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昨晩のテレビ番組には驚いた。「猿の惑星」の猿のモデルが日本兵だというのだ。見ていた人も多いと思う。
私は、父親が「猿の惑星」好きで、封切りの時はもちろん、その後テレビの再放送を含めて何度も見てきた。原作者のピエール・ブール(仏)は戦前、植民地マレーシアのゴムのプランテーション農園主で、優雅な暮らしを送っていたらしい。しかし日本軍の侵攻で何もかも失い、その後イギリス軍に従軍して戦った挙句、日本軍の捕虜となり、強制労働を強いられた経験を持つ。その時の経験を元に書かれたのが「戦場にかける橋」。しかし、「猿の惑星」もこの時の体験を元に書かれたもので、「猿」とは日本兵のことなのだとういう。
映画のラストシーンでは、チャールトンヘストン扮するテイラーが自由の女神を見つけて膝を折り、砂浜に崩れ落ちて人間の愚かさを罵る。昨晩は私が膝を折って愕然とするほど驚いた。36年間もあの猿が日本兵のことだったことを知らなかったとは・・・。
亡くなった父親にも教えてあげたい。
はじめまして、kiyoteruと申します。ブログを検索していますと私とicydogさんとは勤務地が近いようで、親しみを覚えついつい閲覧してしまいました。
色々なことに関心をもたれているicydogさんのブログの中で意外というか、逆にああやっぱりなぁと思ったのは、文明論点な観点すなわちこの場合は黄禍論についてお父上やicydogさんがあまりご存じでない/なかったことについてでした・・・
ま、確かにこの映画が封切りされヒットされた時代では黄禍論はすでに忘れ去られた議論となっていました。映画評論誌においてもあまり議論されなかったような記憶もあります。従ってお父上もご存じなかったのは無理からぬことと思われます・・・
この映画は一般的には、人間の愚かさ、核戦争の恐怖そしてタイムパラドックス物の一種と受け取られたと思われます。もちろんそれはそれで間違いのないことですが、小説が書かれた背景を知っていると、さらに重層的な楽しみが増えます。
お互い、何事につけそのように知を楽しみたいものですね・・・
それでは
kiyoteruさん、はじめまして。
猿の惑星の書かれた背景を知ったときのショックは、まさに映画の結末のような心境でした。ずっとテイラーの立場で映画を見てましたが、猿側の立場からこの映画をみるとまた違った楽しみ方ができますね。
最近仕事でもこういう体験が多いような気がしています。一瞬にして全く逆の価値観でものごとが見えてくるようなことです。自分が歳とってきたせいなのか、世の中が変わってきたせいなのか。慣れ親しんできたモノの見方を変えることって、かなり強いインパクトが必要なんだなあと思うと同時に、モノを視る視点にもっと謙虚にならなければなあと反省しきりです。
現在、韓国に住んでいますが、先程テレビで猿の惑星の1作目がやっていたので、ついつい見てしまいました。2作目も見たくなりました。話しはわかっているんですけどね。あの人間のヒロインの女性は何て名前なんでしょうね?美しい!でも野生の人間なのになんであんなに綺麗なんでしょうね、化粧してるし…。あ、つまらないこと言ってすみません。いい映画ですね、1作目。
Posted by: j-mus : June 4, 2006 10:05 AMj-musさん、はじめまして。
二作目もかなり好きです。地下都市でのシーンでは、子供の頃映画館の椅子の上で金縛りにあった覚えがあります。