赤坂通り「ひかわ」で素麺のランチ。ものすごく細い素麺がしっかりとコシを残して上品な出汁の中に泳いでいる。おいしい素麺だー。
[赤坂 ひかわ]
港区赤坂6-15-1 MAP
TEL:03-3586-3008
私が育った北海道の旭川というところは、街のどこからでも大雪山連峰の主峰、旭岳という優美な山が見える。どこで遊んでいても、この山の位置さえ確認できれば、方向感を失わずに家に帰ってこれたものだ。そんな街で育ったものだから、東京で暮らし始めてすぐに感じた違和感は、この旭岳が見えないこと。 360°山が見えないという景色のトッカカリのなさはかなり落ち着かないものだった。
板橋の日大病院の近くの大谷口という街には通称「水道タンク」と呼ばれる強烈なランドマークがあった。「あった」というのは、これが4年前に取り壊されたから。給水塔として40年使用され、老朽化で使用中止されてから33年、合計70年以上もの間この街のシンボルとしてありつづけたのだ。この水道タンクが取り壊されるという話しを聞いて思い出したのが、先の旭岳の体験で、きっとこの大谷口に暮らす人々は、水道タンクが無くなると体調崩すんじゃないかと心配した。村上春樹風に言うと、世界のバランスが狂い始めるんじゃないかとさえ思えた。しかし、熱烈な地元の方々の要請によって、このあとに水道タンクのデザインを継承した新たな施設が作られるているというから面白い。先日近くにお住まいのkitonさんから骨組みが出来上がったというコメントをいただき、さっそくでかけてみた。
本格的にこの街のランドマークとしての役割を担う覚悟がある気配が漂ってくる。
人形町の老舗洋食屋さん「キラク」の厨房をあずかっていたいた方々が独立したお店「そよいち」でランチ。昨年の出店時には「そときち」という名前だったものが、この8月から「そよいち」と店名変更したらしい。相続の問題、商標の問題など多くの難局を乗り越えて、たくさんの人に愛されてきた味を新店で受け継いで守っているようだ。
まずはこのM字カットの分厚いポークソテー。ものすごい存在感だ。やわらかくて、ジューシーでかなり旨い。豪快にフランベしていたけれど、たぶん日本酒がかなり効いているのかな。カツ系は自分の好みからすると少し揚げ過ぎで香ばしすぎる。
[そよいち]
中央区日本橋人形町1-9-6 MAP
TEL:03-3666-9993
□ フレンチトースト
自分にとって「フレンチトースト」といえば、ときどきカミさんが作ってくれるものと、クレイマークレイマーで奥さんに出て行かれたダスティンホフマン扮するテッドが四苦八苦しながら作るものぐらいしか頭に浮かばない。外で食べるものというイメージがまったくなかった。そんな中、先日"Something new in the Town"で紹介されていた森下「喜内古家 (きなこや)」のフレンチートーストの写真に目が釘付けになってしまった。プロの作るフレンチトーストって、いったいどんな感じなのだろう、ってことで森下まで出かけてみた。
パンの中までジュワっとミルキー。全体にポタンポタンでプルルンとしている。そこにライトなメープルシロップをたっぷりとかけて、これがまたよく合う。家でもこの仕上がり目指して真似してみよう。
[喜内古家 (キナコヤ)]
江東区森下2-4-5 MAP
TEL:03-3635-2236
□ 挽きたて淹れたてのコーヒーがポットで
□ 鮮魚(イトヨリ)のパイ包み焼き (クリック:パイの中身)
赤坂「かえりやま」でランチ。RiEさんオススメのパイ包み焼きをたのんでみた。魚と野菜が一体となってぎっしり薄皮のパイに包まれていて、特に野菜の甘みがうまく効いて、なかなか秀逸。赤坂二丁目はお店の数こそすくないけれど、いずれも名店ぞろいだね。
[仏蘭西厨房 かえりやま] HP
港区赤坂 2-8-13 2F MAP
TEL:03-3583-5610
□ 洋梨のコンポート
□ 北区中央公園文化センター:戦前の陸軍東京第一造兵廠(兵器工場)本部
「栄児(ロンアール)」から加賀、石神井川沿いを歩き、滝野川を抜けて王子まで散歩。途中ただならぬ雰囲気を漂わせている北区の施設があったので、帰ってから調べてみると、戦前の陸軍東京第一造兵廠(兵器工場)本部の建物だった。ついでに調べ進めると、板橋区加賀のあたりも、江戸時代に70haを超える加賀藩の広大な下屋敷があったものが、明治政府に大半を没収され、火薬製造所が造られたのを契機に、その後この一帯は軍関連の下請け工場の集積地になっていたそうだ。あちこちに旧陸軍の遺構が残っているようなので、調べなおして後日再散策しよう。
