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「太陽の沈まぬ日々」の考察が興味深くて、全巻衝動買いしてしまった「へうげもの」(ヒョウゲモノと発音)。おもしろい。積み上げられたコミック本を見て、息子も娘も「これが大人買いってやつか」と同じ感想をもらし、さらにちょっとそこには咎めるようなニュアンスも含まれていた。別にいーじゃないか。
「へうげもの」は古田織部(ふるたおりべ)にスポットをあてて描かれた戦国時代コミック。焼き物の織部は誰もが知るところだろうけれど、武将としての存在はまったく知らぬところ。「太陽の沈まぬ日々」の考察でひきつけられたのは、政治の支配者が、世の中の美意識もコントロールする必要があったのではないかという視点。ハッとさせられた。政治は力とルールで秩序を作っていくものだとすれば、美の価値観というのは人のこころを捉えてそれを共有するもの同志の結びつきを強くしていくもの。利休や織部のような茶人が自分のオリジナルな美の探求にとどまらず、その作り上げた美の価値観が多くの人のこころをひきつける力を持っていたために、時の支配者にうまく利用されたり、時には政治的秩序を壊すものとして疎んじられたりしたのかもしれない。第九巻も予約しなきゃ。
投稿者 icydog : July 9, 2009 11:40 PM | トラックバックここ数日、ブログアクセス数が増えたのは何故かしら、
宝塚のこととか書いたからかしらなどと思ってましたが、謎が解けた!!
そして、icydogさんに、考察をお褒めいただき、恐縮です^^
しばらくは、織部の世界にどっぷりハマっちゃって下さいね!
Posted by: kumisuke : July 14, 2009 05:39 PMICYDOGさん、こんばんは。
「へうげもの」私も読んでみます。面白うそう。
今日は食べ物のことではなかったので
あらあら~こういうことも書かれていたんだぁ~と
「Book or disk」を見てみました。こちらも興味深かったです。
村上春樹とゴッドファーザーは改めて読んでみよう、観てみようと思いました。なんだろう・・・初恋の人に会ったような・・・ときめきを感じ胸がキュンキュンしています。あっ、村上春樹とアル・パチーノに対してですよ・・・。
kumisukeさん、こんにちは。
おかげさまで、とてもおもしろかったです(まだまだ続きますが)。
ときどき発せられる利休のことばにドキッとさせられますね。
これから1巻ずつしか追読できないのがまどろっこしいです。
かきちゃんさん、こんにちは。
決して食べ物ブログではない(つもり)なのですが、
いつのまにかこんなんなっちゃってます。
読んでいただいている方にとっては、食べ物以外まったく期待されていないようです。