Su | Mo | Tu | We | Th | Fr | Sa |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 |
ヒッチコックの「鳥」という映画を知っているだろうか。女の子が一羽のカモメに頭をつつかれるところから始まったかと思えば、次から次へと大群の鳥が人間に襲いかかるという、それはそれは恐ろしい映画だ。小学生のころ3回ぐらい再映をみていたし、親も「鳥は人間の目を狙うからね」なんて脅すものだから、田舎でカラスの大群が電線に止まっている下をくぐるときは、五木ひろしのように目に力をこめて細め、チビリそうになりながら駆け抜けたものだ。
昨晩夜中、カミさんが急に「大きな蛾みたいなものがパタパタ飛んでいる!」といって寝室の常夜灯を点けた。生来、昆虫類がかなり苦手な自分は、這い蹲って寝室から抜け出そうとしたところ、カミさんにぴしゃりと扉を閉められ閉じ込められた。恐るおそる、天井を見上げると、オレンジ色に鈍く灯った明かりの下を大きな翼を広げて壁にぶつかることなく機敏に飛び回る影。こりゃ蛾なんかじゃないぞ。きっとコウモリってやつだぞ。どこからどのタイミングで家の中に進入してきたかは謎だが、それはどうみてもコウモリなのだ。カミさんは「なんとかしなさい!」となぜか命令口調。コウモリは哺乳類なんだけれど、そんなことは置いておいて、これはもうヒッチコックの「鳥」だ。カミさんに何か捕獲できそうなものを見つけてくるようにお願いしたところ、持ってきたのはスーパーのレジ袋だ。飛び疲れてマントにくるまって壁につかまっているところを、レジ袋を両手で広げて内股で近づき、意を決して押さえた。心拍数は170ぐらいに達していたんじゃないだろうか。全身汗まみれ。レジ袋の中でごそごそ動き回るコウモリ君を外で解放してあげた。いずれ、黒いマントを着てコウモリ傘を持った美人が恩返しに現れるかもしれない。ほんとうに怖かった。アドレナリン出まくって、しばらく眠りにつくことができなかった。しかし本当に怖くなったのはカミさんの言葉で、「そういえば三日ぐらい前から夜中にパタパタ音がしていた」だ。
都会のコウモリについて調べてみたところ、わが家の珍客は「アブラコウモリ」というやつで、住家性(家屋を棲家にする)、人の暮らしにとても近い存在なのだそうだ。東京都心にも多く生息し、数も増えているらしい。1.5cmの隙間があれば、家屋に侵入できるそうで、わが家へは間違って入ったというより、網戸のわずかな隙間を見つけてもぐりこんだと思われる。蚊を食べてくれるらしく、糞害以外は益獣だというんだけれど.....
こ、こわい~!!!
都心の家の中に、コウモリなんてことが、ありえるんですね!!
読んでるだけで、心拍数上がっちゃいましたよ。
蚊を食べてくれるありがたい存在だと言われても、コウモリっていうと、ヴァンパイアとの連想が強すぎて、気持ちわるい。
あの独特な翼の形も、目視で確認できるものなんですか?って思い出したくないですよね・・・
Posted by: kumisuke : July 28, 2009 06:06 PMこんばんは。
お疲れさまでした。
なんだかすごい経験をされたのですね。
読んでるこちらまで心拍数があがってしまいましたよ。
内股で・・・ってところ、クスって笑っちゃいました。
今日はゆっくり寝てください。
こんばんは!
コウモリ、案外いるみたいですね。
ここ広尾でもバタバタ飛んでるのを見て「今のコウモリだよ」と言われて初めて気が付いた、そんな普通さ加減です。
立川にも沢山いました、おうちに住んでるのは初めて聞きましたけども。
って、まだ住んでませんでしたね。
今夜23時、骨董通りから広尾へ帰る途中、坂道を下ると耳元で誰かがささやく声がしたと思ったら、パグが一人で私の肩の高さの壁に座って私に何か言っていました。
お墓の前だったので相当怖かったのですが、しゃべっていたと思ったのが犬だった事の方が何だかもっと怖かったです。
kumisukeさん、
こわいでしょう。
目に見えていることを、信じたくないと思いましたよ。
アブラコウモリ、ネットで画像検索してみてください。
かきちゃん、
昨晩も布団に入ってから、闇の中、目を凝らして気配をうかがってしまいました。
羽音も耳についてとれません。
RiEさん、
それ、一番心配していることです。我が家のどこかに住んでんじゃないか?って。
7月初旬が出産期なのだそうで、
まさか、あれはこの家で生まれたんじゃないだろうか、ってね。
いつも楽しく見ています。
そうですね、コウモリが家に入り込んだなんて、びっくりしますよね。私の住んでいるこのアメリカの田舎にもコウモリは沢山います。ただ都会と違ってこちらのコウモリは、夏の夕方釣りをしているとき、湖に発生する蚊を食べてくれるいわゆる益鳥ってやつなんです。特にこちらの蚊は大きくて衛生局も伝染病の心配をして薬品を散布するくらいなので、夕方湖面を飛び回るコウモリは、大変助かってます。それでコウモリが飛び回る頃が丁度釣れ始める頃なんです。会社の工場の搬送用出口にコウモリが飛び込んだことも幾度がありますけど、さすがに家の中では大変だったでしょう。
私事なんですが、今年の2月頃自宅の地下でごそごそ音がして何かなーって思って特に気にせずにしていたら、飼っている猫が地下に降りて、しばらくしたらリスを追っかけて居間で大追撃が始まりました。リスは野生のシマリスでどういうわけが地下に入り込んだようで、ところが家の猫は室内飼いで捕まえる方法を知らないのか、一緒に遊ぶ始末。で、リスを家で飼う訳にはいかないので捕まえようと思ったら、リスって飛ぶんですよ。タンスから本棚へムササビのように。で結局あきらめてしばらくしたら、別の寝室で飼い猫がリスの横でスヤスヤ寝てるのを発見、で、そーっとリスを拾い上げて外へ出しました。
長くなってすいません、私のリス体験でした。
ちっぴいさん、こんにちは。
まるでトムとジェリーみたいですね。
まあ、リスが入ってきても家の中は大騒ぎになっていましたね。
コウモリほどビビリまくることはなかったかもしれませんが。
なんとなくかわいいからですかね。
珍客に備えて、虫網でも用意しておこうと思います。
Posted by: icydog : July 30, 2009 10:14 PMコウモリは山ほどいるみたいですが、家の中にまで入ってくるのはめずらしいですね。
先日、花火大会で暗くなるのを待っていたら、川のやぶの上を何百というコウモリが飛んでいましたが、みんな鳥だと思っているんですかね~。ひとりで「すごいコウモリの数だ~」ってわめていていました。
近くで見たくないです(×_×)
Posted by: きさらぎぽち : August 6, 2009 08:19 AMきさらぎぽちさん、コメントありがとうございます。
リスはかわいい、ネズミは怖い。
鈴虫は風流、ゴキブリは油まみれ。
ハトは平和、コウモリは悪。
ちょっとしたことで、ずいぶんと宿命が違うものですよね。
未だに暗い寝室に入るときは、天井を確認してから入りますぅ。