口の中に入れた瞬間、冷や汗が出た。「これは食べきれないかもしれない!」。
花椒に舌が痺(シビ)れたのだ。辛いんじゃなく、シビレ。でもすぐに慣れてきて、最後の方はとてもおいしく感じられるようになった。慣れたというより麻痺してしまったのかもしれない。花椒の香りは嫌いな方も多いだろうから無闇に勧められないけれど、この「栄児(ロンアール)家庭料理」の坦々麺はよくあるゴマとラー油のそれとはかなり違って、かなりエキサイティング。まったく別の料理と考えた方が正しいのかもしれない。四川料理の特徴といわれる麻辣(マー・ラー)の「麻」が際立っているといったところ。
□ 混ぜるとこんな感じ
□ 坦々麺のランチにメニューについてきた水餃子
[栄児 家庭料理 (ロンアール カテイリョウリ)]
板橋区板橋3-34-12 MAP
TEL:03-3961-9188
□ バブル・ペッシュ
□ 焼きたてのパン
確かここ不二家だったんじゃないかなぁー。店内の造りもよく似てるんだよなー、と思いながら銀座「ダロワイヨ」でランチ。調べてみると、ダロワイヨジャポンは不二家の100%子会社で、この銀座通りのお店も昨年ダロワイヨにきりかわっていたようだ。
[DALLOYAU (ダロワイヨ)]
中央区銀座6-9-3 MAP
TEL:03-3289-8260
□ 羊肉のカレー
□ 真鱈のポワレ
野球観戦後、家族で乃木坂の「ダ・ニーノ」へ。土曜の22:00近くでもやっぱり満員。そして、おいしいねぇ。
[Ristorante da Nino (リストランテ・ダ・ニーノ)]
港区南青山1-15-19 MAP
TEL:03-3401-9466
□ 阿部のファースト姿
□ 吉村禎章コーチ
普段ほとんど野球を見ることがないので、たまに球場に行ってもあまり知った選手がいないし、リーグ戦の近況もよくわかっていない。なんで阿部はファースト守ってんだ? 選手よりもむしろコーチたちの方がなじみ深く、ちょっとふっくらしたコーチたちの後ろ姿が感慨深い。まあそれでもそのファースト阿部が初回から満塁ホームランを打ったこともあり、最後までかなりテンション高く楽しめた。
□ ゲッツ!
□ 岩牡蠣 (DP2)
□ 鯖 つぶ貝 (DP2)
恵比寿の「福笑 (ふくわらい)」で会食。長い長い巻物に書き込まれた素材とメニュー、豊富な日本酒リスト、随所に気配りされた内装と照明。なかなかステキなお店だ。店の名前のせいなのか、笑いっぱなしだったような気がする。
[福笑 (ふくわらい)]
渋谷区恵比寿南1-9-4 長谷川力ビル501 MAP
TEL:03-3713-5461
□ アスパラ でかい! (GRDIII)
□ 水茄子 (GRDIII)
□ 鬼豆腐 (GRDIII)
三時のおやつに、神田須田町「庄之助」のごま大福をいただいた。いい感じの塩加減と、餅に混ぜ込まれたゴマをプチッと噛んだときの風味がいい。
[庄之助和菓子店 (しょうのすけわがしてん)] HP
□ 淡雪かん ブルーベリーソース
「とゝや魚新」で焼魚定食。饒舌な大将、しゃべりたいことがたくさんあるようで、素材、手間などネタにあふれる。サイトを見ると、なんとミシュランの一つ星獲得なのだそうだ。
[赤坂 とゝや魚新 (ととやうおしん)]
港区赤坂5-1-34 MAP
TEL:03-3585-4701
□ 16種類の野菜のサラダ
子供の頃に食べられなかったものも大人になるにつれてほとんど克服でき、きらいだったものはむしろ好きになった。でもどうしてもダメなのがニンジンなのだ。いろんな人がいろんなニンジン、食べ方を勧めてくれたけれどムリ。それがどうしたことだろう、「アクアティコ」のサラダに入っているニンジンだけは食べられる。食べられるどころかオイシイじゃないか。自分が感じる苦手な風味が、このニンジンからは感じない。ようやく大人になれた気がするよ。
□ 手打ちショートパスタ 万願寺唐辛子 ラグーソース
□ はちみつ風味のパンナコッタ (スイカとイチジクのソース)
[aquatico (アクアティコ)]
港区赤坂2-8-12 MAP
TEL:03-3560-1806
今日は実に気持ちいい一日。あ、天気の話。
「Wakiya 一笑美茶楼」の明るいテラスで香りのいい凍頂烏龍茶を飲みながらランチ。ここの坦々麺は他とはちょっと違っていて、うかつに啜ると発作を起こしたように咳き込むほど辛い。前回の教訓を生かしてそーっと口に運ぶ。食後もしばしお茶でゆったり。
[Wakiya 一笑美茶楼 (ワキヤ イチエミチャロウ)]
港区赤坂6-11-10 MAP
TEL:03-5574-8861
