた。オーッ!通称ダンシングハウス。男性に抱き支えられて踊る女性のよう...と例えられている。道に迷うのも悪くないね。それとも何かに導かれたのか。
冷戦が終わり、民主化が進み、スロヴァキアとの分裂を経て1996年に建てられたのだそうだ。時代の変化のスピードを予感したデザインであると同時に、重厚な石造りの街の中ではとてつもなく異彩を放つデザインでもある。どの建物もその時代時代の人々の気持ちを背負って創られ、造られていくものだろうから、この斬新な姿もまたある意味歴史的な記録になっているのかもしれない。
□ エレベーターで塔のてっぺんへ
プラハの街のシンボルの1つでもある「天文時計」に近づくとものすごい人だかり。みんな上を見上げている。その目線の先、天文時計のある旧市庁舎の塔の展望台らしきところに人影が見えるので、意を決して上ろうとしたところ、この古めかしい塔の中に、かなりおしゃれなエレベーターがあって、スーッとてっぺんまで連れて行ってくれた。絶景かな。枯れた赤い瓦屋根に細い路地。丘の上にプラハ城。時間の許す限り、この路地を散歩しつくそう。
□ プラハの街を一望 (南側)
□ 隣の旧市庁舎で結婚式を挙げて、天文時計の前で写真撮影ってのが人気らしい
□ プラハ城 (北西側)
□ ティーン教会 (東側)
□ 天文時計 旧市庁舎(右側半分はドイツ軍の空爆で崩壊したまま)
□ ペチェネー ヴェプショヴェー コレノ (豚のひざ肉のロースト)
ホテルのコンシェルジュに近くのオススメのレストランを紹介してもらったのが「レストラン ツェルニッツァ」。チェコはビールがおいしいからビアレストランに行け、ってことかな。お店の人にチェコらしい料理をお願いしたところ、登場したのが「ペチェネー ヴェプショヴェー コレノ」という豚の膝肉のロースト。ホースラディッシュを添えてナイフを刺すのが流儀なのだそうだ。ひざのゼラチン質がポイントらしい。
□ タルタルステーキ
□ シーザーズサラダ
[KOLKOVNA CELNICE]
V Celnici 4, Praha 1, 110 00 MAP
□ 街じゅう石畳 街じゅう路面電車
ホテルが旧市街の中にあったので、夜もプラプラ散歩。ウィーンもプラハもほとんど石畳なので、アンジュレーションを吸収して歩き続けることで、かなり足首が鍛えられるみたいだ。朝起きると、足首がバリバリに硬直。
□ 太い腕で焼かれる炭火ジャンボ焼鳥 かなりうまかった
今回の旅ではカメラを三台持って出たわけだけれど、いろんな場所で三台使ってみることで、あらためてそれぞれのカメラの長短所がよーくわかった。SIGMAのDP2は1つの画面の中に暗いところから明るいところまで諦めることなく収めてくれるので、光と影で描かれている街では大活躍。結果的に昼間のほとんどの写真はこのDP2で撮っていた。色味はかなり青がかぶるクセの強い写り方なんだけれど、調整することなくそれを生かしたほうがフィルム映画のような印象でおもしろいと思った。
また、夜の散歩はほとんどRICOHのGR-DIGITALIIIで撮影。ここに載せているものは全てGRDIII。高感度撮影にしなくても、ブレも少なく、ほんとうによく写る。
結局、一番残念だったのがPENTAXのK10D。補正ではカバーできずにかなり白とびしてしまう。3年前の機種だから仕方ないか。PENTAXは秋の新製品に買い替えかな。それとも思い切ってSIGMAにシステム変更でもしようか。
□ プラハマサリコヴォ駅
□ 火薬塔
□ プラハ本駅
ウィーンマイドリンク駅からスメタナ号に乗って4時間半、プラハ本駅に到着。車窓から麦、とうもろこし、ぶどう、ひまわりなどの畑を眺めながら、赤い瓦の街に近づく。スメタナ号では、プラハ到着時に交響詩モルダウ(スメタナ作曲)が流され、ちょっとジーンときたよ。
□ スメタナ号でプラハへ列車移動
□ 最新の設備の車内 超ガラガラ
□ カフェ・グリンシュタイドル
王宮前のカフェ「グリンシュタイドル」で一服。カフェ文化を継いできた歴史的なカフェらしい。
□ カフェ・グリンシュタイドルの窓から王宮を仰ぎ見る
□ メランジェ
□ トプフェンシュトゥルーテル(ベイクドチーズケーキ)
[Café Griensteidl (カフェ・グリンシュタイドル)]
Michaelerplatz 2 1010 Wien, Österreich 01 53526920
□ 豚肉とザーサイの湯麺 (小澤征爾もよく食べたらしい)
カフェをはしごしているとショッパイもんが無性に食べたくなって、ハプスブルク家の代々の要人たちが眠るカプツィーナー納骨堂の真ん前で見つけた中華「福仁」でランチ。外の席がオススメということでカフェスタイルでラーメンを啜った。いやー落ち着くねー。
□ 炒飯
□ 海老の炒麺
□ 青菜炒め
□ 皇帝が埋葬されているカプツィーナー納骨堂の目の前でラーメンをいただく
[福仁 (ラッキーチャイニーズレストラン)]
Neuer Markt 8a.1010 Vienna. Austria MAP
□ 国立オペラ座
とにかく、路面から壁、柱、屋根、手すり、街灯、消火栓、ありとあらゆるものがディテールまでデザインされているんで、カメラを手にしていると、散歩といえども忙しい。こんな言い方があるのかどうかわからないけれど、デザイン密度が高過ぎる街だね。
□ モデルよりカメラマンの方がはるかに素敵だった
□ 古いタイプの路面電車の方がチャーミング
□ 実は旧市街地は街中馬糞臭い
□ あちこちの「抜け道」が楽しい
□ 王宮温室 中のカフェもかなりよさそうだ
□ ペスト撲滅記念柱
「夏休み」のエントリーにも一部載せた「美術史美術館」内のカフェ。とても贅沢な空間。個人的に強烈に心ひきつけられるのがこの穴だ。まったく違う空間を、ひとつの穴で繋いでいる感覚がたまらない。穴といえば、中央階段ホールの天井画「ルネッサンス賛歌」も四角い穴を通して別の世界を覗き見ているように描かれている。
□ この床の穴が階下のロビーの天井の吹き抜け穴
□ この天井の吹き抜け穴が階上のカフェの真ん中の穴
□ ハプスブルグ家御用達のケーキ店「カフェ・ゲルストナー」
カフェばかりでなく、美術館としてももちろん見所満載で、ハプスブルグ家が400年に渡ってコレクションした作品が展示されている。
□ 中央階段ホールの天井画「ルネッサンス賛歌」(ムンカーチ・ミハーイ)
□ ルーベンス 「自画像」
□ ブリューゲル「謝肉祭と四旬節の喧嘩」の模写製作
□ ザッハートルテ
16歳の下級料理人だったザッハー君が、ご主人に「なんか新しいのないの?」といわれて考案し、瞬く間に評判が広がったといわれるザッハトルテを、ザッハーの次男が開業したホテルザッハーのカフェで食べてみた。正真正銘本家本元ってことだ。
甘い!
甘みをおさえたクリームが添えてあるので、甘さを緩和して食べるとちょうどいい。間に挟んであるアプリコットジャムの酸味がいい。メランジェという、クリームたっぷりのコーヒーもたのんでしまったから、クリームだらけになってしまった。
□ メランジェ
□ サラダ
なんだか満腹になってしまったので、サラダ食べて昼食にしてしまった。
[Cafe Sacher (カフェ ザッハー)]
Philharmonikerstr. 4 1010 Wien Austria MAP
ウィーン散歩の途中、娘がカメラを貸してくれというのでGRDIIIを渡したところ、バシャバシャ歩いている人を撮り始めた。 ヒヤヒヤしたけれど、さりげなさが受け入れられるのか、みんな寛容なんだな、これが。しかも写っていた表情がどれもすごくおもしろかった。人の姿も街の表情だね。
夏休みをとって家族でウィーンとプラハをただただひたすら散歩。旅行というより散歩。どちらの街もとても涼しい上に、いたるところに素敵なカフェがあるので、早朝から夜遅くまで石畳の上をほんとうに楽しくブラブラした。撮った写真の数もおびただしい。少しずつ整理してここにエントリーしていこうと思う。
□ ウィーン美術史美術館内のカフェ
□ プラハ旧市街
□ 上海焼きそば
新橋演舞場で海老蔵、福助、獅童が出演する演目を観劇。時の人、海老蔵の存在感はちょっと群を抜いていた。居眠りしていたおじいさんたちも、そのときは飛び起きて前のめり。プライベートな話題だけでなく、ほんとうにダイナミックで艶やかな声と身のこなし。歌舞伎界を背負ったね。なにせうちの娘が行きたいって言うぐらいだから、そうとう裾野を広ているよ。
観劇の前に演舞場の近くの中華料理店「大上海」でランチ。見た目はそうとうしょぼいんだけれど、上海焼きそばの風味がかなりいい。
□ 蒸し鶏 紹興酒風味
[大上海 (Oh!Shanghai)]
中央区銀座6-16-12
TEL:03-6228-4000
□ たらこの天ぷら
赤坂には「りきゅう」が3件がある。中華の「離宮」、牛たんの「利久」、そして天ぷらの「利久」。今日はその天ぷら「利久」に連れて行ってもらった。ランチは行列店らしい。夜は古くからのお客さんばかりのようで、それぞれが自分のペースでお造りや天ぷらをつまんでおいしいお酒を飲んでいる。店主夫妻との会話もまたきさくで実に楽しい。いいお店。
□ 小柱と芝海老のかき揚げ
[利久 (りきゅう)]
港区赤坂3-18-6 MAP
TEL: 03-3589-2668
□ チーズワッパー
10年ぶりぐらいの「バーガーキング」! やっぱりうまいねー! 直火焼きのパテの味はほんとうにおいしい。いったん姿を消したバーガーキングだけれど、再上陸、再展開、大歓迎!