□ 海鮮あんかけご飯 (クイックランチ:ハーフ&ハーフ)
□ 杏仁豆腐
□ チーズバーガー (チェダー)
かりに赤坂「同源楼」に入店しようとして、エレベーターの扉が開いた瞬間、あふれかえるようなウエイティング客で一歩も踏み出すことができなくても、がっかりする必要はない。そのまま4階のボタンを押して上がっていけば、落ち着いておいしいチーズバーガーが食べられる「GOLDIES」がある。夜はプロ野球、昼はMLBを放送しているスポーツバー。ここのハンバーガー、8mmぐらいの厚さにスライスされた生の玉葱がドーンッと入っていて、これが実に効く。
[GOLDIES (ゴールディーズ)]
港区赤坂3-18-8 4F (陳麻家の上階) MAP
TEL:03-3584-4544
□ トルコチャイ
二日連続でアクアティコに向かうも満員で、その隣にあるトルコ料理専門店「ASENA (アセナ)」の扉をおそるおそる開けてみた。天井からミラーボールが釣り下がり、夜はベリーダンスなのだろうか。トルコ料理は中華、フレンチと並んで世界三大料理といわれるのに、恥ずかしながらシシカバブとトルコアイス以外何も思い浮かばない。今日食べたランチがはたしてどのくらいターキッシュなものなのかはわからないけれど、とてもなじみやすい。そしてトルコパンがとてもおいしく、食感、風味、なかなかいい。
[トルコ料理専門店 アセナ]
港区赤坂2-8-13 MAP
TEL:03-6230-2239
□ トルコパン 外はパリッとして胡麻の香り 中はもっちり
□ 茄子のひき肉詰め
RiEさんのサイトで紹介されていた「aquatico (アクアティコ)」でランチ。食材重視で、野菜、魚、肉いずれも独自開拓のルートで仕入れているらしい。16種類もの野菜が盛り込まれたサラダ、香りが強く、ひとつひとつが味わい深い。ジェノベーゼソースのパスタもとても軽やかな食べ心地。もっといろんなものを試してみたい。
[aquatico (アクアティコ)]
港区赤坂2-8-12 MAP
TEL:03-3560-1806
□ 十六種類の野菜が盛り込まれたサラダ たっぷり
□ ガトーショコラ と ジェラート
赤坂中華の老舗「樓外樓飯店」でランチ。自分の注文した焼きそばは、栄林のものとよく似ていておいしい。驚いたのは、同僚のたのんだ「棒棒鶏冷麺」。モンサンミシェル状態なのだよ。澄んだスープの上に麺の島、蒸し鶏と味噌の楼閣と重ねられている。氷のように浮いているのは冬瓜。韓国冷麺にもインスパイアされているのだろうか。実にユニーク。
[赤坂 樓外樓飯店 (ろうがいろうはんてん)]
港区赤坂2-12-8 MAP
TEL:03-3585-1231
□ 超濃厚 タピオカココナッツ
□ ランチはどのメニューもパンチャン四種がやってくる
赤坂ランチ、どうも和洋中に偏ってしまって、たくさんある韓国料理が未開拓状態。しばらく意識的にこの領域を探索していこう。 ってことで、まずは「EIKO (エイコ)」で石焼ビビンバの定食。野菜たっぷり。浅煎りのごま油の風味がいい。
[韓国味工房赤坂 EIKO]
港区赤坂2-13-17 MAP
TEL:03-5549-9323
すごい噂。
"リコーはペンタックスKマウントベースのコンパクトカメラに取り組んでいる。Kマウントそのものなのか、マイクロフォーサーズアプローチで、Kマウントと同じ直径を維持したままフランジバックを短くし、アダプターを介して今までのKマウントレンズを使えるようにすると同時に「マイクロKマウント」という新たなシリーズを導入するというやり方なのかは不明。上市時期は年末年始あたり。"(この噂のソース)
やはり。
リコーがレンズ交換式コンパクトカメラを開発してるという噂は、「GR DITIGAL III」のガセ情報ではなく、新シリーズ導入の話だったようだ。しかも、ペンタックスKマウントときた。ペンタックスレンズを揃える身としては、かなりグラッとくる。もう、しばらく新しいカメラに関しては物欲が忍び込む隙間はないだろう、とタカくくっていたところに、ズドンと直球を投げ込まれた感じだ。(「何言ってんだか...」)