[バーガーキング 赤坂TBS前店 ]
港区赤坂2-14-28 鳳月堂ビル 1F MAP
□ 牛たん定食
牛たんの「利久」、出店から半年近く経ち、ランチタイムの混雑も落ち着いたようで、並ばずに着席することができた。「1.5人前」や「極(きわみ)」など試してみたものの、量的にも焼き加減的にも、結局は自分にはノーマルな牛たん定食が一番しっくり。
[牛たん炭焼 利久 赤坂店]
港区赤坂3-14-8 赤坂相模屋ビル2F MAP
TEL:03-3568-7787
今年も志村坂上の「よし田」で食事をしてから、、ドーン!という低音に導かれ、ほろ酔い加減で板橋花火大会の打ち上げ花火に向かって中山道を下った。近づくにつれて、だんだんと音が大きく響く感じがワクワクする。子供の頃、毎年夏になると同じ年齢のいとこと枝豆を食べながら土手で寝っ転がって花火を見上げていた。この音を聞くとあのときのワクワク感が甦る。
□ ヒラメ
□ しめ鯖
□ 鴨焼売
□ せいろ
[季節料理 手打蕎麦 よし田]
板橋区小豆沢2-15-8 MAP
TEL:03-3966-5522
□ 生いちご (トッピング 白玉 ミルク)
目白の駅近く「志むら」で伝説のかき氷を拝んでみた。この雪崩スタイルのデザインが大発明!お店の中はみんなかき氷を注文し、そしてみんな写真を撮っている。生いちごソースはほんとうにトロトロの苺がごろごろ。食事系も赤飯弁当や野菜カレーをためしてみたが、やっぱりこのお店はこの生いちごのビジュアルインパクトにつきる。
□ 赤飯弁当
□ 野菜カレー
□ 九十九アイス (つくもアイス:虎豆入りの求肥にアイス きなこ)
□ 生いちご (トッピング 白玉 ミルク)
□ 炒飯ランチ 豚唐揚 牛肉・青菜炒め
灼熱が続くね。アスファルトの照り返しは60度にもなっているらしい。この猛烈なエネルギーをなんとか快適なことに利用できないもんですかね。そんな灼熱地獄から逃れるように「慶楽」の1Fの一番奥のすみっこに陣取り、炒飯ランチ。この青菜はいつ食べてもほんとうにおいしい。
[慶楽 (けいらく)] 【閉店】
千代田区有楽町1-2-8
□ 肝付き豚の肩ロース
散歩の途中でおもしろいお店に遭遇。「kurkku kitchen (クルック キッチン)」。まず広い!料理も、確かな素材をきちんと料理して、ガッツリ出す。 スープと前菜だけでもお腹いっぱい。野菜も甘く、炭火で炙られた豚の肩ロースの脂身がうまかった。あとで調べてわかったんだけれど、ここはあの小林武史プロデューサーがかなり志高く取り組んでいるお店だった。
□ パテドカンパーニュ
□ カボチャの冷製スープ ニョッキ入り
□ 釜戸炊きごはんの焼きおにぎり 生姜の味噌漬け
□ クレームキャラメル
[kurkku kitchen (クルック キッチン)]
渋谷区神宮前2-18-21 MAP
TEL:03-5414-0944