そもそもPENTAXは超薄型のレンズを揃えているのだから、このレンズの小ささを生かすことができるレンズ交換式コンパクトカメラを開発すべきだと期待していた。その期待にリコーが応えてくれるとは思わなかったなあ。とても楽しみだ。あとはどこまで「コンパクト」になるか、純粋にKマウントであってくれるのかが気になるところ。リコーパーソナルマルチメディアカンパニーの湯浅一弘プレジデントは、GR DIGITAL IIIの発表会で、レンズ交換式デジタルカメラについて触れており、「リコーの考えるコンパクトカメラの範疇であるGRやGXシリーズ程度の大きさにまとまり、かつ画質や操作性も成立するなら将来の方向性としては否定しない」とし、気軽に持ち運べるGRのような姿になるならば、より大きなイメージセンサーの搭載の可能性もあるとした。つまりここからわかることは、リコーが「GRなみの小ささであること」を何より大切に考えているということだ。すばらしい。
しかし、Kマウントのフランジバック(レンズマウント面から撮像素子までの距離)は45.46mm。つまり、純粋なKマウントではカメラボディの厚みは45.46mmより厚くなることとなる。あるいはレンズをつけたまま、撮影時にせり出す方式にする必要がある。なくはないけど、無理がある。するとやっぱりマイクロフォーサーズのようなアプローチなのかな。
□ Pentax-DA 2.8 40mm Limitedをキャップ付きでGRDIIIにのせてみた
さて、ここからはまったくの憶測。
PENTAXを買収したHOYAの鈴木CEOが先月ロイターの記者に語ったところによれば、「PENTAXのデジタルカメラ事業が単独で進めていくのに十分な規模を有しているいるとは思えない。長期的には他社とのなんらかの提携が必要になる(ニュースソース)」とずいぶんと率直なコメントを出していた。
二年前にPENTAXとHOYAの合併報道が出たときには、カメラ事業がサムソンに身売りされるのではないかと思ったりしたのだけれど、それに加え、リコーとのなんらかの提携もありうるのだろうか。たとえば、PENTAXのコンパクトカメラ事業。自社で開発を続けるのに十分な販売規模だろうか。レンズ等各種モジュールをRICOHに供給して、カメラは自社開発・生産せずリコーからOEM供給を受けるということはないだろうか。あるいは、今回噂となっているレンズ交換式コンパクトカメラも、RICOHからPENTAXにOEM提供し、PENTAXブランドのものも登場することだって十分ありえるのだけど、そういう関係にあるのだろうか。
まあ、新しいカメラも楽しみだけれど、事業の動向もたいへん気になるところ。
【追記】 結局、Kマウントというのはガセでしたね。
□ ペンタックスの薄型レンズ
□ から揚げ、煮魚二種、大根の煮付け盛り
夜によく行く「濱壹 (はまいち)」で初ランチ。夜もすごいけど、昼もすごかったー。まずご飯がそもそも鯛の炊き込みご飯。そして、おいしいお刺身が乱暴なまでにどっさり山積みされ、もうこれで十二分にお刺身定食が成立しているところにもってきて、さらに二種類の煮魚、とカレー風味のから揚げが盛られている。これで1000円なんだからね。3食分食べた感じだよ。
[濱壹 (はまいち)] →【移転 2010年7月1日】
【新店】 [旬菜 本多 (しゅんさい ほんだ)]
港区東麻布2-30-9 MAP
TEL:03-3584-5077
□ 鰻 牛蒡鍋
いやー、涼しい。ほんとうに夏はこのまま戻ってくる気がないのだろうか。せっかく大工事・新調した強力エアコンの出番がほとんどなかった。そんな涼しい初秋の夜に、青山の墓地横にある「き久ち」で会食。いつ行っても丁寧に造られた料理を手際よくだしてくれる。そして後半にたたみかけるように、がっつりとごはんになだれ込む。ご主人いわく、「食事をしたあとに小腹が空いて夜食を食べる、なんてことにしたくない」のだそうだ。
[き久ち]
港区西麻布2-17-17 MAP
TEL:03-6313-5599
□ 新イカ
□ 蒸し鮑
□ 長芋 梅肉
□ トマトの冷製スープ キューリがシャキシャキと
□ 鱧を山葵醤油で
□ 雲丹を生姜醤油で
□ 鴨茄子 すずきのから揚げ
□ のどぐろの幽庵焼き
□ 土鍋炊きごはん
□ マンゴージュース
最近はパンばかり食べています、ってわけではないけど、今日のお昼は遅ればせながら「ドミニク・サブロン」のランチボックス。オープン以来いつも行列だったのが、最近はようやく落ちついて、ランチボックスまで店頭販売するようになった。おいしい!特にパンがうまい。さらにこのランチボックス、3種類も入っていて、かなり満腹になってしまう。
[Le Boulanger Dominique SAIBRON (ル ブーランジェ ドミニク・サブロン)]
港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー別館 1F
TEL:03-5545-4515
□ かぼちゃ&さつまいものライフレークバンズサンド
□ エビのカスクルート